今日はある一枚のアルバムをご紹介します。
どんなCDかというと・・・
う~ん。
ごめんなさい。CDアルバムジャケットから抜粋します。
知人から一枚のCDを受け取った。それは天野の自主制作CDだった。
2~3曲聴いてるうちに、このヴァイオリニストに会ってみたくなった。
数日後、待ち合わせの喫茶店にやってきたのは音から感じた彫りの
深い顔立ちの中年女性だった。
話の細かな内容よりも、長年自分の中にある悶々とした気持ちを
とにかくぶつけたい、そんな想いやパワーがひしひしと伝わってきた。
その日はそれで別れたが、数日後またまたある知人から
関西の女性アコーディニストのライブテープを受け取った。
聴いてみるとなかなかの演奏である。
作曲もするらしい。
写真を見てみると、黒いつばひろ帽子に黒いマントの様な服に
アコーディオンを抱えてる。しかも原っぱで、ちょっと危ない感じ。
でもそのときふと、例のヴァイオリニストの事を思い出した。
すぐにそのアコーディニストに電話をして東京に来るように伝えた。
いよいよその日、写真の通りの奴らが来たら15分で
帰らせようと心に決めていたが、幸いうるさいだけの普通の奴だった。
スタジオで2人を引き合わせ、いきなりのセッション。
2人が共通して出来る曲という事で「チャールダーシュ」と
「黒い瞳」の2曲をやらせた。
かっこいい、まるでロックだ。
ヴァイオリンとアコーディオンだけでこんなに迫力が出るのか、
そこで聴いていたスタッフ全員が驚いた。
2人がこてこてのおばちゃんだと言うことを忘れていた。
本人達も意気投合。
天野と後藤という2人のパワフルなおばちゃんから出えうエネルギーが
充満している。音楽とは演奏しているその人自身であり、生き物であると
感じさせられる。
世の中には色々な演奏家がいる。
数々の賞を持っていたり、国際的に名の通っている人もいれば、
若くて魅力的なアイドル性やスター性を生まれながらに持った人もいる。
TENGOはそのどちらでもない。でもこんな2人がいても良いのではないかと思う。
最後に一言。TENGOは笑う時、体を前後に動かしながら
手を叩いて笑う。
「必殺おばちゃん笑い」である。
(プロデューサーの独り言より引用しました。)
TENGOの「kiss of fire」のアルバム曲を聴いて、
まさに上のコメントと同感。
この激しいパワーがタンゴにぴったり合って情熱的な雰囲気を醸し出す。
演奏を聴くとこの2人の人柄や人生が出るんだなって強く思いました。
アコーディオンの後藤さんは
小学校の音楽講師だったんですが、ある時、もっと自分には広い世界が
あるんじゃないか?と思い、
職も捨て、夫も捨て(これがすごいけど・・・)
アコーディオンをかついで外国へ。
帰国後、この経験を活かしていざ!日本で!と思ったら
阪神大震災で自宅が全焼。
なんともまあかわいそうな・・・
でも前向きのバイタリティあふれるパワーで全国各地で1人で演奏したり
ミュージシャンとセッションしたりして、そしてこの天野さんと出会ったそうです。
天野さんの方は音楽大学を出ているものの、クラシックには馴染めなくて
派手で浮いていたらしいです。
ジプシー音楽に目覚めて至るところで演奏。
子供達がぞろぞろついてきたりしてブレーメンの音楽隊みたいな
感じだったそうですよ。
お孫さんがいるとは思えないです。
今日このアルバムに出会えてよかった。
正月明けのダラダラ感がふっとびました。
音楽に関わる皆さんもそのお子さんも
そして私も・・・
世界にたったひとつしかない自分の演奏を大切に、
自分の声を、自分の音を愛して
楽しんで行きましょうね
どんなCDかというと・・・
う~ん。
ごめんなさい。CDアルバムジャケットから抜粋します。
知人から一枚のCDを受け取った。それは天野の自主制作CDだった。
2~3曲聴いてるうちに、このヴァイオリニストに会ってみたくなった。
数日後、待ち合わせの喫茶店にやってきたのは音から感じた彫りの
深い顔立ちの中年女性だった。
話の細かな内容よりも、長年自分の中にある悶々とした気持ちを
とにかくぶつけたい、そんな想いやパワーがひしひしと伝わってきた。
その日はそれで別れたが、数日後またまたある知人から
関西の女性アコーディニストのライブテープを受け取った。
聴いてみるとなかなかの演奏である。
作曲もするらしい。
写真を見てみると、黒いつばひろ帽子に黒いマントの様な服に
アコーディオンを抱えてる。しかも原っぱで、ちょっと危ない感じ。
でもそのときふと、例のヴァイオリニストの事を思い出した。
すぐにそのアコーディニストに電話をして東京に来るように伝えた。
いよいよその日、写真の通りの奴らが来たら15分で
帰らせようと心に決めていたが、幸いうるさいだけの普通の奴だった。
スタジオで2人を引き合わせ、いきなりのセッション。
2人が共通して出来る曲という事で「チャールダーシュ」と
「黒い瞳」の2曲をやらせた。
かっこいい、まるでロックだ。
ヴァイオリンとアコーディオンだけでこんなに迫力が出るのか、
そこで聴いていたスタッフ全員が驚いた。
2人がこてこてのおばちゃんだと言うことを忘れていた。
本人達も意気投合。
天野と後藤という2人のパワフルなおばちゃんから出えうエネルギーが
充満している。音楽とは演奏しているその人自身であり、生き物であると
感じさせられる。
世の中には色々な演奏家がいる。
数々の賞を持っていたり、国際的に名の通っている人もいれば、
若くて魅力的なアイドル性やスター性を生まれながらに持った人もいる。
TENGOはそのどちらでもない。でもこんな2人がいても良いのではないかと思う。
最後に一言。TENGOは笑う時、体を前後に動かしながら
手を叩いて笑う。
「必殺おばちゃん笑い」である。
(プロデューサーの独り言より引用しました。)
TENGOの「kiss of fire」のアルバム曲を聴いて、
まさに上のコメントと同感。
この激しいパワーがタンゴにぴったり合って情熱的な雰囲気を醸し出す。
演奏を聴くとこの2人の人柄や人生が出るんだなって強く思いました。
アコーディオンの後藤さんは
小学校の音楽講師だったんですが、ある時、もっと自分には広い世界が
あるんじゃないか?と思い、
職も捨て、夫も捨て(これがすごいけど・・・)
アコーディオンをかついで外国へ。
帰国後、この経験を活かしていざ!日本で!と思ったら
阪神大震災で自宅が全焼。
なんともまあかわいそうな・・・
でも前向きのバイタリティあふれるパワーで全国各地で1人で演奏したり
ミュージシャンとセッションしたりして、そしてこの天野さんと出会ったそうです。
天野さんの方は音楽大学を出ているものの、クラシックには馴染めなくて
派手で浮いていたらしいです。
ジプシー音楽に目覚めて至るところで演奏。
子供達がぞろぞろついてきたりしてブレーメンの音楽隊みたいな
感じだったそうですよ。
お孫さんがいるとは思えないです。
今日このアルバムに出会えてよかった。
正月明けのダラダラ感がふっとびました。
音楽に関わる皆さんもそのお子さんも
そして私も・・・
世界にたったひとつしかない自分の演奏を大切に、
自分の声を、自分の音を愛して
楽しんで行きましょうね