「首都圏(東京都、神奈川、千葉、埼玉各県)に住む福岡都市圏出身者の半数以上がUターンを希望していることが、電通九州の調べで分かった。仕事さえ見つかれば福岡に帰りたいという傾向が目立ち、地元愛の強さをうかがわせる。」そうです。問題は<仕事>があるのかですね!
各市町村では地元への移住促進の活動が活発です。
最近、注目されるのは、「福岡市東区・志賀島を福岡県産ブランドであるイチゴ<あまおう>の生産地として活性化させようと、JA福岡市東部」が取り組まれている事業です。「来年4月、新規就農希望者を対象とした研修事業」を始められるそうです。
<苺・あまおう>は子どもも大好き、ケーキ作りに欠かせない苺のクイーンです。国内だけでなく海外への輸出でも人気の福岡が誇る果物です。
志賀島の「<あまおう>農家は約20人。全国的な課題である《担い手の高齢化》などで、約15年前に比べ約10人減った」事情があります。
研修事業は「あまおう栽培を指導した後、島で就農してもらう取り組み」で「1期生となる研修生2人程度を募集」されています。
すでに研修施設も完成しているそうです。「1年間の研修は無料。島であまおうを栽培する農家らの指導や座学を受けながら、現地のビニールハウスでの実習を行う。研修生はおおむね45歳までで、終了後は島に居住、あまおう農家として就農することなどが条件。同JAが遊休ハウスをあっせんし就農を支援する」そうです。
「志賀島は冬も比較的温暖でハウスをボイラーで暖める必要がなく、甘さの深いあまおうを作れる。優れた担い手を増やしたい」と組合長の石川さんが話されています。
志賀島は<島>ですが、<海の中道>という長い砂洲の路で西戸崎ともつながっていて、橋もあり車で行けます。ドライブ、サイクリングに人気のコースです。公共交通機関としては西鉄バス、福岡市渡船があり、西戸崎まではJRも通ってます。西戸崎には「国営・海の中道公園」「水族館」等があります。
問い合わせ先:JA福岡市東部☎092-621-4696
(下㊤:2017年12月6日西日本新聞・斉田康隆「福岡出身者は地元♡首都圏在住、Uターン希望過半数 電通九州調査」 下㊦:2017年12月13日西日本新聞・西山忠宏「福岡・志賀島で<あまおう>作ろう 研修生2人募集 JA福岡市東部が新事業 来春開始」より)