出直し・・・

年末から危篤の状態だった実家の祖母が先ほど亡くなりました。

９３歳でした。

この年齢なら大往生だよね。

どんな人にも寿命はあるから、

一日一日を後悔しないようにしなきゃね。

元旦に顔を見にいってきた時も意識はなく、

子供と一緒に自分の名前を祖母の耳もとで言いました。

何も答えはなかったけど・・・








「いつかはお母さんもあんな風になってしまうからね。

あなた達兄弟仲良くしてよ。

それがお母さんの一番の願い」




車の中で子供達に言った言葉。

ふざけあっていて、心に残っていないかな？



これは言葉にはしない私の気持ち。


「あなた達には財産は残してあげれないけど、

形には残らない、すばらしい物を身につけさせてあげたい。」


このすばらしい物とは、その子その子で違うけど、

生まれ持った才能は１人１人違うから

その子に合った、身の丈の物をみにつけさせてあげたいな～。



何も反応しなかった祖母を見て

自分の事を自分で出来る、人のお世話が出来る健康な体を持っているって

ありがたい事なんだなっって思いました。

普段は決して感じる事が出来ないけど、

動けるって幸せな事だな～。

自分の意志で歩いたり、笑ったり出来るって、当たり前だけど

本当は当たり前じゃないのかもしれないね。

指が動くからエレクトーンが弾けるし、

楽しいって感じるから演奏してても心が弾んでくるもん。


おばあちゃん。今までありがとう。

おばあちゃんがいたから、私はここに生きています。

ありがとう。