◆御神幸祭はやっぱり寒い日が似合う

一気に寒くなりましたね。昨日は昼間でも雪がちらちら舞っていました。今日も
かなり冷え込みました。

「今年はなかなか冬が来ないね～」なんてのんびり言っていても、やっぱり御神幸
祭の時期になると一気に冬将軍がやってくるのです。
防府天満宮の「御神幸祭（ごじんこうさい）」、これは別名「裸坊祭（はだかぼう
まつり）」と呼ばれているお祭りです。今年も11月22日（土）に行われます。

正装は素肌にさらしを巻いたものらしいのですが、さすがに寒いので、白いシャツを
着た「裸坊」のみなさんが、「兄弟わっしょい！」の掛け声も勇ましく、おみこしを
担いで防府市内を練り歩きます。

お昼には「天神おんな神輿」も出ます。
こちらは東京下町の感じで、とっても粋なお姉さんたちが、「ソイヤ、ソイヤ！」の
掛け声で、カリヨン通りから天満宮を練り歩きます。

そしてお祭りのクライマックスは・・
18時に「御網代輿（おあじろこし）」が天満宮を出発します。天満宮の石段は、
58段あるそうなんですが、裸坊たちの勇壮な姿にこちらもドキドキしますよ。
あの「ドドド！」という地響き、一度は近くで体験してみたいものです。

運ばれた御網代輿は台車に仕立てられ、御神幸の行列に加わります。
警固町を経て勝間浦のお旅所（浜殿）へと到着。とても厳かな行列で、観ているだけで
静かな気持ちになってきます。
神事終了後、再び天満宮へと帰っていきます。

この一連の神事は、やはり冷たい空気の中で行われるからこそと思います。


それにしても寒～い！