いいもの見ぃ~つけた!

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< 郷土料理 > 福島 じゅうねん冷やだれ

2024-05-19 11:49:30 | 郷土料理

 「じゅうねん冷やだれ」

 主な伝承地域 鮫川村

 主な使用食材 うどん、えごま

 歴史・由来・関連行事
 福島ではえごまが盛んに生産されており、えごまを使った郷土料理がよく食べられている。「じゅうねん」とはえごまのことで、えごまの種が十年もの長い間保存できることに由来していると言われている。また、体内の中性脂肪や悪玉コレステロールを抑える効果が期待されており、健康食品としても親しまれている。
 じゅうねんを使った料理はさまざまにあるが、夏に良く食べられているのは、「じゅうねん冷やだれ」。すりおろしたじゅうねん、味噌、砂糖、醤油などを合わせたたれに、冷やしうどんをつけていただく一品だ。近年はじゅうねんの代わりにごまやクルミを使ったアレンジ料理なども食べられている。

 食習の機会や時季
 鮫川村では夏になるとえごま畑が広がり、たくさんのえごまを収穫できる。これをたっぷりと使った漬け汁を、冷たいうどんと合わせてさっぱりといただく。ねぎやみょうが、紫蘇の葉などの香り豊かな薬味を用意することが一般的。

 飲食方法
 すりつぶしたじゅうねん(えごま)と砂糖、味噌、醤油を加えて混ぜ合わせ、水で薄めて好みのつけだれを作る。その後茹でて冷やしたうどんをつけて食べる。じゅうねんはしっかりと炒り、油が出るまですり潰すのがポイント。また、たれに花かつおを入れると風味豊かになり、よりおいしく仕上がる。

 保存・継承の取組(伝承者の概要、保存会、SNSの活用、商品化等現代的な取組等について)
 家庭で一般的に作られている。また、現在はじゅうねん冷やだれの商品化も行われており、気軽に食べることも可能に。商品化されたたれは、うどん以外にもサラダや冷ややっこなど多様な料理にかけて食べられている。

*https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/30_28_fukushima.html より

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<B級ご当地グルメ> 秋田 にかほあげそば

2024-05-19 11:36:17 | B級ご当地グルメ

 「にかほあげそば」

 あげそばってなに?
 秋田県にかほ市、仁賀保地区の小中学校には、かれこれ40年以上の歴史をもつ「あげそば」という学校給食メニューがあります。
「あげそば」は、一般的に知られているような蕎麦に衣をつけてカラッと揚げるそば屋の「揚げそば」とは別のものです。
 昭和40年代のある日、平沢小学校(当時仁賀保町立、現にかほ市立)の給食用にうどんの麺と誤って中華麺が配達され、返品しても代わりの麺が無かったため、 当時の栄養士さんと給食調理員さんが機転をきかせて、
時間が無いこともあり急遽工夫をして作った給食が「あげそば」です。
それはあまりにおいしく、旧仁賀保町すべての小中学校にまたたく間に広がって伝説のメニューとなりました。
 「あげそば」は、中華乾麺(各麺)を一度素揚げし、野菜のたくさん入った醤油ベースのスープで煮込んだものです。適度にスープの旨みを吸い込んだ麺が絶妙で、現在も生徒に大人気の学校給食です。
 調理員さんたちの「愛」が今も続いているんです。

あげそば全力普及会は、この「あげそば」をご当地グルメとして給食室から引っ張り出し、多くの皆さんに食べてもらうために日々全力を尽くしています。

*http://a-mri.jp/agesoba.html より

 

 「あげそば」 秋田県の食文化 JAPAN WEB MAGAZINE JWM-YU 公開日: 2010年9月14日 | 最終更新日 2015年7月11日

 「あげそば」は、中華の乾麺を一度揚げてから、野菜の入った醤油ベースのスープで煮込んだもので、秋田県にかほ市周辺で50年ほど前から食べられているご当地グルメだ。

 一度素揚げすることにより、麺が独特の歯ごたえを持つようになる上、スープを吸いやすくなって、麺そのものに旨みがしみ込んだような美味しさなのである。

 今から50年ほど前、かつての仁賀保町立、現にかほ市立の平沢小学校に、手続きミスで、給食用のうどんの麺の代わりに中華麺が配達されたことが「あげそば」誕生のきっかけという。

