趣味の写真帳

過去に撮影した蒸気機関車から最近撮影した電気機関車まで、鉄道写真が中心ですが時々鉄道以外の話題も...

大光山寶徳寺(下)

2018-11-25 07:00:00 | 古寺巡礼
 寶徳寺の一番の見所は床紅葉でした。
 今年の紅葉は例年ほど見事では無いようですが、それでも見応えがありました。

 本堂の中は中央部分の畳(28枚とか)を取り去り、ピカピカに磨き上げられた床がむき出しになっているので、此処に外の紅葉が反射して見える訳です。

 この角度だと直射日光が当たっている部分がちょっと見難いですね。
 もっと日が高くなって、床に日差しが入らない時間帯の方が綺麗に映りそうです。

 正面に回って...
 P偏光もS偏光も入射角が大きくなれば反射率も高くなりますから、畳が残っているところにうつ伏せになって、カメラを床すれすれにしてライブビューで撮影。


 もう少しアップで...こうなると柱も無くして欲しい。(爆)


 横を向くとこんな感じです。
 床板が縦方向に並んでいますので、横から見ると縦方向では目立たなかった床板の微妙な傾きの違いが影響して、反射像が壊れたデジタル画像のようです。(笑)


 カメラのライブビュー撮影には静止画と動画の切り替えスイッチがあるのですが、動画になっていたため画面の比率が16:9になっていました。
 撮っている時には全く気付かず、帰って来てパソコンで現像する時になってやっと気が付く始末...

 横長の風景なので16:9でもOKですが、本来ならば上下をもっと広く撮影出来た訳です。
 普段使わない機能も良く勉強しておかないといけませんね。

 2018年11月16日(金)撮影
 
 寶徳寺のHP

大光山寶徳寺(上)

2018-11-24 07:00:00 | 古寺巡礼
 事前の天気予報よりも大分良い天気になりそうだったので、前日に急遽出掛けることを決め、連れ合いと二人で紅葉狩りに行ってきました。
 行った先は群馬県、最初に桐生市の寶徳寺というお寺を拝観し、それから一つ隣の谷筋を走るわたらせ渓谷鐵道を草木湖までドライブ、途中でトロッコ列車などを撮影して来ました。

 先ずは寶徳寺から...
 我が家からは東北道~北関東道経由で2時間弱、桐生大田ICを降りてから一般道が朝の通勤渋滞でしょうか、結構時間が掛かりました。
 開門(9時)の30分ほど前に着きましたが、既に10人ほどが並んで開門待ちです。
 紅葉の時期は大変混雑するようで、10時頃まで写真を撮っていて駐車場に戻ってきたら、駐車場空き待ちの車列が出来ていました。

 傾斜地に建つお寺で、道路から少し高い所に白壁が巡らされています。


 こちらが本堂ですが、このお寺の目玉商品を見学したあとに撮影した写真です。
 本堂の中にはその目玉商品を撮影する人が大勢...

 もちろん自分も撮影して来ましたが、その写真は明日のお楽しみと言うことで...

 本堂の前には京都の龍安寺に似た枯山水。


 格子窓から覗き見る枯山水。


 本堂内、双龍の襖絵。右側に対になる龍が居るのですが、人が多くて撮影出来ず。(2枚目の写真参照)


 紅葉の具合、今年はイマイチのようです。
 4割から5割ほど緑色の葉が残っていて、これから紅葉するのかも知れませんが、その頃には今赤くなっている葉が落ちてしまいそうで...


 明日に続く...

 2018年11月16日(金)撮影

叶山三寳院願成寺

2018-11-02 07:00:00 | 古寺巡礼
 日中線記念館を訪問した後、近くにある願成寺へ行ってみました。
 初めての訪問で閉門30分程前でした。既に太陽は山の端に隠れ、参拝する人も無くひっそりとしています。

 山門脇の桜は半分ほど紅葉していましたが、銀杏はこれからですね。


 本堂は内陣が800年前、外陣が400年前の建立とのこと。


 千佛堂(旧阿弥陀堂)は静かな佇まい。


 お寺の方が自分達を見つけてくれて、既に消灯されていた大仏殿の照明を再び点灯し、お寺の由来などを説明して下さりました。

 千佛堂に安置されていた阿弥陀三尊、現在は収蔵庫としての大仏殿に安置されています。
 許可を貰って撮影させて頂きました。


 千体佛と呼ばれている光背の化佛は実際に千体以上あるそうです。
 阿弥陀如来の両膝の上の辺り、光背の左右に隙間が有る所にも昔は化佛が有ったようですが、先の大戦中に出征した人がお守りとして持っていってしまい、無事に帰ってきた人は戻したようですが、全部は戻らずに隙間が出来てしまったとか...

