9.11について

2001年の9.11事件や、その他色々な感想、思い、などを書いていけたらなと、思っています。

9.11について  <マネーを生み出す怪物 連邦準備制度という壮大な詐欺システム> G・エドワード・グリフィン著 その4

2017年06月30日 | 日記
とあるスナックで
コー
ママ、いろいろ俺らも勉強してきたけど、ここらへんでちょっと復習しようか?

世の中に回っている<お金>が、増えるときってどういう時か、そして減るときは。

ママ
なによコーさん、いきなり。なかなか難しいわよ。ただこないだの、金細工師の話でなんとなく分かってきたわ。
ようするに、金細工師が私たちに<お金>を貸出した時に、増えるんでしょう。そして私たちが<お金>を返した時に、減るんでしょ。

コー
その通り。俺も同じ答えだ。
いやーこんな単純なことなんだけど、世の中の人はほとんどの人が、知らないんだと思うな。
おそらく国会議員のほとんどの人も知らないと思う。
なんなら、アンケートをとってみるとわかると思うけどね、面白いと思うよ。

だいたい、<お金>を作っている銀行に勤めている人が分かっていないんだよ。自分たちは<無>から<お金>を作り出していることを。

たぶんこう答えると思う。
私たちは、お客さんからとりあえずは使わないお金をお預かりして、そのなかからお金の必要な人や企業や公共団体に、融資をしているんですよ、だからなにもないところからお金を作り出してそれを貸し出しているんじゃないんですよって。  100パーセントの銀行員がそう答えると思う。

ママ
そうなのよコーさん、こないだお店に来た銀行員の人に聞いたのよ、銀行って、何もないところから<お金>を作って貸出してるんですかって、そしたら顔を真っ赤にして怒っちゃって、帰っていっちゃったのよ。もうびっくりしたわ。

コー
まあ、仕方ないんだな。銀行の仕事は、預金、為替、融資業務でその融資業務の説明では、預金業務によって預かったお金を、資金を必要とするところに貸し出す業務と説明されているからね。でもまったく説明されていない重大な事があるだろうということだ。それは銀行の貸出しによって世の中のお金の量が増えたり、返済によって世の中のお金の量が減ってしまうという、重大な銀行しかできない仕事があるだろうということだ。
このことは、中央銀行と銀行でしか出来ないわけだ、金融機関はいろいろあるが。

流通しているお金の量が、増えたり減ったりするということは、その経済に重大なインパクトを与える事だろ。

インフレになったりデフレになったり、好景気になったり不景気になったり、バブルになったりバブル破綻になったりと。

なぜこの重大なことを学校で教えないんだということだ。

そして通貨発行権は、中央銀行と銀行にあるということだ。他の金融機関にはないんだ。


小林
しょうがないかも知れませんね、コーさん。経済学そのものが、この事に触れていないらしいですから。ところで、この本の Pー237 にこう書かれていますね。

ロバート・ヘンフィルはアトランタ連銀の信用担当理事だった。アーヴィング・フィッシャーの著書に寄せた序文のなかで、ヘンフィルはこう述べている。

銀行融資がすべて返済されたら、誰も銀行預金をもてなくなり、一ドルの貨幣も紙幣も流通しなくなるだろう。考えると仰天するが、そうなのだ。わたしたちは完全に商業銀行に依存している。流通している現金あるいは信用は、一ドル残らず誰かが借りているはずだ。銀行が人工的なマネーをたっぷりと創出すれば、わたしたちは繁栄する。しなければ飢える。わたしたちには永続的なマネー・システムはまったく存在しない。この事実がはっきり呑み込めたとき、とてつもなく悲劇的で絶望的な信じがたい状況がみえてくる。

信じがたいが、事実なのである
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9.11について  <マネーを生み出す怪物 連邦準備制度という壮大な詐欺システム> G・エドワード・グリフィン 著 その3

2017年06月28日 | 日記
とあるスナックで

小林
この本の Pー9 (まえがき)にこう書いてありますね。

まず、最初はマネーと銀行業務および通貨についての速成講座である。ここを押さえておかないと、いまの銀行システムで受け入れられているインチキが理解できない。

二つ目は、世界の中央銀行----連邦準備制度もその一つ----が戦争の触媒であることについてだ。
ここで、まさにテーマに火がつく。なぜなら、わたしたちが相手にしているのは単なるマネーではなく、流血であり、人間の苦しみであり、そこからの自由であることが明らかになるからだ。

三つ目は、アメリカの中央銀行の歴史である。連邦準備制度の基本にある考え方がアメリカでは三度試されていることに気づいてもらわなければならない。そのこと、そしてなぜこれまでの制度が結局は廃棄されたかを知る必要がある。