 間違って配送された中華麺を返品しようにも代わりとなる麺が無かったため、急遽、給食を作っていた当時の栄養士さんと調理員さんが機転をきかせ、工夫をこらして作った給食が「あげそば」だったのだ。

 急ごしらえだった「あげそば」だったが、思いのほか美味しく、その美味しさは評判を呼び、いつしか旧仁賀保町の小中学校に広まったのだという。

 道の駅 象潟「ねむの丘」で手軽に食べられるほか、潮乃家、カフェ WAVE、温泉保養センター「はまなす」、焼肉大将など、にかほ市内の数か所の飲食店で提供されている。

 にかほあげそばの食べられる場所
  名称            住所
 潮乃家          秋田県にかほ市平沢字家の後1 
 カフェ WAVE        秋田県にかほ市平沢字清水尻109-10 
 道の駅 象潟「ねむの丘」  秋田県にかほ市象潟町字大塩越73-1 
 温泉保養センターはまなす  秋田県にかほ市金浦字中谷地20-1 
 焼肉 大将        秋田県にかほ市三森字高田57-3

*https://japan-web-magazine.com/nikaho-agesoba より

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うまいッ! NHK「プルンッとした食感と濃厚なうまみ青森シャモロック~青森~」

2024-05-19 07:29:54 | うまいッ!NHK

 うまいッ! 「プルンッとした食感と濃厚なうまみ青森シャモロック~青森~」 2015年11月08日

 番組内容
 青森県が25年前に開発した「青森シャモロック」は、うまみ豊富なシャモとやわらかな肉質の黄斑プリマスロックを交配させた地鶏。濃厚なうまみとプルンとした歯ごたえが特長です。生産量が最も多い五戸町の養鶏家を訪ね、そのおいしさの秘密にせまります。さらに平均寿命最下位の青森県では、シャモロックの豊富なうまみを活用して減塩に役立てようという取り組み、「ダシ活」が進行中。シャモロックのダシ活用法をご紹介します。

*https://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/detail/?crnid=A201511080615001302100 より

 詳細不明につき、勝手に調べてみました。

 青森シャモロック(2009年9月) 2009年9月旬の食材 青森シャモロック

 青森シャモロックの誕生
 青森シャモロックは、養鶏が盛んな青森県五戸町にあった旧県畜産試験場(現在の畜産研究所)が、20年もの歳月をかけて独自に開発し、平成2年に誕生しました。
 青森シャモロックの母親は、「横斑プリマロック」を改良した「速羽性横斑プリマロック」です。「横斑プリマスロック」は、見た目が美しく、肉質に優れダシがよく出ますが、当時は発育が遅く、病気に弱いことから急速に減少し、国内では本県の試験研究機関にしか原種が残っていない地鶏でした。この品種の貴重な特性を生かしつつ品種改良することで、羽毛が 早く生え、病気に強い「速羽性横斑プリマスロック」を誕生させました。
  一方、父親は、本県が原産地であるシャモを改良した「横斑シャモ」です。シャモは、肉質のきめの細かさや歯切れがよく、国内の多くの地鶏開発に利用されていますが、闘争心が強いため群れで飼育するのに適さない弱点がありました。このため、闘争心を弱め丈夫で飼いやすいように改良するために、「横斑プリマスロック」を交配することで「横斑シャモ」を誕生させました。
 このように地道な品種改良を重ねた両親の優れた特性を最大限に受け継ぐことで、他にはまねのできない見た目が美しく、肉質、食味の良い青森シャモロックが誕生しました。

 青森シャモロックの特徴
 ・味が濃厚で「だし」がよく出る。
 ・肉のきめが細かく締まっている。
 ・肉の色がおいしそうな赤色をしている。
 ・調理しても肉がぱさつかない。
 ・うまみ成分が一般の鶏肉に比べて多い。