 願成寺はもともとこの地には無く、別の所から引っ越してきたようですが、戦乱や大地震などで一時は廃寺同然となったこともあるそうです。
 この阿弥陀三尊は土に埋もれていたものを掘り起こし、時の会津藩主が千佛堂に安置、昭和になって大仏殿に移されました。
 数奇な運命を辿ったお寺ですが、こうして立派な仏像が残っているのは奇跡に近いのかも知れません。

 願成寺のウェブサイトはこちらです。
 お寺の方から伺ったその辺りの歴史が更に詳しく記述されています。

 2018年10月22日(月)撮影

玉川寺の桜

2018-05-06 07:00:00 | 古寺巡礼
 4月20日(金)~24日(火)、帰省ついでに東北地方を一巡りしてきました。
 今日から暫くその時の写真が続きます。

 先ずは鶴岡市羽黒町の玉川寺、様々な花が咲く庭園が有名で何度か訪問しています。
 直近の訪問は2015年の秋でした。
 今回も帰省ついでの立ち寄りですが、丁度枝垂れ桜が見頃の時に当たり、ラッキーでした。

 本堂脇のお座敷からの眺めです。
 枝垂れ桜や山桜が清楚な美しさで、何と白梅も未だ残っていました。


 その白梅です。 


 裏山にも山桜が綺麗に咲いていました。
 本堂の裏には屋根から落ちたものでしょうか、沢山の雪が残っていました。 


 国見山玉川寺(鶴岡市)
 2018年4月20日(金)撮影

桜咲くお寺を訪ねて/広徳寺

2018-04-18 07:00:00 | 古寺巡礼
 光厳寺から更に東へ車で10分ほど、秋川を渡った反対側の山裾に位置する広徳寺を訪問。
 こちらは境内が広く、大きなお寺です。
 臨済宗建長寺派とのことで、そう言えば何となく鎌倉の建長寺に似た雰囲気です。
 
 山門の前では早速綺麗な桜(染井吉野?)が出迎えてくれました。 


 山門を潜ると大きくて立派な総門が目に飛び込んできます。
 手前の桜は大島桜でしょうか...


 総門の先にはこれもまた大きくて立派な本堂です。


 山門、総門、本堂と全て茅葺き、正しく古刹と呼ぶに相応しい佇まいですね。

 本堂の左手には花付きが今一つでしたが、大きな枝垂れ桜も咲いていました。


 ここ広徳寺には銀杏の大木が2本あり(2枚目の写真で総門の向こうに少し見えています)、秋にも訪問してみたいお寺さんです。

 廣徳無霊禅寺
 2018年4月3日(火)撮影
 
 残念ながら三ヶ寺とも御朱印は頂けませでしたが、あきる野市には他にも桜が綺麗なお寺が幾つかあるようです。

桜咲くお寺を訪ねて/光厳寺

2018-04-16 07:00:00 | 古寺巡礼
 龍珠院から東へ直線距離にして2Kmほど、車で10分ほどの所にあるお寺さんですが、山道が狭くて対向車が来るとすれ違うのが大変そうです。(幸い対向車には巡り会いませんでした)
 それもその筈、ここにはその昔戸倉城という山城があったのだそうです。
 戸倉城跡地に隣接して、と言うか昔は戸倉城の一角だったのでしょう、足利尊氏の創建と伝わる光厳寺が建っています。

 山門の前の染井吉野は満開でした。


 小さなお寺ですが、落ち着いた雰囲気です。


 戸倉城址の斜面には大きな山桜が1本、丁度見頃でした。
 ただ、朝方は逆光になり撮り辛いですね。


 幹回り5m以上、推定樹齢400年、東京都の天然記念物だそうです。 


 鷲峯山光源寺
 2018年4月3日(火)撮影

桜咲くお寺を訪ねて/龍珠院

2018-04-14 07:00:00 | 古寺巡礼
 少し時間が経ってしまいましたが、4月3日に東京都あきる野市のお寺を三ヶ所巡って桜を愛でてきました。

 最初は龍珠院です。
 昨年の春、我が写真の師匠はなみね氏から龍珠院を撮影したフォトブックを頂き、今年は是非行ってみようと思っていたお寺さんです。

 朝5時過ぎに自宅を出発、6時半頃に到着しましたが既に数人のカメラマンが撮影中。
 到着時は曇っていましたが、徐々に晴れてきて良い撮影日和になりました。

 染井吉野、枝垂れ桜、ミツバツツジ、菜の花、芝桜...正に百花繚乱、春爛漫です。


 斜面に立つ枝垂れ桜、彩りを添えるのは黄色い菜の花と白いユキヤナギ、そして紫などのミツバツツジ。


 枝垂れ桜をアップで...
 遠方にはミツバツツジでしょうか、紫色が見えています。


 奥多摩の桃源郷ですね。 


 ご住職やその奥様と少しお話しをさせて頂きましたが、枝垂れ桜と染井吉野は例年咲く時期が少しずれているのに、今年は珍しく一度に咲いたとのこと。
 良いタイミングで訪問出来ました。

