織音 歌のお姉さん

織音(おりおん)の活動。大好きな音楽のブログです。

約束

2009年11月07日 19時33分03秒 | 日記
今日は中学の文化祭でした。

その事を日記に書こうと思ったんですが、もっともっと感動した事があったので

そっちを書きますね。

私が所属してる中学のPTA合唱団の歌唱指導の先生の演奏会が3時からありました。

文化祭、息子の出番が3時50分に終わり、その足でダッシュで文化会館へ


もう先生の歌は始まっていたけど、一曲でもいいから聞きたかったんです。


マイクなしでもすごい声量ですばらしかったです。

とっておきは最後の歌。「約束」という曲です。

高音もなんてはっきりと歌詞を言葉にして歌えるんでしょう。

それも感情がしっかりとこっちにまで伝わってきました。

そして気がつくと私のほほをつたう物。

涙でした

歌詞をもう一度読みたいと思ったので調べてみました。


「約束」前田憲男作曲 藤田敏雄作詞

その日 ぼくが石けりしてるとパパが家から出てきていった
「坊や いそいで帰ってくるんだママがお前に会いたいそうだよ」
ぼくはパパに小声で尋ねた
「そいじゃ ママはもう死んじゃうの?」
するとパパは静かにいった
「そうだ坊や ママは死ぬんだ。だけど坊や 泣くんじゃないぞ
みんな誰でもいつかは死ぬんだ。坊やわかるな お前は男だ
歯をくいしばり 耐えて行くんだ。どんなときでも弱音を吐くな
男らしくやるんだぞ頼むぞ。いいか坊や 約束してくれ」
ぼくはパパに約束した


ぼくが走って帰るとママは白い顔してベッドに寝てたが
ぼくに やさしく笑ってみせた
「坊や 元気で大きくなるのよ」
ぼくもママに笑ってみせた。だけどぼくは見たんだ そのとき
ママの瞳にうかんだ涙を。ママは ママは泣いているんだ
そうさ ママは考えているんだ。ぼくのことを心配してんだ
自分が死ぬということよりもぼくのことだけを考えているんだ
ぼくは思わず神に祈った
「どうかママを助けておくれよ。ママが死んだら ぼくも死んじゃう
どうかママを殺さないでよ。どうか神さま お願い 神さま
どんなことでも ぼくはするから。夜ねる前に歯をみがくから。ごはんの前に手も洗うから」

だけどママはその夜おそくそっと淋しくこの世を去った
ずっとぼくの手をにぎりしめ涙うかべて この世を去った
ムリさムリだよ 泣くなっていったってダメだ そんなの そんなの絶対ダメだよ
だって だってママが死んだんだ。ぼくは泣いた やっぱり泣いた ママ!

だけどぼくは ぼくは男さ
そのあくる年 あの戦争でパパが死んだと聞いたときは
ぼくはそのとき涙をこらえた。

ぼくはそのとき約束をまもった




もし自分があと何日かの命の運命ならば、私も自分の心配よりも子供達の心配をするだろうと思う。

そんな気持ちが先生の歌う姿、そして自分のイメージと重なって、じわじわと

涙が出てきました。


音楽ってすごいな。

こんなにも人のこころをゆさぶっちゃうんだもん。

先生、ありがとうとうございます。

見にいってよかったです。

明日は先生の指揮をじっと見つめてアンジェラアキの「手紙」を歌います。