はがきのおくりもの

 思い出したくなったら、ここに帰っておいで!!!
 元気を補給したら、顔を上げて、歩いて行くんだよ!

発想の転換 平成31年4月17日(水)

2019年09月09日 | とうきび大学物語2019~

 各学科や部署の概要説明が始まりました。

 学長交代が初めてのことなので、概要説明も初めてのことなのです。前学長は初代学長でとうきび大学をつくるときからやっていましたので、概要説明なんていらなかったわけです。教職員も初めて、奥井も初めて、ということで、とにかく「こんなことをやってきました」「こんな課題があります」なんてことを説明してくれたそうです。

 概況説明を受けてわからないところも沢山あったけれど、おおよその全体をつかんで、次へと進めようと奥井は考えたらしいです。

 千里の道も一歩から、と言いますから、少しずつ理解して、少しずつ改革に取り組んでいけばいいのでしょう。奥井がどんな風に学長として大学を運営していくか、楽しみにしています。もっとも、教職員はそれぞれの持ち場をしっかりとやってくれますから、奥井が学長でも大学は動いていきます。奥井には、教職員に感謝しながら、学長としてやるべき職務を果たしてほしいと思います。

  ◇ ◇ ◇

発想の転換

 16日、学生部・学生課とリハビリテーション学科の概況説明。どちらも課題に対して真摯に向き合い、改善に努力していることがわかった。学生は素直で先生の色に染まるとのこと。一方で学力不足や発達障害等の問題を抱えている。
 国家試験対策や退学対策を重点課題と捉え、様々な取組を行っている。成果もそれなりに上がっている。そうした説明を聞き、単刀直入に指摘した。全教員で足並み揃え、徹底できているか。学科長や専攻長は即否定。学生同士の学び合いの前に教員同士の学び合いができていない。どういう戦略と手順で教員が主体的に協働するように仕向けるか。相談しながら手を打っていきたいと依頼した。
 概況説明後、学部長と入試について意見交換。選抜型の入試を止め、育成型の入試を検討したいと提案した。例えば、小論文であれば、医療系で必要とする資質・能力を表現した文章を事前に示し、その文章に関する小論文を課すと知らせておく。文章を読ませることで必要とする資質・能力の育成を目指す。筆記試験であれば、本学科で必要とする知識やスキルを事前に提供し、そこから試験問題を作成する。ノートの取り方を提供するならば、ノートを取る試験を課す。それが育成型の入試。入試対策委員会の委員長である学部長は前向きに検討したいと言ってくれた。
 17日、図書館、学生相談室、キャリアセンター、総務課、IR室の説明。それぞれに課題山積。中でも手狭な施設、教室や研究室不足問題は厄介。財政的に新たな施設を作る余裕はない。これまでささやかな改修でお茶を濁してきたが、限界に来ている。教員の個室を廃止し、大部屋にする案を披露。教員同士の協働を進めるには、協働を生む空間が必要。発想の転換をしなければ施設不足を解消することはできない。
 課題に対して様々に対応し、効果を上げている。よさは沢山ある。しかし、全教職員が同じ方向で努力してはいない。大学教員のプライドが邪魔をしている。


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。