 鶏肉のうま味成分比較(青森県畜産研究所)
 青森シャモロック グルタミン酸含有109.0μg/g イノシン酸含有5.28μmol/g
 有名地鶏 グルタミン酸含有79.4μg/g イノシン酸含有5.17μmol/g
 一般のブロイラー グルタミン酸含有108.3μg/g イノシン酸含有4.52μmol/g
 鶏肉のうま味成分の主体は、タンパク質の一種であるグルタミン酸とイノシン酸とされています。 青森シャモロックは肉の中のイノシン酸濃度が一般のブロイラーに比べて高いことが明らかとなっています。

 ブランド化に至る道のり
 青森シャモロックが平成2年に誕生してから約10年間は、知名度が低いことや販売力が弱かったこともあり、生産量が伸び悩んでいました。
 こうした状況の中で、平成13年にその実力がようやく認められ、ヒナが宮内庁御料牧場に納められることで、大きく脚光を浴びることになります。現在でも、全国で唯一宮内庁に納められている地鶏となっています。
 また、平成16年には、県内の生産者が一同に介して「青森シャモロック生産者協会」を設立し、本化的なPR活動をスタートさせました。積極的な販売促進活動により、大手量販店での定番化をはじめ、県内外の飲食店からの需要が高まり、生産量も増加することになりました。
 さらに、青森シャモロックの知名度アップに大きく貢献したのが、「新・どっちの料理ショー」で2度にわたり、食材として取り上げられたことです。特に、番組の最終回で、これまで登場した18種類の地鶏の中からシャモロックが親子丼の食材として選ばれ、カツ丼に見事9対0で圧勝したときの全国各地からの反響は凄まじいものでした。

 青森シャモロック生産のこだわり
 青森シャモロックの優れた品質や食味を維持するために、ヒナは原則として五戸町にある青森県農産物生産組合から供給され、「特産地鶏青森シャモロックブランド化推進協議会」から適正に飼育できる環境にあると認められた指定農場のみで育てられています。
 さらに、青森シャモロックは飼育マニュアルで定める「抗菌性飼料添加物は一切使用しない」「出荷までの一定期間うまみを引き出すために、餌にニンニクの粉末を混ぜる」といった内容により厳格に管理されています。

 青森シャモロック指定農場(平成21年3月現在)
 指定農場名           住所
 有限会社 青森県農産物生産組合 三戸郡五戸町市川道十文字
 村越農場            三戸郡五戸町大字倉石中市
 奥入瀬地鶏生産組合       十和田市大字奥瀬字大堀平
 六戸町シャモロック生産組合   六戸町大字犬落瀬字後田メイプルふれあいセンター
 有限会社 大鰐振興       大鰐町大字蔵舘字湯ノ沢
 奥入瀬地鶏生産組合       十和田市大字奥瀬字大堀平
 佐々木農場           黒石市浦町
 須崎農場            五所川原市金木町嘉瀬
 つがる地域シャモロック生産組合 つがる市森田町相野柾木
 津嶋農場            外ヶ浜町字蟹田中師宮本
 青森シャモロックを購入する
「特産地鶏青森シャモロックブランド化推進協議会」の指定農場直営店運営のネット販売でお買い求めいただけます。

 青森県農産物生産組合
 農場直営によるネット販売。農場に隣接する直売所もあります。
 
 (有)大鰐振興

*https://www.umai-aomori.jp/season-report/seasonal/shamorock_200909.html より

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<料理用語-和食> 巻繊

2024-05-19 07:17:59 | 料理用語

 「巻繊-けんちん」

 豆腐を野菜類と一緒に油炒めしたものを材料にして様々な献立にしたものを言う。

 大根、人参、椎茸、牛蒡、筍、里芋、葱などを細かく刻んで薄い塩味にし、崩した豆腐を加えてさらに炒めて作る。

 それを材料にした献立は、「けんちん揚げ」「けんちん煮」「けんちん汁」「けんちん蒸し」「けんちん焼き」「けんちんそば」など。

 けんちんは「ケンチェン」が変化した呼び方だという説がある。ケンチェンとは中国の料理で、豆腐、野菜、乾物を油で炒め湯葉で巻いて揚げたもの。卓袱の一つとして我が国に伝来したという。