最後に、連邦準備制度そのものと一九一三年以来の実績の分析である。
あるいは、この部分はいちばん重要度が低いかも知れないが、しかしいまの状況の根源はここにある。いちばん重要度が低いかもしれないというのは、このテーマが無意味だというのではなく、これについてはこれまでもっと詳しい専門家たちが本を書いているからだ。しかし、最初に言ったとおり、これらの本は専門の歴史家以外には読まれず、怪物は依然として哀れな犠牲者を喰らいつづけている。

この本全体を通じて織り込まれている七本の糸がある。連邦準備制度を廃止すべき理由を示す糸だ。
説明も装飾もなしに七本の糸をそのまま投げ出せば、事情を知らない人にはまったくの世迷言に聞こえるかもしれない。しかしこの七つを実証するのはいとも簡単で、それを示すのが本書の目的である。


コー
<信用創造>とはどういうことか、<通貨発行権>とはどういうことか、という基礎的なこと。あるいは<マネー、銀行業務、通貨>という基礎的なことを押さえて置かないと、現在の銀行システムが理解できないということだと思う。

だから、俺ら3人がディスカッションした、中世の金細工師の話は、非常に重要だったということだ。

現在の銀行システムは、天野統康の本<詐欺 経済学原論>にでてくる、詐欺の第二段階だという事だ。

ここが原型だったわけだ。

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9.11について G・エドワード・グリフィン 著 <マネーを生み出す怪物 連邦準備制度という壮大な詐欺システム>その2

2017年06月27日 | 日記
とあるスナックで

小林
この本の、P-31にこんなことが書いてありますね。

しかし、なんといっても最大の脅威はライバルでも企業の自己資本形成でもなく、銀行家が「取り付け」と呼ぶ大衆の行動だった。銀行がお客の預金を受け入れると、口座に「残高」が記される。これは預金者が求めればいつでも払い戻ししますと約束する額だ。べつのお客が銀行から融資を受けると、やはり口座に残高が記入され、これは融資の目的を達成するために通常すぐに引き出される。これで銀行は時限爆弾を抱える。この時点で「要求があれば払い戻します」と約束する額が、金庫にある額を超えてしまうからだ。預金者はいつでも預金を引き出せると思っていても、実際にはお金は借り手に渡ってしまっていて、銀行にはない。

銀行が受け入れた預金よりも多くの額を貸し出せるという事実によって、問題はさらに深刻になる。こんな一見不可能に思えることが可能になるメカニズムはあとの章で説明するとして、現代の銀行業務では、支払いを約束する額は預金額の10倍にも達することが珍しくない。そして、実際に現金のかたちで銀行の金庫にあるのは預金額の3パーセントにすぎない-----残りは貸し出しや投資というかたちで出て行っている----から、銀行が支払いを約束する額は、実際に支払える額の300倍にもなる。一度に払い戻しを求める預金者がごく一部であるかぎりは、こんなうまい仕掛けはない。だが一般市民の信頼が揺らいで、数パーセント以上の預金者が預金を引き出そうとすると、この仕組みの化けの皮がはがれる。銀行は支払い約束を守れず、扉を閉めなければならない。あとは倒産というお定まりのコースをたどる。



コー
だから以前のように、人のお金を預かるときは、絶対にそのお金に手を付けない、100パーセント保管するということをしていればよかったんだと思う。
また人にお金を貸し出すときは、自分のお金の範囲内でお金を貸し出すということをしていれば、こんな「取り付け騒ぎ」や「決済資金不足」なんて起こらなかったと思うけどね。欲が深かったし、一般大衆はこの仕組みは理解できないと思ったんだろうな。  Pー34

例の七人が1000マイルも旅をしてジョージア州沖合の小さな島に集合した理由もそこにあった。
七人はお互いに厳しいライバルだったが、それ以上にいわゆるパニックと、それまでの20年に1748の銀行が倒産した事実が重くのしかかっていた。なんとか力を合わせて、現実に履行できる以上の「支払い約束」をしても破綻しない方法を見つけださなければならない。そのためには、すべての銀行が崖っぷちから「同じ距離」をあるくように強制し、不可避の破綻が生じた場合には、一般市民の非難が銀行ではなくてよそに向くように仕向ける必要があった。

個々の銀行の経営方法にではなく国家経済に問題があるように見せかければ、債務処理のために銀行の資金ではなく税金を使う道が開けるだろう。

そこでジキル島に集まった少数の、しかし強力なグループは次のような課題に直面した。

1: 増加している小規模のライバル銀行の影響を食い止めて、自分たちがアメリカ全体の金融資源を確実に支配するには、どうすればいいのか。

2: 通貨供給量をもっと弾力化し、民間の自己資本形成傾向を逆転させ、もう一度金融市場を活性化するにはどうすればいいか。

3: 銀行のわずかな準備金を一つに集めてプールし、すべての銀行が同じ準備率を守るように仕向けるにはどうすればいいか。これが実現すれば、少なくとも一部の銀行は決済資金不足や取り付けを免れる。

