廃材活用～水素製造撤退

１０月１５日、新出光（福岡市）が大牟田市に建設していた水素製造の商用プラント事業から撤退すると発表しました。当初計画では、建築廃材等の木質チップを熱分解してガス化し、高純度の水素を製造するものでしたが、「水素製造時に生じる不純物の除去がうまくいかず、試験運転の段階で計画は停滞。水素を販売できず、９月末で施設を閉鎖した」とのことです。この「事業は、新出光や大牟田市などでつくる福岡バイオ水素協議会が、農林水産省に補助を申請。１０年２月に採択され、設備投資額約２１億円のうち約１５億円が国の補助賄われた。」とのことです。夢ははかなく水素と消え、お金は湯水のごとく～ということでしょうか？技術的にもクリアできる何かが発明されるきっかけもないのでしょうか？このままではガッカリですね。（下:２０１５年１０月１６日西日本新聞-吉田修平「新出光　水素製造撤退　１１年完成　廃材活用　実用化至らず」よr）

<妖怪ウォッチ>の日野さん～福岡市文化賞受賞

１０月６日、福岡市は文化賞と市民活動功労賞を発表しました。
文化賞受賞は漫画家・うえやまとちさん(福津市)とゲームクリエイター・日野晃博さん、市民文化活動功労賞の受賞は講談師・神田紅さんです。
大牟田出身日野さんの功績についてみますと、<妖怪ウォッチ>開発にとどまらず、「福岡をゲームの集積地にするため２００４年に設立された任意団体《ＧＦＦ》の会長を務めるなどメディア芸術の向上と発展に貢献した」ことが評価されています。漫画家のうえやまとちさんは「クッキングパパ」で有名な方です。男の料理の豪快さ、気配りに感心するお料理がいっぱい～ささっと作ってくれる頼もしいパパさん～漫画にホームドラマと新しい男主人公が生まれました。神田紅さんの講談を聞いたことがあります。名調子！福岡市拠点のサイバー大学・講師もされていましたが、福岡に講談教室を開講したり福岡ゆかりの人物を取り上げた創作講談会も開かれていたとのこと。東京から福岡に通っての活躍です。皆様おめでとうございます！