 けんちん汁などは鎌倉の建長寺で作られた建長汁が「けんちん」に変化したという説もある。また、日向あたりでは鶏肉を加えたけんちんもある。

*https://temaeita.net/top/t2/kj/8_F/016.html より

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<異名-食べ物> ノドグロ/白身のトロ

2024-05-19 07:15:30 | 異名

 「ノドグロ/白身のトロ アカムツ」

 アカムツ(赤鯥[1]、学名:Doederleinia berycoides)とは、スズキ目スズキ亜目ホタルジャコ科に属する暖海性魚類である。スズキ科とする分類もある。別名はノドグロ(喉黒)。

 佐渡、富山県、石川県、島根県などの北陸、山陰と言った日本海側では2014年頃から徐々に高級魚として扱われる様になり、島根県浜田市では「ノドグロ」の名称で市の魚にも指定されている。鮮度の維持できる物流の一般化にともなって、他の地域でもその存在が知られるようになってきた。味は独特だが上品な味わいで、焼いても煮ても美味。「白身のトロ」などと称されることもある。高級魚としてグルメ番組などでも採り上げられる傾向にあり、値崩れすることはほとんどない。

*Wikipedia より

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<難読漢字-鳥類> 青葉木菟

2024-05-19 07:10:56 | 難読漢字

 「青葉木菟 あおばずく」

 アオバズク (青葉木兎、学名:Ninox japonica) は、鳥綱フクロウ目フクロウ科アオバズク属に分類される鳥類。

*Wikipedia より

 青葉が茂る5月上旬に日本へ渡ってくるミミズクだからアオバズク。名前の由来はそんな感じです。

*https://www.543life.com/content/shun/post20230608.html より

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<慣用句・諺> 角を折る など

2024-05-19 07:05:16 | 慣用句・諺

 「角を折る-つのをおる」

 高慢な態度や強情を張るのをやめて、すなおになる。

 

 「角を矯めて牛を殺す-つのをためてうしをころす」

 《牛の曲がっている角をまっすぐに直そうとして、かえって牛を死なせてしまうことから》小さな欠点を直そうとして、かえって全体をだめにしてしまうたとえ。

 

 「角を出す」

 女性が嫉妬 (しっと) する。焼きもちを焼く。角を生やす。

 

 「角を生やす」

 「角を出す」に同じ。

 

 「唾を付ける」 

 他人に取られないように、前もって手を打っておく。

 

*goo辞書 より

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<日本酒メーカー> 山形 野沢酒造店/桜川酒造

2024-05-19 06:58:24 | 日本酒

 「野沢酒造店/桜川酒造株式会社」

 ~小国の森から、一杯の幸福~
 株式会社野沢酒造店。

 恵まれた大自然の空気を、香りを、伝えたい。
 豊かな会話と食事をより豊かに、人生のどこかで寄り添える存在でありたい。
 そんな造り手の素朴な優しさを酒造りに活かし、小さな酒蔵だからこそ挑戦と手づくりの味を大切にしていきたい。

 創業から300年以上(1706年創業)に渡り小国町の雪深く豊かな自然に囲まれた環境の中で、町民や行き交う人々に愛されてきた小国町唯一の酒蔵「株式会社野沢酒造店」。

 銘柄である「羽前桜川」は小国町の定番のお酒であり、飲食店はもちろんあらゆる行事や各家庭でも親しまれてきたお酒です。冠婚葬祭やお土産物、さらに町内での飲み会では羽前桜川で乾杯をするという乾杯条例まであります。

 最近では地元の若手農家と連携し「出羽の里」「美山錦」を小国町で栽培し酒造りに使用するなど、より地元に特化した「羽前桜川 純米吟醸酒」も人気です。
 今後さらに新たな酒米を使用したお酒も計画中で、町内では若手農家を中心に酒米作りも広がりをみせています。

 伝統的な昔ながらの手づくりでの酒造りにこだわり、丁寧に飾らず寡黙にお酒を造り続けている野沢酒造店の皆さん。
 この土地だからこそ生まれる味と、より「美味いお酒」を造ることを目指し追及する姿勢に「今年の酒造りはどうだろう」とわくわくしてしまいます。

