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道明寺天満宮 梅花祭 2020

2020年02月28日 | 

2020年2月25日 10:41 藤井寺市道明寺一丁目 道明寺天満宮

きょうは25日の天神さんのご縁日。2月25日は梅花祭が行なわれています。

 

菅原道真公が大宰府で亡くなられたのが、延喜三年(903)2月25日で、今年で1117年になります。

 

道真公のご命日の今日は、ゆかりの梅の花もだいぶほころび、その香りを漂わせます。

 

盆梅展も同時に開催され、楽しめます。

 

骨董市もあわせて開催されていて、たくさんの出店で多くの美術品、工芸品、衣類、ハサミや包丁にいたるまで即売されていました。

掘り出し物探す参拝者。骨董市は毎月25日開催。12時には競り市も行われます。

 

毎月25日は道明寺の天神さんの縁日。18日は葛井寺の観音会、28日は滝谷不動のお不動様のご縁日と、南河内では毎月後半が忙しい?です。

 

25という数字は道真公と縁が深く、お誕生日も6月25日、大宰府左遷の詔が出されたのが1月25日、お亡くなりになられたのが2月25日。

ついでに道明寺天満宮の電話番号が072-953-2525、私の車のナンバーが2525です。

 

紅梅、白梅が織りなす美しさ。よく手入れされた梅の花は山々の重なりのように見えて見ごたえがあります。

 

早咲き、遅咲きがありますが、満開を少し過ぎた頃です。(2月25日現在)

 

今年は暖冬のせいもあって、梅の開花が早く、ここ10年で一番早いようです。

今年は咲き始めが1月18日、満開が2月19日でした。(道明寺天満宮HPより)

 

天満宮の参道の崖面にある埴輪窯跡の復元。

 

復元された登り窯跡には、いろんな埴輪模型が置かれています。

 

天満宮から西へ仲津山古墳続く河岸段丘崖にいくつもの窯跡があり、土師ノ里埴輪窯跡群と呼ばれています。西側の丘陵地周りには世界遺産 古市古墳群の仲姫命陵、允恭陵、古室山古墳、三ツ塚古墳などがあります。

 

臥牛(がぎゅう)

菅原道真公の御遺骸を載せた車を引く牛が座り込んで動かなくなった場所をご墓所(大宰府天満宮)と定めたことに起因する臥牛、ご神牛。道真公も丑歳やそうです。

 

 

遅梅はまだ咲ききっていないようです。蕾状態のものも見かけます。

 

白梅にピンクが混じる花びら

 

期間中は梅園の拝観料300円が必要ですが、よく手入れされた見ごたえのある梅園です。

 

拝殿の参道横にあるでっかいお百度石

 

文政十年(1827)、堺の神南邊(大道心)隆光が建之したものです。

滝谷不動のお百度石や道標、葛井寺の門前の道標など、畿内の寺社、名所旧跡や街道筋にはこの方の石碑がたくさんあります。

 

神門右の崖面にあるのは、「天満宮」の碑

これも大道心の建てた石碑。あちこちにある「神南邊大道心隆光」の碑、江戸後期の人物で、「大道心」と名乗るのは一番後の時期。こちらは天保年間の建之と思われ、お百度石より15年くらい後と考えられます。

 

土師連 八島君之廟窟

 土師連 八島は、推古天皇2年(594)に自宅を喜捨して、土師寺(道明寺の前身)を創建した人物。元文5年(1740)に再建したもの。墓誌が亀の上に乗っかっています。

 

夏水井(げすいのい)

案内板によると、「道真公四十歳の時、ひと夏道明寺に逗留され、五部の大乗経を書写された、その時に使用された井戸」と伝わります。

 

神門右の崖面にあり、「夏水井」と彫られています。

 

参道の注連柱

 

拝殿

後ろの幣殿、本殿の間には桃山時代 文禄四年(1595)に奉納された灯籠があります。

一対の銘がある灯籠としては日本で2番目に古い灯籠です。

また、結婚式場の天寿殿の庭園には康元二年(1257)銘の灯籠があり、在銘灯籠としては日本で3番目に古い灯籠です。

戦禍にも巻き込まれましたが、古い歴史をもつ道明寺天満宮ですね。

関連記事:道明寺天満宮の梅 2016.3.1.

うそかえ祭-道明寺天満宮 2017.1.26. 

撮影:2020年2月25日

2020年2月28日(HN:アブラコウモリH )

 


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