大空にトンビ

ぶらぶら人生

3度目の飛島探鳥の旅は!。

2018-05-01 20:52:54 | 探鳥会

今回で5年ぶりとなる山形県酒田市に属する野鳥と釣りの島、飛島へ鳥仲間計4人で珍鳥

探しに出かけました。飛島は酒田港より39Km周囲10.2kmの小さな島ですが春と秋は

野鳥ファン、夏場は釣り客や海水浴の客で賑わう島です。

今回は出かける前日から雨となり初日飛島行きの船の出も3時間遅れになってしまいましたが

欠航しないで本当に良かったです。1時間45分航海を楽しんで13:45やっと勝浦港に到着です。

230人乗りの飛島丸、前回の赤い色からブルーに変わっていました。

この島も猫ちゃん多く見かけましたが船を降りると4匹が歓迎してくれました。

最初に来た時も泊まった旅館「おばこ」さんに2日間お世話になりました。料理も美味しかったよ。

島に着いても少し雨模様だったので先ずは傘持参で散策をしました。海側と家1軒挟んだ反対側に

ある通りは少し狭いです。  2日目は雨もやんだので1日中歩きまくりました。

一歩海岸より足を踏み入れるとタブノキやツバキなどで覆われた原生林が続いています。

海岸通から島の中央を通る道へは歩きの場合は階段を上らないと行けないのでお年寄りの

人は大変な苦労でしょう。畑などはこの上にある道の両脇に少しあるのみです。

上へ行くには必ずこんな感じの10か所ほどあるひなん路から入って行きます。

しばらく歩いて反対側の海岸に着きました。どこかに海鳥はいないかな。

 

小中学校の上にある丘より島の東側を望んでいます。ちなみに生徒数は数名と聞きました。

そう言えば3日間の滞在中一度も子供に会ってないな。寂しいかぎりです。

面白いものを見つけました。

 

島内に飲み水確保のための小さなダムが数か所にあるのですが、その内の一つのダム池にウミネコが

入れ替わり立ち替わり入って来ては水浴びをしたあと再び海に戻っていました。そこでひとつのルールを発見!

海からダム池に行く者は上部を、帰って行く者は下の方を必ず飛んで帰っているのです。上と下の距離は2~3m

ほどしかありませんがそうすることによって衝突を防いでいるのです。実に賢いものです。

ウミネコの社会にもちゃんとしたルールがあるのですね。

ヤギさんとの出会い。

おいしいねと笑って食べてくれました。

たぶん島で1頭の家畜のヤギがいて長~いロープに繋がれていました。イタドリの葉を持っていくと

とても喜んで食べてくれたので随一のお友達になった気分です。なにせ私は中学校までは家のヤギ係でしたから。

2日目と帰りの3日目は雨もなく珍鳥には巡り合わなかったもののそれなりの成果はあったので満足のいく

飛島旅行になりました。今回観察の鳥は。

 

 アオジ。黄緑色がきれいな鳥、何度か見かけました。 イソヒヨドリ♂、海辺に多かったです。美声の持ち主。

 

 コサメビタキ。目がとても素敵な小鳥です。    キビタキ、声も姿もとてもきれい。結構いました。

 

 オオルリ、これも美声でブルーの体が凄く鮮やかです。よく見かけました。    ルリビタキの♀か。

 

 アトリ、かなりの数で入っているようです。  カラスバトは今回の極め付き。かなり高いところで鳴いていました。

                       声はすれども姿は見えず。撮影成功は夢物語級かも。

 

メジロもたくさん花の蜜を求めて群がっています。      海上ではオオミズナギドリが多かった。

コマドリのヒンカララとさえずる鳴声はとても澄んでいて、いつまで聞いていても飽きませんでしたが写真

に残すことは叶いませんでした。その他カラスやスズメも含めて全部で52種類を確認(声だけも入れて)

出来たのでやはり飛島は鳥の島であることが証明出来ると思います。次回に行くとすれば秋の渡りの時に

また行ってみたいと思いました。