麦は放浪癖

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腰椎椎間板ヘルニアの手術についても掲載しています。

津軽鉄道

2011-12-31 16:04:51 | 旅行

12月24日

朝8時過ぎの五所川原市内。相変わらず吹雪いている。
五所川原市には過去5回以上来ているが、そのうち2回は夏だった。残りは秋と冬なのだが、いずれも(秋を含めて)猛吹雪に遭遇している。
今回もこの有様。というより、冬季はずっと強風と雪に襲われる地のようだ。

8:30頃、津軽五所川原駅に到着。JR五所川原駅と跨線橋を共用しているが、ホームと駅舎は独立しており、津軽鉄道専用の車庫、工場もある。ストーブが焚かれているにもかかわらず寒い待合室で9:25発の津軽中里行きストーブ列車を待つ。
待っていると、なんと昨日の秋田内陸線に乗っていた鉄道マニアと思われるおじさんがやってきた。同業者はいるもんだ。

発車時刻直前に入線してきた。2両編成で、先頭は気動車。2両目がオハ46系客車という混合編成だった。気動車が機関車も兼ねている。

オハ46の車内にはだるまストーブが2台設置されており、車掌が時々石炭を補充したり、内部をかき混ぜたりしてくれる。
ストーブ脇の座席に陣取ったが、かなり熱い。

先頭の気動車には地元の人が乗っているようだが、ストーブ車には観光客ばかり。なお、ストーブ車乗車には「ストーブ列車券」(300円 列車指定制 乗車駅か車内でのみ販売 通称「ストーブ券」)が必要。ストーブ車と気動車の間の行き来はできない。
ストーブ車には観光案内のおじさんやお姉さんが乗っており、沿線案内で乗客を楽しませてくれた。お姉さんはサンタクロースの格好をしており、こちらは津軽語をしゃべっていた。もはやサンタクロースの母国語が何なのだかさっぱり分からない。
車内販売でお土産品や酒やスルメが売られており、スルメを買うとその場で焼いてくれた。いいにおいが漂い酒を呑みたくなったが、車で来ているので泣く泣く諦めた。


終点の津軽中里まで約30分。

機関車役も兼ねている気動車は機回し線を通って客車の五所川原寄りに連結しなおすのだが、機回し線は完全に新雪の下に没していた。しかし、気動車はものともせず強引に雪を掻き分けて入れ替え作業を敢行。

帰りの便もストーブ前の座席に陣取った。今度は中里のおばちゃんが乗り込み、「けの汁」の販売があった。一杯100円。大根、にんじん、山菜、凍み豆腐の入った薄い味噌汁という感じの汁で、体が温まる。

11時過ぎに五所川原市を出発。津軽自動車道の五所川原北ICで強烈な地吹雪に遭遇。

14時頃、盛岡市の親戚宅に年末挨拶で寄道し、その後は東海市を目指して一気に長距離走行。
しかし、23時過ぎに中央道の座光寺PAで力尽きて就寝。

東海市の自宅には翌朝の8:30に帰り着いた。

 

 

…。

 

 

………。

 

 

…………………。

 

あぁっっっっっっっ! しまった!!!

 

 

弘南鉄道弘南線に乗り忘れた!!!


雪中行軍

2011-12-31 15:26:29 | 旅行

角館からR46 → R341 → 協和IC → 秋田道 → 秋田南IC → R13経由で秋田市内へ。

経路上の全ての道がアイスバーンかシャーベット状になっていた。しかも吹雪。更にはR46では私以外に秋田方面に走る車が全くいない状態だった。
吹雪で先導車がいないと自分の進路が分かりづらくて困るのだが…。

前照灯を上向きにすると先の進路は把握できるものの吹き付けてくる雪が光り、前が見えづらい。そこで前照灯を下向きにして10秒に1回程度瞬間的に上向きにして進路を確認しつつ秋田道協和ICにたどり着いた。

