とあるスナックで
小林
コー
小林
安部芳裕は現在の金融システムは、ごくごく限られた人間の為の、独占的な仕組みだと言っているんですね。
p-144
この、民間銀行が所有する中央銀行が、どのようなことをおこなっているか?
1964年に開かれた下院銀行通貨委員会の公聴会でのライト・バットマン議員の証言を見てみましょう。
( 1ドルは連邦準備制度に対する1ドルの負債を表している。連邦準備銀行は無から通貨を創造し、合衆国財務省から政府債権を購入する。利子の付いた流通資金を合衆国財務省に貸し出し、合衆国財務省に対する小切手貸付と、帳簿に記帳するのである。財務省は10億ドルの利付債の記帳をおこなう。連邦準備銀行は財務省に対して債権の代価の10億ドルの信用を与える。こうして10億ドルの債務を無から創造するのだが、それにたいして アメリカ国民は利息を支払う義務を負う ことになるのである。)
もう少し解説を加えます。
ドルというお金は、実は、米国債を担保にニューヨーク連邦準備銀行が政府に貸し付けた債権 なのです。
連邦準備銀行は、口座に数字を記入するだけで ”無 ”からお金を創造します。
米国民は、連銀が”無 ”から創造したお金に対して利息を支払う義務を負います。
p-144
この、民間銀行が所有する中央銀行が、どのようなことをおこなっているか?
1964年に開かれた下院銀行通貨委員会の公聴会でのライト・バットマン議員の証言を見てみましょう。
( 1ドルは連邦準備制度に対する1ドルの負債を表している。連邦準備銀行は無から通貨を創造し、合衆国財務省から政府債権を購入する。利子の付いた流通資金を合衆国財務省に貸し出し、合衆国財務省に対する小切手貸付と、帳簿に記帳するのである。財務省は10億ドルの利付債の記帳をおこなう。連邦準備銀行は財務省に対して債権の代価の10億ドルの信用を与える。こうして10億ドルの債務を無から創造するのだが、それにたいして アメリカ国民は利息を支払う義務を負う ことになるのである。)
もう少し解説を加えます。
ドルというお金は、実は、米国債を担保にニューヨーク連邦準備銀行が政府に貸し付けた債権 なのです。
連邦準備銀行は、口座に数字を記入するだけで ”無 ”からお金を創造します。
米国民は、連銀が”無 ”から創造したお金に対して利息を支払う義務を負います。
コー
でもこの話、何回聞いてもよくわからないんだな、まるで手品を何回見ても、その仕組み、種が分からないように。こないだ、大学の経済を出たという人に聞いてみたんだけど、どうも分かっていないみたいだな。そもそも、銀行のお金を作る仕組み、<信用創造>の仕組みさえ、よく分かっていないみたいだ。たとえば、日銀の準備預金率が、2%だとするね。そして銀行が100万円預金を預かったとする。すると銀行はその100万円から最大、50倍、5000万円を融資、貸し出す事ができるんだ。初めの融資は98万円だけ、貸し出しできるけど、そのお金をまた銀行に預けたとしてまた、960400円貸し出しできるんだ。その960400円を銀行に預けると、今度は941192円貸し出しできるんだ。ようするに、100万円÷0.02=5000万円ということだ。
ママウッソー、100万円が5000万円になるの、信じられない!そんなのうそよ、絶対うそよ!。
小林そして、その5000万円が銀行に返ってくる時は、利息がついてかえってくるんですね。ただ貸したお金、みんながみんな返ってくるとはかぎらないですけどね。返ってこないときは、大変でしょうね。ただお金ができる仕組み、一般の銀行でお金が創造される仕組みは、そういう事だと思います。このことがなかなか理解されない。
コー
ママコー
だから、王様や国に貸せば、必ず戻ってくるんだ。徴税の権力を持っているからね。
そんなの、手品よ、詐欺だわ。