茶山守廣・隠岐三味線ブログ

名残尽きぬに 銅鑼が鳴る今宵

西郷港は 小雨も降らぬに 袖しぼる

        (隠岐民謡・しげさ節)

弾き初め

2009年01月04日 | 気まぐれ日記
正月2日には弾き初めをと思っていましたが、なんだかんだで?実現不可能となり、ならば3日に実行しようと思い、先ずは風呂に入ってからと思っていたところ、友達の家にお呼ばれしていた妻から電話が・・・“皆が大変盛り上がっており三味線で賑やかにやろうということになった、今から出て来れる?”急いで風呂に入り支度してイザ出掛けようとしていたところへ再び電話が・・・“歌い手は○○ちゃんに来てもらうことになったから”とのこと、○○ちゃんは日頃我が家に出入りしている私の秘密兵器?であり、玄人受けするような唄の上手い女性ですが、これがなかなか日頃は唄わずして、民謡があまり好きではないという変わり者だ(笑)

今まで何度となく経験があるが、このような場にお邪魔しても必ずと言ってよいほど途中で唄が途切れ間が持てなくなる、そんなときに何でも唄える人がいれば三味線弾きとしては楽である(笑)
そこのところを妻はちゃんと心得ている、もしかしたら夫婦ではないだろか?と思うくらいだ(大笑)

かくして今年の弾き初めは実戦?を兼ねたものとなりました。
しかも正月でもありご祝儀つきで???(内緒)

「チャグチャグ馬コ」初詣

2009年01月04日 | 気まぐれ日記
♪馬コうれしか お山へ参いろ 金のくつわに 染めたずな

 (チャグチャグ馬コが もの言うた ヂャ~もいねがら おへれんせ)


♪おらが馬コは 三国一よ 嫁コしゃんとひけ 人が見る

 (チャグチャグ馬コが もの言うた ヂャ~もいねがら おへれんせ)

昔から南部駒と云われ馬の生産地として知られている岩手県の民謡「チャグチャグ馬コ」です。

岩手県滝沢村といえば約53000人と日本一人口の多い村だそうですが、そこの鬼越蒼前神社で元旦に「チャグチャグ馬コ」初詣が開催されたそうです。
2002年の午年(うまどし)から始まった行事で、近隣の参拝客に初詣を楽しんでもらおうと、チャグチャグ馬コ同好会や馬っコ保存会らと共に企画したとのこと。
元々これは農民による馬体安全祈願の蒼前詣が起源といわれている祭りで毎年6月に開催され、みちのく岩手の初夏の風物詩として知られています。

今はこの祭りは毎年6月の第二土曜日に開催されるそうですが、馬のあでやかな飾り付けとたくさんの鈴が特徴で、歩くたびにチャグチャグと鳴る鈴の音が名称の由来といわれている。
因みにこれは環境省の「残したい“日本の音百選”」に選ばれています。

昔から各地に伝わる祭りも後継者不足等から簡素化されたり無くなったりしていますが、このようなあでやかなそして雰囲気のある祭りはいつまでも残していって欲しいものです。