秋田市内のスーパー銭湯でゆっくり温まり、今度は青森県津軽平野を目指して北上。

秋田道 → 琴丘能代道路 → 二ツ井白神IC → R7矢立峠碇ヶ関IC → 東北道 の経路を選択した。というより、コレしか選択のしようがない。

暴風雪警報が発令されていたようだが、秋田市から東北道の津軽SAまでずっと地吹雪が続く中の運転だった。
矢立峠を走行中、秋田青森県境の峠までは2台前にラッセル車と融雪剤散布車が隊列を組んでゆっくり進んでいた。これらの作業車は県境までが縄張りらしい。作業車が県境近くで路肩に外れたところ、私の前の青森ナンバーの乗用車が猛然と加速。あっと言う間に見えなくなった。
峠の先は下り勾配となり、所々に急なカーブもあり、何より一般道なのだが、時速100km近くは出ていたようだ。あんな運転で大丈夫なのだろうか。あっという間に見えなくなったのは崖下に落ちたからではないだろうか?

東北道の津軽PAに23:30頃到着。ここで寝ることとした。


秋田内陸縦貫鉄道

2011-12-31 14:16:04 | 旅行

10:45 角館駅に到着。近くの駐車場に車を停め、駅に向かった。

角館駅。と思ったらこれはJRの駅舎だった。秋田内陸縦貫鉄道の駅舎は…

JR駅舎の写真左端のこれだった。

11:12発、鷹巣行き急行もりよし号はクリスマス仕様に飾り付けされた車両で、運転士はサンタクロースのお兄さんだった。
しかし、車掌はサンタクロースのおばさんで、こてこての秋田弁。サンタクロースは秋田弁をしゃべるのか。今まで知らなかった。

積雪は地面の全てを隠し、まるで人跡未踏の地を思わせる雪原を走ること2時間。終点の鷹巣駅もJR駅の隅に間借りしたような駅だったが、こちらの駅舎はログハウス風で角館駅より立派。

JRは「鷹ノ巣」だが秋田内陸縦貫鉄道は「鷹巣」。

帰りの便も急行もりよし号。途中の阿仁合駅ですれ違いのために10分以上停車。この駅は北緯40度付近にあるので4をデザインした駅舎になっている。

ところで、サンタのおばさんの案内放送では「かくのだて」の発音が「かくフンだて」だった。秋田弁ではナ行の発音に特徴があるのだろうか??

地吹雪の中を列車は進み、…

マタギの里、比立内で下車。車掌の衣装に注目。

とんでもない地吹雪の中を500mほど歩いて、道の駅「あに」を目指す。目的は熊肉。東海市のいつもの居酒屋に持ち込み、忘年会か新年会は熊鍋だ。

道の駅に到着し、足元を見るとこんな状態。雪質は粉雪、気温は氷点下。
地吹雪の雪は服の目地に入り込み、払っても落ちず、しかも溶けない。
結果、小麦粉を服にぶちまけたような状態になる。そして暖かい室内に入ると一気に溶けて濡れ雑巾に…。

めでたく熊肉1kgを入手し、駅に戻ったのだが…。

駅の手前40mで猛烈な地吹雪に遭遇。完全ホワイトアウトで視界ゼロ。方向感覚も狂ってしまう。
東北では、夜に母屋から離れた納屋に薪を取りに出たまま遭難死する人がたまに発生する、と言う話を思い出し恐ろしかった。
20秒程度で視界は回復したが、風上側の顔面の感覚がなくなっていた。

角館行き普通列車に乗り込み、角館に到着したのは17時過ぎ。すっかり陽は落ちていた。

この路線は、限界集落の寄り合いである北秋田市を南北に縦貫する超ローカル線。10年後は…。いや、ひょっとすると3年後には走っていないこともありうる路線だ。早く乗っておかなければと思いつつ、仙台在住時には乗る機会がなかった。ようやく念願叶い、ホッとした。


