毎年1~2回素朴な秘湯を訪ねて一人旅を行っていますが、今回は福島県の西会津に位置する
河沼郡柳津町にある西山温泉の老沢温泉旅館に泊まりました。当日は快晴、気持のいい運転が出来て遠くの
雪に覆われた峰々もくっきりと見ることが出来ました。
会津磐梯山も銀色に輝いています。もうすぐのインターを下りて、6~7キロ進むと目的地のひとつ
柳津町の有名な福満虚空蔵菩薩、円蔵寺に到着です。
円蔵寺は臨済宗の寺で日本三虚空蔵尊のひとつ、1200年前に開創されたと記してありました。
広い構内を1時間ほど散策して、まっすぐ西山温泉へ。
こんな田舎の温泉という感じですが私は好きですね。旅館は5軒ほど、どの宿のお風呂もユニークな
ものばかりです。(他の1か所は少し離れていて公共の日帰り&宿泊施設)
旅館は点々としていて少ない民家にも温泉が引いてあるとのことでした。
今夜泊まる老沢(おいさわ)温泉旅館は明治の建物ですが一部補強改装されています。部屋の
天井には昔泊まった旅人の住所や名前が墨で落書きされていましたが殆ど読み取れません。
ここでもカメ〇〇くんの歓迎を受けました。情緒大いに有りでいやという事はないですね。
廊下も明治の風情が。で、お風呂はというと。
温泉の風呂はこの階段を下りて行きます。最初はわくわくしながら下りて行きました。
お風呂は3つ、熱い・普通・普通といった感じ。でも朝は超熱い・熱い・普通でした。湯治客が一人と
私だけだったので常時貸切状態でのんびり入れました。ちなみにここは混浴になります。
西山温泉には3か所の温泉神社が祀られていて随一ひとつはこの浴室内にある由緒あるお風呂なのです。
他の2か所は屋外の神社です。
風呂場からの眺めです。
いかにも秘湯の宿の夕食。ここは馬肉(左上のおかず)の有名なところ、特に隣りの坂下町(ばんげ)が有名。
2日目、朝風呂・朝食・風呂に入ってゆっくり宿を出ました。
宿から数キロの所には東北電力、柳津西山地熱発電所(30000kw)があるのでPR館を見学して帰路に付きました。
この辺はイノシシの被害が甚大で田んぼを放棄する農家もあるとの事、なんとかしないと、
と途中で会った農家の方が言ってました。大変だな~。
帰路はまだ雪に覆われた飯豊連峰を眺めながら喜多方市、米沢市、福島市経由で夕方無事秘湯を
訪ねる旅を終えることが出来ました。
鳥の事:今回は鳥の写真はありませんが、朝5時に起きて鳥探しをしました。普通に見られたのがなんと
キセキレイ。本当に多かったので驚きです。ハクセキレイは1度だけで少なかった。またスズメを見なかったので
宿の方に聞いてみたら、ここではめったに出会えないとの事でしたので。2度ビックリ!
2羽のサシバを観察出来たことはラッキーでした。
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