4: もし以上の措置の結果として銀行システム全体が崩壊した場合、損失の負担を銀行から納税者に転嫁するにはどうすればいいのか。


カルテルがあればこれらの問題はすべて解決するし、同じような制度がヨーロッパではすでに考案されて実行されていることを、誰もが承知していた。解決策となるすべてのカルテルと同様に、消費者保護の名目のもと、法律によってつくられ、政府の権力によって維持される必要がある。
つまり7人に課せられた最も重要な仕事は、第五の課題だった。

5: どうやって、そのような施策は市民を守るものであると議会を納得させるか。


小林
このことは著者がいろいろ調べた結果、このような意見になったと思いますが、そのあとのことを考えてみると、ズバリあっていると思いますね。


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9.11について  どこが<詐欺なのか> その4

2017年06月27日 | 日記
とあるスナックで

ママ
コーさん、金細工師たちは、詐欺がバレないようにみんなで集まって相談したって言ううけど、一体どんな相談したの?

コー
じゃ、小林君とママと俺と3人で考えてみようよ。まず小林君はどう?

小林
えー、要するに詐欺がバレないようにするわけでしょう。絶対手を付けてはいけない金貨を貸し出したり、または金貨を見せ金にして自分が保有する金貨以上に預かり証を書いて人にお金を貸し出ししたりしてしまったんでしょう、もうこれは祈るしかないですね。いっぺんにみんな預かり証を持ってきて、金貨と交換しないでくれって、祈るしかないでしょう。

コー
じゃママが金細工師だったらどういう対策を考える?

ママ
そうねー、やっぱり仲間どうしの協力だと思うわ。一人の金細工師のところに何人かが預かり証を持ってきて金貨の交換をしたら、どんどんその金細工師の金庫の中の金貨はすくなくなっていくでしょ、まずいわよね。そこで近所の金細工師たちと協力するのよ、金庫の中の金貨を貸しあえばいいんじゃない?多いところから少なくなってしまったところへ。
そのうち、貸し出したお金が少しづつでも戻ってくるわよ、ぜーんぶ戻ってくれば、なにも問題ないんでしょ?

コー
そりゃそうだけど、やっぱし貸し出したお金はすぐには戻ってこないと思うよ。

周りの金細工師と協力しても時には金庫の中の金貨が底をつくときがあったと思うよ。

ママ
そうねー、そんな時は仕方がないわ、すたこらさっさと夜逃げね。
何も殺されるのを待っていることないと思うわ。

コー
そうか、金庫の金貨が底をついたらそれしかないか、やっぱし。

ママ
そういう時は、人から預かった金貨があるうちに、夜逃げするのよコーさん。自分のお金は当然だけどさらにそん時に人から預かっている金貨をもって逃げるのよ。

コー
さすがー、ママ、やっぱ違うね。よっ、苦労人!



小林
でもコーさん、こんなこと、今の銀行システムも同じって、ほんとうですか?

コー
どうやら本当らしいな。だから通貨システム、信用創造の仕組み、銀行の本当のシステムは、世間の人にわかってしまうと、まずいんだと思うよ。

今の通貨システム、銀行システムは、金細工師が決して手を付けてはいけない、人から預かった金貨を貸し出したり、または金貨の裏付けがない預かり証を貸し出しの時に発行した時から始まったということだと思う。それと同じ仕組みだと思う。
世間の人たちはそのことに同意して、お金を預けているんだろうかということだと思う。

ママ
こんなこと全然学校で習わなかったし、知らないわよ。同意なんかするわけないでしょ、コーさん。

コー
そりゃそうだよなあ、俺もそう思うよ。
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9.11について  G・エドワード・グリフィン 著 <マネーを生み出す怪物 連邦準備制度という壮大な詐欺システム> 2005年10月 草思社

2017年06月26日 | 日記
とあるスナックで

小林
コーさん、この本もすごいですね。
徹底的に今の金融制度、中央銀行制度をを否定してますね
アメリカなんですが、ワシントン D.Cにある連邦準備制度理事会(Federal Reserve Board、FRB)が全国の主要都市に散在する連邦準備銀行(Federal Reserve Bannk,FRB)を統括する連邦準備制度(Federal Reserve System,FRS)を徹底的に否定していますね。

しかもその批判が金融の知識に基づいて批判してるんじゃないでしょうか。

コー
俺もそう思うな。そして今の金融制度は中世のあの金細工師の<詐欺>と通じているということだと思う。
ここが面白いし、よく考えてみればゾッとするね。

それから意外と思ったところが何箇所かあったね。
たとえばジョン・F・ケネディのところとか、沈められたルシタニア号の話とか、特にルシタニア号の話は 2001年ニューヨーク・テロのことが頭によぎってしまったな。

小林
そうですね。そして日本の金融制度も同じだということでしょう。
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