いいもの見ぃ~つけた!

「いいもの」は探せばいっぱいあります。独断と偏見による個人的「いいもの」情報発信所です。

< 郷土料理 > 福島 こんにゃくの白和え

2024-05-20 09:24:36 | 郷土料理

 「こんにゃくの白和え」

 主な伝承地域 塙町、棚倉町

 主な使用食材 こんにゃく、豆腐、にんじん

 歴史・由来・関連行事
塙町はこんにゃくの産地として知られており、こんにゃくの製法を町に広めた藤衛門という人物を祭った「藤衛門まつり」を開催している。江戸時代から生産が行われ、昭和30年頃にはより盛んになっていったと言われている。現在は最盛期に比べると生産量は落ち着いているものの、こんにゃくの製粉工場も多く、特産物として慣れ親しまれている。
 こんにゃくを使った料理としては、さしみこんにゃくなども有名だが、よく家庭で作られているのが「こんにゃくの白和え」。しっかりと水気を切って味付けした豆腐とこんにゃくを和えて作る。

 食習の機会や時季
 昔は冠婚葬祭や人が集まる際に作る料理とされていた。現在は通年食べられる料理だが、季節によって入れる具材は異なり、そのときどきの旬を楽しめるようになっている。ちなみに、昭和30年頃までは特に盛んにこんにゃくが作られており、10月下旬から11月頃までこんにゃく玉掘りが行われていたほどだったという。

 飲食方法
 短冊切りにしたこんにゃく、にんじんを醤油や砂糖で煮て水を切っておく。水気を切って砂糖と塩で味つけした豆腐と和える。砂糖がきいて甘いおかずとなっている。

 保存・継承の取組(伝承者の概要、保存会、SNSの活用、商品化等現代的な取組等について)
 家庭で一般的に作られている。また、小学校や中学校の給食で提供されることもある。

*https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/30_29_fukushima.html より

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<伝統野菜> 熊本 水前寺のり

2024-05-20 09:21:06 | 伝統野菜

 「水前寺のり」

 【生産地】益城町・嘉島町

 【特徴】藍藻(らんそう)類の淡水藻。清流にのみ生育する緑色の藻類。長さ約6μの棒状の単細胞藻で、寒天質に包まれて径5~10㎝の不定形の団塊をなす。これをすりつぶして乾燥し紙状にしたものを水で戻して用いる。いわゆる淡水の海苔。日本固有の希少種。

 【食味】あまり強くないが、藻類独特の香がある。食感はほどよく、特に乾燥品で強い。

 【料理】吸い物、三杯酢、酢の物、刺身のツマ等

 【来歴】熊本市の水前寺の池で発見された。発生地の水前寺上江津湖(かみえづこ)は天然記念物に指定されている。 江戸時代には細川家から幕府への献上品とされていた高級品で、学術的に世に紹介される前から、細川藩(熊本)、秋月藩(福岡)で高級郷土料理の素材として大切に保護・育成されてきた。1689年(江戸時代前期)に刊行された絵入り地誌「一目玉鉾(ひとめたまぼこ)」には、「熊本の城主 細川越中守殿 名物うねもめん すいせんしのり」と記載があるとされる。 1924(大正13)年には、上江津湖の一部である熊本市出水神社の境内が発生地として天然記念物に指定された。しかし、1953(昭和28)年の熊本・白川大水害により、天然記念物の指定地を含めた発生地は、大量のヨナ(火山灰)に覆われてしまい、絶滅したと考えられた。1966(昭和41)年の熊本市教育委員会の調査により、絶滅したと考えられていた「水前寺のり」が確認でき、多くのボランティア団体の活動により、増殖させてきた。現在は、益城町・嘉島町・熊本市動植物園等にて養殖によりその命脈は保たれている。 全国的にも珍しい「水前寺のり」は、九州の一部でしか生息できない稀少な種であり、レッドデータでも絶滅危惧寸前の絶滅危惧Ⅰ類に指定されている。現在、熊本と福岡の両県で養殖されているが、自生しているのは福岡県の朝倉市甘木地区の黄金川のみ。 「寿泉苔(じゅせんたい)」「水前寺(すいぜんじ)」「かつのり」「川茸(かわたけ)」とも呼ばれる。「ひご野菜」に選定。