イオンモール大曲

2011-12-31 13:22:13 | 旅行

イオンモール大曲に10:05に寄道。

ジャンパー3000円、手袋980円。ジャンパーだけでも5000円は覚悟していたので助かった。
しかし、安くてもしっかり暖かい。

私はイオンの回し者でもないし、イオンから金をもらっているわけでもないが、イオン万歳。ありがとうイオン。

レジで値札やタグを鋏で切り落としてもらい、早速着用。


大荒れ3連休

2011-12-31 12:51:35 | 旅行

天気予報によると12月22日の夜から週末一杯、北日本(特に日本海側)は今年一番の寒気の影響で暴風雪になるらしい。
一方、私は行先未定のまま12月22日の夜から週末一杯、レンタカーを借りることとしていた。行先未定なので、念のために雪タイヤ装備である。
天気予報を見て即決。東北のローカル私鉄に乗りに行こう! 久々に猛吹雪見物と雪道運転訓練もできるし、一石三鳥♪。

12月22日

21:30に東海市の自宅を出発。大府ICより伊勢湾岸道 → 東海環状道 → 中央道 → 長野道 と車を進めて行った。
東海環状道の瀬戸市付近で気温は0℃になってきたが、路面は長野道に入るまでずっと乾いていた。

12月23日

長野道 → 上信越道 → 関越道 → 北関東道 → 東北道 → 秋田道の経路を選択した。
長野道の姥捨前後では降雪があったが、融雪剤が散布してあるようで、路面はシャーベットにも凍結にもなっていなかった。

そのまま長野道を北上して北陸道 →  磐越道 → 東北道という経路も考えられる。その方が雪道運転となるのは確実だが、長野道と磐越道に対面通行区間があり、事故があると即通行止めになるので敢えて雪国ルートを避けてみた。

そして朝9時過ぎの秋田道横手市内の様子。路面はシャーベット状になっている。

と、ここでとんでもない忘れ物に気付いた。
ジャンパーと手袋を持ってきていない…。


大鹿村 復習編2

2011-12-31 12:15:35 | 旅行

林道を登って地蔵峠を越えると林道がいきなり国道152号線に変わる。しかし、道の状態は林道と何ら変わらず、いわゆる酷道である。

すれ違い困難で九十九折れの厳しい峠道を降りると、第二の目的地「安康露頭」に到着。先週のバーベキューの場所から4kmくらい上流の場所。
安康露頭と聞いてピンと来る人はかなりの自然地理、または地質学に詳しい人のはず。

これが安康露頭。ここは中央構造線を見ることができる数少ない場所のひとつである。
中央構造線を語ると話が長くなりすぎるのでこちらを参照してください。

露頭の拡大。写真中央の地質の境界線(左が明るい茶色、右が黒)が中央構造線。
一般の人々が見ても「ふ~ん」の一言ですまされるところだが、地理好きの私にとっては感激の眺めだ。しばらく離れることができず、同行者には申し訳なかった。
中央構造線そのものを触りたかったが、手前の川の流れが速かったので断念。

村内の土産物屋で、温泉水を煮詰めて製塩した塩とぼたん肉を購入。

帰宅後、早速ぼたん鍋を食べ、体が大いに温まった。

大満足の復習旅行。車を出していただいた同行者にも感謝!

 


大鹿村 復習編 1

2011-12-31 11:44:58 | 旅行

12月4日

先週の大鹿村旅行から僅か1週間しかたっていないにもかかわらず、大鹿村を再訪。
前回、行きたかったが時間の関係で諦めた場所を訪問してこよう!

先週の旅行メンバーの一人が車を出してくれるとのありがたいお話。朝8時に東海市を出発。

まずは飯田市の旧上村地域にある下栗地区に向かった。標高1000m前後の山中にある集落で、「天空の里」と称されている。

下栗地区が近付いてきた。遠方の雪をかぶった山は南アルプスの聖岳(3013m)。

山の斜面にへばりつくように広がる下栗の集落。

下栗地区から更に奥には日本で唯一確認されている隕石クレーター「御池山クレーター」があるので、そちらに向かったが…。

冬季通行止めになっていた。この日は先週と同じく素晴らしい快晴。納得いかないが仕方ない。クレーターは諦めて引き返した。

途中、「村の茶屋」で昼食。手打ちそばに舌鼓。
オススメの天ぷらそば(1200円)は絶品だった。普通のざるそばにプラス200円で、地元の農作物の天ぷらが付いてくる。

この後、林道を登って地蔵峠を越え、大鹿村に向かった。