とあるスナックで
コー
小林
コー
またまたおもしろい本に出会ったよ。岩本沙弓(さゆみ)という人が書いたんだけど、市中に出回っているお金の量を重視している点が、天野統康と同じだね。為替のトレイディーリングの仕事をしてたからなのかな。それと経済と政治の密接な繋がりを重視しているな、彼女は。いわゆる地政学というものなのかな。そして銀行が<お金>を作り出すシステムの<信用創造>について、分かりやすい説明が書いてあったね。p-68
<信用創造>
受け入れた預金を他の人に貸し出すことで、社会への通貨供給量を増やすシステム。<金融機関A>が預金者から100万円を預かり、2割を残して<会社B>に80万円を貸出すとする。<会社B>はすぐに資金を使わず80万円を<銀行C>に預ける。<銀行C>もまた2割を残して64万円を別の<会社D>に貸す。<会社D>が<銀行E>に預金して・・・・という繰り返しをしていると、100万円+80万円+64万円・・・・・=500万円という計算ができる。(大本の預金100万円÷0.2=信用創造で増えた500万円)。こうして元金の何倍もの通貨が生み出されることを指す。
<信用創造>
受け入れた預金を他の人に貸し出すことで、社会への通貨供給量を増やすシステム。<金融機関A>が預金者から100万円を預かり、2割を残して<会社B>に80万円を貸出すとする。<会社B>はすぐに資金を使わず80万円を<銀行C>に預ける。<銀行C>もまた2割を残して64万円を別の<会社D>に貸す。<会社D>が<銀行E>に預金して・・・・という繰り返しをしていると、100万円+80万円+64万円・・・・・=500万円という計算ができる。(大本の預金100万円÷0.2=信用創造で増えた500万円)。こうして元金の何倍もの通貨が生み出されることを指す。
小林
そうですね、彼女の説明がわかりやすいですね。