 【時期】夏(旬) 販売期間は、養殖物で通年。高級食材で高級料理店などだけで利用され、ほとんど流通していない。

*https://tradveggie.or.jp/vegetableposts/43-kumamoto#index_Wkcwdn36 より

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<B級ご当地グルメ> 秋田 大曲カレー旨麺

2024-05-20 09:16:52 | B級ご当地グルメ

 「大曲カレー旨麺」

 カレーうーめんとは

 1980年代、今のアラフォー世代がティーンだった頃、まだ活気に満ちあふれていた頃の大曲の駅前商店街である食べ物が若者達の間でブームとなっていました。それが「カレー旨麺」です。時は流れ、少年はおじさんになり、元気だった中心市街地もいつの間にか廃れてしまった今「カレー旨麺」を「大曲カレーう~めん」として復活させ、町も人も活力を取り戻すきっかけになればと、アラフォー世代が中心に復活の運動を始めました。

 うどんそばの和風だし汁にラーメンの麺を入れ、その上に特製のカレーをかけて出来上がり。カレーうどんともカレーラーメンとも異なる独特の風味・味わい。一度食べたらあら不思議、たちまち貴方もコイツの虜。チビッコも大人も、小腹がすいたら召し上がれ。それが大仙大曲の知る人ぞ知る伝説のご当地グルメ、『大曲カレーう~めん』なのです。

 大曲カレー旨麺同好会 大仙市大曲通町1-28

 大曲カレーう~めんが食べられるお店

 ホテル富士 和ダイニングふじ

 お食事処としま

 Anbee内レストラン「ひかり」

 カフェうさぎのしっぽ

 道の駅協和

 Genpatey(げんぱてい)

 しゅしゅえっとまるしぇ

*https://currywoomen.com/ より

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うまいッ! NHK「大粒!うまみたっぷり丹波大納言小豆~兵庫県・丹波市~」

2024-05-20 08:48:24 | うまいッ!NHK

 うまいッ! 「大粒!うまみたっぷり丹波大納言小豆~兵庫県・丹波市~」 2015年11月15日

 番組内容
 小豆の中で最高級と評価される『丹波大納言小豆』。粒が大きく、京都などの高級和菓子店の“粒あん”に使用されている。うまさの秘密は丹波の気候。盆地特有の寒暖差が大きいことで、秋、うまみのもとアミノ酸が豆に豊富にたくわえられる。丹波の粘土質の土壌は、水と肥料を保ち、それが栄養分となって大きな豆を育てる。さらに、丹波大納言小豆を親に持つ白小豆「白雪大納言」で作った白あんを使った和菓子の商品開発が進んでいる。

*https://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/detail/?crnid=A201511150615001302100 より

 詳細不明につき、勝手に調べてみました。

 「丹波大納言小豆」

 【丹波市観光100選】 産物・うまいもん部門選定

 丹波大納言小豆は、丹波地方で採れる小豆の一般名称です。

 「大納言小豆」の名称の由来は「大納言は、殿中で抜刀しても切腹しないですむということから、煮ても腹が割れない小豆と名付けた」と言われています。

 表皮が薄く、大粒で煮ても壊れず、光沢が美しく、糖分を含み、味がよいとされています。丹波市春日町東中が、大納言小豆発祥の地です。

 氷上郡(現丹波市)誌に「宝永2年(1705年)亀山藩主・青山下野守が国領村東中(現春日町東中)で採れる小豆が優れていることから、庄屋に命じて納めさせた小豆からさらに精選して幕府や御所に献納し、以後も維新に至るまで献納を続けた」旨の記載があり、古来から優れた特性が高く評価されていました。

*https://www.tambacity-kankou.jp/shop/shop-2666/ より

 大きく、甘く、風味豊かな最上級の小豆
 お店でもご家庭でも、美味しい小豆を
 丹波大納言小豆は古くから兵庫県や京都府を中心に栽培されてきた、至極美味な高級品種の小豆です。
 大粒で甘く豊かな香りと、鮮やかな濃赤色の俵型の外観が特徴で、その美味しさから全国各地の老舗和菓子舗にて最高級和菓子に使用いただくなど、多くの職人に御贔屓いただいています。
 もちろんご家庭でも、赤飯やぜんざい、おはぎ等、日常から吉事まで幅広く重宝いただけます。
 お店でもご家庭でも、美味しい丹波大納言小豆をお楽しみください。

