織音 歌のお姉さん

織音(おりおん)の活動。大好きな音楽のブログです。

自己肯定感

2015年03月29日 20時07分25秒 | 日記

今日の明橋先生の講演会で何度も出てきた言葉です。

 

明橋先生の経験から

精神疾患などの病になられる方は子どもの時にいじめられたり、

自己肯定感をあまり感じないで育った方が統計的に多いというお話がありました。

だからこそ、子どもの時には親から愛される事から育まれる自己肯定感が大切だそうです。

 

講演後の質問の中から

「親である自分が自己肯定感を持たずに子育てをしてる気がする。

そんな私が自ら自己肯定感を持つにどんな方法があるか?」

という質問がありました。

この質問は明橋先生の講演会の質疑応答で一番多く出る質問だそうです。

 

 

 

講演会が終わってスマイリーゆりえさんと雑談しているときに

「ともこさんってめちゃくちゃ自己肯定感あるよね」

と言われました。

「そうなの~めちゃくちゃ持ってて夫に『もっと謙虚になれ』って言われるし~」

と笑っちゃいました。

 

でも、両親から愛されて大人になった私でも自己肯定感喪失になった時があります。

 

それは結婚でした。

核家庭で育った私が嫁いだ先はおじいちゃん、おばあちゃん、おとうさん、おかあさん、そして妹さんが勢ぞろいする

大大家族だったんです。

そしてすぐに妊娠して子育てがプラスされました。

それはもう精神的にも体力的にもめちゃくちゃでした。

 

結婚ってこんなものなのか?

思い描いていた甘い新婚生活。

現実は全く違っていましたね。

私は女中をしにここに嫁いできたのか?そんな気持ちになってしまいました。

いきなり7人分の食事を作らないといけないし(それまでOLだったし)

子育てをしながら、祖父母の面倒をみる毎日。

お母さんと妹さんが仲良く話をしていると

実家の母を思い出し、家族になりきれなくて自分だけ孤立感を感じちゃう。

新しい環境に馴染めないまま、妊娠し、子育ても重くのしかかり、かなりストレスがかかっていたんでしょうね。

 

がんばって泣かないように!と自分に言い聞かせていないと涙がこぼれるんですよ。

人間の脳は常に泣けという指令を出していて

「泣かないように」という信号を脳に送っているからこそ、

泣かないで生きる事ができるんだなってその時は本気で思いました。

 

朝・昼・晩といつも決まった時間に食卓につく祖父母のために料理、

それが毎日時間ぴったりに着席されるんですよね(笑)

ご高齢だから日々の楽しみはテレビと食べる事ですから仕方ありません。

子どもが寝ている間は休めず、その時間は掃除、洗濯、家の仕事やをするだけ。

ずーーーっと家にいて常に動き回ってる。

たまに子どもと一緒に散歩に出かけて家に帰ってくると

おばあちゃんが嫁いだ娘さんに電話をしている声が聞こえてきました。

「今時の若い嫁は、家にちっともいない。子どもと外に遊びに行ってしまう」

 

 

え?子供と一緒に公園に出るのもだめなの?

 

 

自分の意思を持って生きる事はいけないのかと嘆きました。

きっと時代だったんでしょうね。

明治・大正生まれの祖父母の時代は男女共同参画なんて言葉はなくて

女性は家で子育て、家事をするのが当たり前だった時代だったから。

そんな価値観で若い私を見ればさぞかし宇宙人な嫁に映ったことでしょう。

常に神経質で育てたせいか、長男はよく病気になり入院をしました。

母乳がでなくて悩んでいたときに追い討ちをかけるように祖母が

「こんなに病気する子は見た事がない、きっと母乳でなくてミルクで育ててるからじゃないか」

このときは号泣しました

 

涙が止まらなくって私、頭がおかしくなったんだと思い夫に

「精神科に連れていってほしい」

と懇願しましたが

「自分でおかしいと思っているうちは大丈夫だよ」

と励まされ?そのままの暮らしを続けていました。

そんなとき、このままでは本当に自分は何かにやられてしまう!と危機を感じたんです。

 

そしてある方法を思いつきました。

「自分を褒めよう!」

 

それから必死に自分を褒めました。

 

顔を洗って鏡で自分の顔を見ながら

 

「ほんとえらいね~いつもがんばってるわ~」

自分の名前を言いながら思いっきり自分を励ましました。

ナルシストみたいですけど、主婦業って誰も褒めてくれないんですもの。

自分で褒めるしかない!

1日何回も鏡を見て声を出して励ましてました。

もちろん実家の母にも泣きながら電話したときもあります。

心配ばかりかける親不孝な娘だとわかっていても、やっぱり母は味方だよっていう安心感が欲しかったから。

 

「あなたは間違ってない。今は理解してもらえないかもしれないけど、

いつかあなたのよさが家族のみんなにわかってもらえるときがくるから

その日までがんばりなさい」

自分のいたらない部分は話さない不出来な私をいつも母は肯定してくれました。

 

それから10年が経過し、祖父母を見送り、私の生活も少しづつ変わってきました。

不思議ですね

 がんばって乗り越えてよかったなって思います。

 

もし、今このブログを読んでみえる方で子育てストレスや、つらい現実で自己肯定力が失いそうな方がいたら

是非、自分を褒めてみてください。

誰もいない部屋で鏡を見て

「めっちゃすごいじゃん自分!なかなかいないぞ!こんながんばりやさん」

そう声にだして言ってみてください。

私なんかどんどんエスカレートして

 

「ここで務まる嫁がいるなら連れてこ~い!」

褒めるどころか誰かに向かって暴言吐いていましたね(笑)

でもいいんですよ。

誰にも迷惑かけず、お金もかけず、自分を褒めて自己肯定力をアップさせれるんですから(笑)

あっ!時々、一人で留守番の時、お寿司をスーパーで買ってこっそり食べたことがあります。

ええい!特上を食べてやるぞ!と意気込んでスーパーに行ったのに

いざ目の前の価格を見たら躊躇して並を買ってましたが

 

 

自分を愛せない人は他人を愛せない。

優しくされた事のない人は人に優しく出来ない。

人は優しくされた経験があるからこそ、人に優しくなれる。

だからこそ、自己肯定感は大切。

 

そう先生がおっしゃっていました。

 

今までたくさんの人から親切にしていただいたり、

家族から愛されて育ってきたと思うので

何か私がさせてもらえることがあればさせていただきたいなと思っています。

 

 

 

さっきの質問の答えですが

 

「友達に頼んで褒めてもらいましょう」

だったかな?やはり自分を褒める事が良いんですって。

 

 

健康な心の土台は自己肯定感!

相手の良い所を見つけて、

日々の暮らしの中で「ありがとう」をたくさん言い合って

楽しく元気に生きていきましょう!!

そして自己肯定力が足りなくなってきたと思ったら自分に言葉のご褒美やプレゼントをあげてくださいね~。

がんばってるね!子育てママさん

織音はこれからもがんばってる子育てママさんとお子さんに音のプレゼントをしたいなって思います♪


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