 「小国の森から一杯の幸福」を、造り手の皆さんの思いとともに。
 また冬が来て一層慌ただしく賑やかになる頃、お伺いしたいと思います。

*https://www.ogunimon.com/peoples/818/ より

 江戸中期1706年創業
 自然豊かな地で育った小国の酒米。

 小国町は全国屈指の豪雪地帯であり、降雪は冬になると町中心部で3メートル、山間部では5メートルにも及びます。

 そんな小国町だからこそ、水資源が豊富で、雪解け水で育った酒米はひと味違います。

 ミネラルたっぷりの水で育った酒米の酒「小国桜川」ぜひご賞味ください。

 桜川酒造株式会社 山形県西置賜郡小国町小国小坂町213

 代表銘柄

小国 桜川 辛口

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<四国八十八箇所> 第49番札所 浄土寺

2024-05-19 06:50:21 | 巡礼

 「浄土寺」

 浄土寺(じょうどじ)は、愛媛県松山市にある真言宗豊山派の寺院。山号は西林山(さいりんざん)、三蔵院(さんぞういん)と号す。本尊は釈迦如来。四国八十八箇所第四十九番札所。伊予十三仏霊場第2番札所。

 本尊真言:のうまくさんまんだ ぼだなん ばく
 ご詠歌:十悪(じゅうあく)のわが身を棄てずそのままに 浄土の寺へまいりこそすれ
 納経印:本尊、奥之院地蔵尊
 沿革

 伝承によれば、天平勝宝年間(749年 – 757年)に孝謙天皇の勅願を受けて恵明(えみょう)上人が開創、本尊として行基が刻んだ釈迦如来像を祀ったという。当初は法相宗であったが、空海(弘法大師)が伽藍を再興した際に真言宗に改宗したという。

 平安時代中期の天台宗の僧空也が天徳年間(957年 – 960年)にこの寺に滞在し布教に努めた。建久3年(1192年)に源頼朝が堂宇を修復するが、応永23年(1416年)には兵火で焼失。河野通宣によって文明14年(1482年)に再建された。現在の本堂はそのときのものである。慶安2年(1649年)には大規模な修繕、昭和36年(1961年)には解体修理が行われている。

 なお、本堂に置かれた厨子に巡礼者が書いた墨書落書きがあり、その最古のものに大永5年(1525年)の年号が見られる[1]。 また、院号の「三蔵院」は、浄土宗の開祖・法然上人、第二祖・聖光上人、第三祖・良忠上人の自作像を安置していたことに因むが、1945年の出先での空襲で焼失している。

 境内
 山門(仁王門):4月中旬には緑色の花びらの御衣黄桜が咲く。
 本堂:向って右陣に空也上人立像を安置。

 大師堂:大師像を拝観できる。
 鐘楼
 弁財天:山門から本堂への石段右にある。
 阿弥陀堂:本堂の左にあり、賓頭盧像が外にいる。
 愛染堂:阿弥陀堂の前にある。
 茶堂
 仏足石
 句碑:正岡子規「霜月の空也は骨に生きにける」が本堂の壇に上がって右にあり、森白象「お遍路や杖を大師とたのみつゝ」が四脚門の手前右にある。なお、下記の奥之院牛之峰地蔵堂に向って右奥に森白象「子遍路の人なつかしきことあはれ」がある。
 中門(四脚門)
 七福神石像
 納経所
 石段を上って山門を入ると右手に手水場その後ろに弁財天、さらに石段を上って右に鐘楼があり、正面に本堂が建つ。本堂の左側に阿弥陀堂と愛染堂が、右側に大師堂がある。納経所は鐘楼の後ろにある門を入りずっと奥にある。

 宿坊:なし
 駐車場:20台、大型4台(駐車料金:普通車で100円)
 文化財
 国の史跡
 伊予遍路道 浄土寺境内:2023年3月20日指定。
 重要文化財
 本堂(附:厨子)文明16年(1484年)建立、昭和28年3月31日指定
 木造空也上人立像 - 彩色、玉眼、121.5 cm、鎌倉時代作、昭和2年9月18日指定
 松山市指定有形文化財
 不動明王像 - 三尺不動といわれる、一木造り、像高94.4 cm、平安時代後期作、昭和62年5月26日指定、(光背と二童子は1756年の追補作)

 浄土寺  愛媛県松山市鷹子町1198

*Wikipedia より

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