 一粒一粒、手間を惜しまず
 丹波大納言小豆は晩成種のため生育期間が長く、栽培には非常に多くの労力を要します。収穫時は全ての莢が一度に枯れ上がるのではなく、10月~11月にかけて順番に莢が熟していくため、生産者は何度も何度も往復し手作業で莢もぎを行います。台風の被害も受けやすく、無事に収穫できた時の生産者の喜びはひとしおです。
 この様な事情から、丹波大納言小豆が国内小豆流通量に占める割合は約1%と、非常に貴重な小豆であることが分かります。
 小田垣商店では、生産者が一粒一粒に掛ける思いを引き継ぎ、職人による手撰り選別で仕上げ、みなさまにお届けしています。

*https://www.odagaki.co.jp/products/dainagon/ より

 「白雪大納言」

 その名も「白雪大納言」 白い小豆でお菓子製造へ 2018.10.18 ニュース丹波市地域

 兵庫県が開発した大粒の白小豆「白雪大納言」を、日本一の「丹波大納言小豆」の産地の同県丹波市の新しい地域ブランドにと栽培に取り組む丹波白雪大納言生産組合(畑道雄組合長、12人)が、初めて市内の和洋菓子店に同白小豆を供給した。地元で商品化し、販売してもらうことで、「丹波市でしか買えないスイーツ」として対外的に売り出そうというもの。11月中に菓子店や生産農家を招いた新商品お披露目会を開き、製造、生産の両面から「白雪」を盛り立てていく。

 「どら焼き」の販売始まる

 一般的な白小豆の2倍以上ある大粒の豆は同県が2002年に農水省に品種登録した。ところが白あんはこしあんが主流で、豆が大粒である必要がなくほとんど栽培されなかった。忘れられつつあった品種を畑組合長が見つけ、栽培拡大に乗り出した。

 生産組合は15年に発足。栽培と収穫後の管理のノウハウを蓄積し、量は少ないながらも供給が可能と判断。市内の製菓業者に商品化を打診。7つの和洋菓子店が手を挙げ、開発を進めている。

 荒木本舗(同市青垣町)は、粒あんにし、10月2日から「どら焼き」の販売を始めた。白あんはほとんどが白いんげんのこしあんで、白小豆の粒あんはめずらしい。店主の荒木徹さん(56)は、「初めて白小豆を炊いた。粒を残すことを意識した。丹波大納言小豆よりは小さいが一般的な白小豆と比べると随分大きく、北海道産の大粒小豆並」と言う。店頭に同小豆の見本を置き、「ここにしかない」事をPR。1個280円、5個1580円(箱代含む)の価格ながら、興味を持たれ売れ行きは好調という。「白雪大納言を使った菓子が、丹波市を有名にしてくれれば」と期待を語った。

 畑組合長によると、昨年、販売可能な豆が過去最高の約400キロ集まった。今年は2・7ヘクタールほどで栽培している。は種が7月末、収穫が11月半ばと、丹波大納言小豆より遅い。反収は70―120キロとされているが、丈が短く、さやが地面につきやすいため不良豆ができやすく、根が短いため湿害にも遭いやすく、栽培が難しいという。

 畑組合長は「京都の有名店に納入する卸売業者に販売した年もあったが、地元からの発信が一番と、納入先を変えた。11月のお披露目会で仲間を増やしたい」と話している。

*https://tanba.jp/2018/10/%E3%81%9D%E3%81%AE%E5%90%8D%E3%82%82%E3%80%8C%E7%99%BD%E9%9B%AA%E5%A4%A7%E7%B4%8D%E8%A8%80%E3%80%8D%E3%80%80%E7%99%BD%E3%81%84%E5%B0%8F%E8%B1%86%E3%81%A7%E3%81%8A%E8%8F%93%E5%AD%90%E8%A3%BD%E9%80%A0/ より

