本とパンのあるくらし

おいしいパンと大好きな本があれば幸せ。
そんな私が綴る日々の暮らし。
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東北弁の大和尚

2015年05月23日 | 小説
お寺の息子で高校生の広海。彼は祖父である大和尚から受け継いだ特殊な能力を持っていた。
「裏の世界」へ行くことが出来るのだ…。

「かなりや」 穂高明 (ポプラ文庫)

     

今朝がた読み終えた本ですが、よかったです。 おすすめです。

東北地方を舞台に、それぞれ胸に重いものをかかえた人々が登場します。
でも、暗い物語ではありません。

人生につまずいたって、いいじゃないか。
重い問題をかかえていたって、いいじゃないか。
自分なりに信じた道を歩めば、いいんだよ、ということが伝わってくる作品です。

広海の祖父である大和尚のキャラクターが、いい。
「ちょぴっと休めばいいんでねえの?」
「なんだか疲れてねえか?」
大和尚が話す東北弁が味があって、おだやかで和みます。

なんだかちょっと疲れた時、読めば新しい力がわいてくる小説かもしれません。

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