うちの芝生が一番青い

Tokyoに暮らす、ごくごく平凡で標準的な【ナイスサーティーズ】の奮闘記。

書評 ~  原因と結果の法則

2010年11月08日 | 書評
本日は今週の書評です。

今週のチョイスは 「原因と結果の法則」 ジェームス・アレン 著




「自己啓発本」といったジャンルがあるならば、その元祖というべき本だと思われる。
この本が出版されたのは「驚くことなかれ」なんと1902年。

「聖書に次いで多くの人に読まれている本」というのがセールスコピー。
驚異的な出版数を誇る本である。


内容は題名のとおり

「世の中で起こる様々な事柄の原因は【人の思い】である。」

ということだ。


・「今日はラーメンが食べたいなぁ」 と思って、ラーメン屋さんでラーメンを食べるのも、

・「世界一 早く走る人になりたい」 と思って、オリンピックで金メダルを獲るのも、

・「世界を征服したい」 と思って、戦争につきすすんでいくのも・・・

すべてシステムは同じことなのだ。
(こんなことは本に書いて無く、自分の解釈ですが・・・)


逆さまに考えていくと、「全くおんなじ環境」のもとにいても

 A. 気高く、信念に満ちて、元気に、好意的に、積極的に、寛容に・・・ 

                            生きていくのと


 B. 怠け心で、利己的に、人を信じず、意地悪に、不愉快に・・・  
 
                            生きていくのでは


180度違った結果が起きるということである。
実際にはもっと「心に響く」表現で書かれていて、この2,3ページは釘付けになります。


だから、ネガティブに生きていくのは勿体ない。
そんなことをなんだか考えさせられてしましました。

2時間もあれば読める、薄い本です。
周りに誰かしら持っている人がいるのではないでしょうか。

おススメです。

安藤忠雄さんのお話を聞いてきました。

2010年11月06日 | 日記
今日は仕事を頑張って早く切り上げ、あるスーパースターの講演会に行ってまいりました。

そのスーパースターとは建築家 安藤忠雄さん。
先日文化勲章を受章していたあの安藤さんです。

安藤さんは今、掛け値なしに世界一の建築家だと思います。

ボクサーから独学で建築を学んだ経歴。
世界中で展開する、オンリーワンの建築物。

そして、ひとたび話し出すと、あの独特の関西弁で
コメディアン顔負けの楽しいお話・・・。


本当に魅力的な人物であります。

そんな安藤さんが世田谷区民会館で講演会をやるというのを
仕事で隣の世田谷区役所に物件の役所折衝に来た時に知ったのでした。



ライブでお話を聞くのは今回が初めてですが
本当に【安藤ワールド】でいっぱいでした。

そんな講演の中でしきりに強調されていたことがあります。
それは・・・

「われわれ日本人は極めて優れた、奇跡の民族である」ということ。


・時間通りに電車が来る。
・スケジュール通りに予定が進んでいく。
・図面通りにきちっと現場が仕上がる。
・約束通りことが運んでいく。
・仕事人が高いクオリティで要求以上の結果を出す。

こんな当たり前に感じることが普通に行われているのは、奇跡に近いことらしいです。
世界中で仕事をしている安藤さんは、心から感じているとのこと・・・。

今の日本には本当に元気がない。
こんな素晴らしい能力を持っているのだから、エネルギーがともなえば
間違いなく、世界でトップの立場になれる。のだそうです。


本当に元気が出てきました。
明日からまた頑張るぞ!

安藤さん、ありがとうございました。