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<料理用語-和食> けんちん地

2024-05-20 08:40:56 | 料理用語

 「けんちん地」

 豆腐に野菜などを加えて作るのがけんちん地。

 人参、牛蒡、椎茸、筍、木耳などを細切りにし、油で炒め、調味し、崩した豆腐を加えてさらに炒める。

 豆腐の代わりに、例えば卵などを使うものは「玉子けんちん」というふうに主材料の名前をつけ、単独の「けんちん」は必ず豆腐を用いる事になっている。

*https://temaeita.net/top/t2/kj/8_F/017.html より

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<異名-食べ物> 悪魔の魚

2024-05-20 08:38:30 | 異名

 「悪魔の魚 たこ」

 タコ(蛸、鮹、章魚、鱆、海和魚、学名:octopoda)は、頭足綱 - 鞘形亜綱(英語版) - 八腕形上目のタコ目に分類される軟体動物の総称。

 イギリスでは「悪魔の魚 devilfish」などと呼ばれ、避けられていたことは良く知られている。

 地中海沿岸諸国では古来、タコは食用であり、身近な存在であった。しかし、ヨーロッパ中北部では「悪魔の魚」とも呼ばれ、忌み嫌われてきた。タコは潜水夫を丸飲みにするともいわれる[誰によって?]。イラストに描かれる際も、足を強調してグロテスクに描かれ、紫色に塗られることが多い。

*Wikipedia より

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<難読漢字-鳥類> 赤啄木鳥

2024-05-20 08:34:11 | 難読漢字

 「赤啄木鳥 あかげら」

 アカゲラ(赤啄木鳥、学名:Dendrocopos major)は、キツツキ目キツツキ科アカゲラ属に分類される鳥類。

*Wikipedia より

 「キツツキ(啄木鳥)」は、キツツキ科に属する鳥の総称。くちばしが極めて硬く、先が尖り、樹木をつついて穴をあけ、中にいる昆虫を食べる。

 その名前は単純に「木をつつき」、木の中にいる虫を捕食することに由来する説がある。

 また、キツツキの古名は「ケラツツキ」であり、ケラは虫を意味する。「木の中の虫をつついて捕食する鳥」という意味で「ケラツツキ」となり、これが訛って「キツツキ」になったという説もある。

 なお、日本のキツツキ類の和名は「アカゲラ(赤啄木鳥)」や「アオゲラ(緑啄木鳥)」「クマゲラ(熊啄木鳥)」「コゲラ(小啄木鳥)」のように、その種の特徴を表す語の後に、語尾としてケラが付けられている。

 「キツツキ」は漢字では「啄木鳥」と書き、「タクボクチョウ」や「ケラ」とも読む。この漢字は「木をついばむ(啄む)鳥」という意味に由来する。「啄む」は「鳥がくちばしでつついて食べる」という意味である。

 キツツキの特徴として、鳴き声を上げたり、木をくちばしでつついて音を立てて求愛したりする。この木の幹をつつく動作はドラミングと呼ばれる。「キツツキ」の名前はこの木をつつく音に由来する説もある。

 なお、明治時代の歌人・詩人の石川啄木(いしかわ たくぼく、1886~1912年)は、本名が石川一(いしかわ はじめ)である。そして、出身地の岩手県にはキツツキが多く、故郷で病気療養をしていた際に、窓の外から聞こえてくるキツツキが木をつつく音に心を慰められたことから、「啄木」というペンネームを使うようになったという説がある。

*https://zatsuneta.com/archives/007146.html より

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<慣用句・諺> 粒が揃う など

2024-05-20 08:29:41 | 慣用句・諺

 「粒が揃う」

 集まった物の、大きさや質が均等である。転じて、すぐれた人や良質の物が揃っている。

 

 「潰しが効く」

 《金属製品は、溶かして別の物にすることができるところから》それまでの仕事をやめても、他の仕事ができる能力がある。

 

 「壺に嵌まる」

 1 急所をついている。

 2 見込みどおりになる。

 

 「壺の口を切る」

 陰暦10月初めに、新茶の壺の封を切って茶会を催す。口切りをする。

 

 「躓く石も縁の端-つまずくいしもえんのはし」

 石につまずくというようなちょっとしたことも前世からの約束事である。袖すり合うも他生 (たしょう) の縁。

 

*goo辞書 より 

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<日本酒メーカー> 山形 浜田

2024-05-20 08:24:15 | 日本酒

 「浜田(株)」

 身近な吟醸酒純米酒をコンセプトに、創業以来の酒を一筋に研鑽しています。

 創業以来辛口の酒を一筋に研鑽を続けており、淡麗な辛口酒として定評をいただいております。 近代醸造設備を一新し、伝統の技術との調和により吟醸酒純米酒の醸造に力点を置き、身近な吟醸酒純米酒をコンセプトに発売、御好評を得ております。

