ぷらいど創造通信 第16号 平成12年11月24日(金)
「わたしの一部始終」振り返り用紙から...
<過去の出来事や感情を振り返って、気づいたこと、発見したこと>
うれしかった事や楽しかった事が多かったけど、さみしかった事の思い出は鮮明に思い出せた。(3年Sさん)
楽しい事より、つらかったり、苦しかったりした事の方が、よく記憶に残っているように思った。(3年Tさん)
つらかったこともあったけど、楽しいと感じた時間のほうが多いと思いました。(3年Aさん)
ツラかった事、苦しかった事も、今となってみれば良い思い出なのが不思議。(3年Wさん)
けっこう楽しい人生を送ってきているなぁと思った。その時はわからなくても、将来、ほとんどのことが楽しい思い出になるんだと思った。(2年Dさん)
まず、17年間は短いな、と感じました。「中学卒業」から感情曲線が上昇になっているので、この調子でがんばりたいです。(2年Eさん)
楽しい時期とあまり楽しくない時期の差がすごかった。高校3年は一番いい年になった。(3年Vさん)
「冬来たりなば春遠からじ」「朝の来ない夜はない」「陽はまた昇る」「夜明け前が一番暗い」などと言われる。辛くて、苦しくて、悲しくて、独りぼっちで、出口が見えなくて、永遠に暗い今が続くと思えるときがある。死にたいと思うときがある。苦しんでいるときには見えない。見えないけれど、春は必ず巡ってくるし、朝は必ず訪れる。
昔の人の言葉からだけではなく、あなたたちの言葉からも、ホントにそうだとわかる。
<子ども時代の自分に、声をかけてあげたいこと>
沈んだり、悲しかったりしても、前向きに考えていけばうまくいくと伝えたいです。けがには気をつけてといいたいです。(3年Sさん)
これからの将来の事を考えて行動しなさい!!(3年Wさん)
もっと「素直」になるべきだ!(3年Tさん)
楽しいことが待ってるからつらいことがあってもがんばれ!(3年Aさん)
年がたてば楽しい思い出になるから、Fight!(2年Dさん)
もっと早くからいろいろなことを経験しよう!!(3年Vさん)
「よくがんばったね」とほめてあげたい。(今より努力をしていたから)(2年Eさん)
ここにある「子ども時代の自分に声をかけてあげたいこと」はすべて、未来のあなたから現在のあなたへのアドバイスでもあると思う。実にいいアドバイスだ。
二十歳までに人生の種はすべて蒔かれる。二十歳までに見た夢は一生の夢。二十歳までに感じた疑問は一生の疑問。二十歳までに求めたものを一生かかって求め続けている気がする。
二十歳までの「時」はギューッと詰まっていて、喜び、悲しみ、楽しさ、辛さ、戸惑い、悩み、混乱でいっぱい。ほろ苦さとともに思い出す時代ではあるが、騒々しくて情熱に溢れている。
「二十歳までに人生の種はすべて蒔かれる」って、奥井が書いてますけれど、本当にそうだなって思います。
大事にしたいものって、意外と若い頃からあまり変わりません。若い頃は自覚していなかったことが、歳をとって自覚するようになったくらいです。
例えば、人を好きでいること。最近、自分は人を好きでいたいんだなってつくづく思います。人を好きでいることが、若い頃からの私のテーマだったことに改めて気がついたようです。