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スカイレールサービス

2012-09-09 14:35:32 | 旅行

8月31日の夜から高速道路を走り、9月1日の早朝、瀬野駅前に着いた。目的はスカイレールサービスの乗り潰しである。

休日ダイヤの初電は7:00と遅い寝覚めである。JR山陽本線の瀬野駅とスカイレールサービスのみどり口駅は共に橋上駅舎でつながった形をしていた。

自動券売機で150円の切符を買い、自動改札機に差し込むと呑み込まれたまま出てこない。いや、出てこないのではなく、乗車駅で切符は回収され、下車するときは無改札なのである。

時間になると懸垂式のゴンドラのドアが自動で閉まり、無人運転でゴロゴロと動き始めた。
すぐに急勾配となり、グングンと上昇。瞬く間に瀬野駅周辺が小さくなり、山を切り開いた新興住宅街の中を更に上昇していく。途中で1駅停まり、終点のみどり中央までわずか5分。1.3kmだった。

国土地理院の地形図を読むと、みどり口駅とみどり中央駅の比高は約160mもあり、新興住宅街(スカイレールタウンみどり坂)の最低部と最高部の比高も約150mに達している。


スカイレールサービスの車両、心臓破りの階段、住宅街入り口のスーパーマーケット
瀬野・みどり口駅北のロータリーから撮影

車窓からは住宅街を見渡すことができたが、入り口付近にスーパーマーケットがあったほかは、買物、食事など一切のの商業施設が見当たらない。スーパーマーケットは中途半端な場所にあり、みどり口駅からは心臓破りの階段を昇らなければ到達できず、途中駅のみどり中街駅からは遠く離れている。団地内にはバス路線もない。
つまりスカイレールタウンみどり坂では、肝心のスカイレールサービスは買物には利用できず、スーパーと自宅の位置や比高を考慮すると、車なしでは生活が成り立たない場所であるということだ。

果たして、ここは生活に便利な街なのだろうか?住民が将来年老いて足腰が弱り、車の運転もできなくなる年齢になったとき、どのような対策を採るのか、今のうちから考えておくべきと思った。



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