 浜田(株) 山形県米沢市窪田町藤泉943-1

*https://yamagata-sake.or.jp/pages/42/ より

 代表銘柄

Faucon 純米大吟醸38 雪女神 生貯蔵

酒 別   大吟醸生貯蔵酒
アルコール度 15
原料米  山形県産雪女神 
精米歩合 38%
日本酒度 -1
酸 度  1.1

沖正宗 吟醸酒

酒 別     吟醸
アルコール度     15.3
原料米     美山錦
精米歩合     50%
日本酒度     +3.0
酸 度     1.2

 

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<四国八十八箇所> 第50番札所 繁多寺

2024-05-20 08:14:30 | 巡礼

 「繁多寺」

 繁多寺(はんたじ)は、愛媛県松山市畑寺町にある真言宗豊山派の寺院。東山(ひがしやま)、瑠璃光院(るりこういん)と号す。本尊は薬師如来。四国八十八箇所第五十番札所。

 本尊真言:おん ころころ せんだりまとうぎ そわか
 ご詠歌:よろずこそ繁多なりとも怠らず 諸病なかれと望み祈れよ
 概要

 松山市を見下ろす淡路ヶ峠の中腹にあり、山門の前や境内西側には溜め池があり、西側や南側への展望が素晴らしく、松山城や瀬戸内海までが俯瞰でき背後には鬱蒼とした樹木が繁る。境内周辺は景観樹林保護地域に指定されており、サクラ、藤、秋の紅葉の名所でもある。真言宗豊山派ということで青銅製の興教行大師像が大師堂の前にいる。

 歴史
 寺伝によれば天平勝宝年間、孝謙天皇の勅願により行基が開基し、孝謙天皇の勅願所となったという。その際行基が坐高三尺の如来像を彫り、本尊として、光明寺と号したが、弘仁年間に空海(弘法大師)が留まって修行し現存の山号、寺号である東山繁多寺に改称したという。

 一時後衰退するが、源頼義により再興され、弘安2年(1279年)には後宇多天皇のために聞月上人が、祈祷を行なっている。また、一遍上人も当寺で学問修行したと伝えられる。上人は後に「捨聖」として遊行し、正応元年(1288年)亡き父である如仏を偲び三部経を奉納している。

 応永元年(1394年)には京都泉涌寺26世快翁師が後小松天皇の命を受け繁多寺第7世の住職に就き、以降天和年間(1681年 – 1684年)の寵湖など高僧が相継いで住職となるが、寵湖は徳川家の帰依を得ることとなり、4代将軍家綱の念持仏三体の一つである歓喜天を祀られることとなった。将軍家の帰依を得たことで寺は一時は隆盛をきわめ66坊と末寺100余という大寺となる。

 境内

 山門

 本堂:前殿に後殿を増築し奥に広くなった構造で、非公開の薬師如来坐像と両脇仏は日光月光菩薩、向かって左脇陣には地蔵菩薩半跏像が見える。
 大師堂:センサーで参拝者が来ると大師像がライトアップされる。向かって左脇には中興の祖・聞月上人像。
 鐘楼:元禄9年(1696年)に信者の寄進による梵鐘で、天井絵には中国の二十四孝をモチーフに描かれている。
 歓喜天堂:4代将軍家綱の念持仏三体の一つである歓喜天(絶対秘仏)が祀られ、厄除けや商売繁盛、合格祈願などの参拝者が多い。平成18年(2006年)再建。
 毘沙門天堂
 弁財天祠
 地蔵堂:小さな堂、石仏が6体。山門を入ると左手に地蔵堂、庫裏・納経所、その先に小さな池があり弁財天祠がある。右手に手水場がある。石段を上って右側に鐘楼、正面奥に本堂が建ち、その左に小ぶりな毘沙門天堂が、手前左に石の鳥居があり、その先に歓喜天堂が、本堂の右手に大師堂がある。
 宿坊:なし
 駐車場:5台、大型1台。無料。

 繁多寺 愛媛県松山市畑寺町32

*Wikipedia より

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