 天照山龍珠院
 2018年4月3日(火)撮影

仁和寺の仏様

2018-01-31 07:00:00 | 古寺巡礼
 昨日は上野の国立博物館平成館で開催中の「仁和寺と御室派のみほとけ」展を見に行ってきました。


 展示の目玉は何と言っても仁和寺観音堂の群像が再現されているところでしょうね。
 この部屋だけは写真撮影が許可されていますので、何枚か撮影して来ました。

 全部で三十三体の仏像が安置されています。
 千手観音とその脇侍で三体、千手観音の従者二十八部衆(二十八体)、そして風神と雷神の合わせて三十三体です。


 中央の千手観音菩薩立像です。
 正面から見ると脇侍がお花の陰になってしまいます。


 千手観音の向かって左側の脇侍が不動明王


 右側の脇侍が降三世明王


 仁和寺の仏様だけで無く、御室派の寺院の仏様も沢山展示されていて見応えがありましたが、残念ながら撮影は出来ません。
 それらの中には、8年前に訪問した明通寺からも深沙大将と降三世明王が来ていました。両方とも身長2.5m程ある巨大な立像で圧倒されます。

 2018年1月30日撮影

南魚沼市の関興寺

2016-11-23 07:00:00 | 古寺巡礼
 新潟県南魚沼市の関興寺(かんこうじ)、帰省の帰り道で紅葉が目に付いたので、フラッと寄ってみました。
 関興寺は、「雲洞庵の土踏んだか、関興寺の味噌舐めたか」というフレーズで有名だそうです。
 雲洞庵の土踏んだか、は知っていましたが、関興寺の味噌舐めたか、は初めてでした。(^^ゞ
 その由来についてはこちらをご覧下さい。

 緑から赤へ移り変わる紅葉、過渡期も綺麗ですね。


 本堂前には枯山水の庭園があり、その名は臥龍の庭。
 庭と本堂の間には蓮鉢がいくつか置いてありました。これを見てしまうと、初夏にも来て見たくなります。 


 苔むした石仏。


 本堂と、綺麗に黄葉した銀杏。


 ご本尊は釈迦牟尼佛とのことです。


 2016年11月11日(金)撮影

「平安の秘仏」展

2016-10-14 07:00:00 | 古寺巡礼
 先週、連れ合いと二人で、現在国立博物館で開催されている「平安の秘仏」展を見学して来ました。




 滋賀県甲賀市の櫟野寺(らくやじ)に伝わる仏像20体が一室に展示されている、それほど規模の大きくない展示会でしたが、目玉である丈六の十一面観音菩薩座像は秘仏で、お寺の外で展示されるのは初めてとのことです。
 例によって展示室内は撮影禁止ですので、図録の写真を...


 櫟野寺というお寺は行ったことがないばかりか、名前も知らなかったお寺でしたが...
 甲賀市の十一面観音?
 まてよ、朧気な記憶を頼りに探してみると...この本↓に書かれていました。つまり、名前は忘れていたのでした。

 白洲正子が道に迷って、大きな櫟(いちい)の木を目当てに櫟野寺を訪問し、住職が「忍者の作った迷路なので...」と説明する下りは覚えていました。
 ちゃんと十一面観音菩薩の写真も載っていたのですが、こちらはすっかり忘れていました。(^^ゞ

 本堂は昭和43年に火災で焼失したそうですが、本尊は収蔵庫に保管されていて無事だったとのこと。
 こんなに立派で美しい仏像が焼けずに残っていて、本当に良かったと思います。

 丈六の十一面観音菩薩の他にも、薬師如来座像や地蔵菩薩座像、毘沙門天像など、なかなか良い仏像がありました。
 ただ、展示仏の大半を占める立像は手首から先が欠けているもの、あるいは肩の付け根から腕がないものなど、痛々しい姿の仏像も多く、地方のあまり有名でないお寺では修理するのも大変なのかなぁ、と感じた次第です。

 ミロのヴィーナス像も上腕半分しか残っていませんが、仏像の腕が無いのは何とも...
 ついでに、大昔に撮影したミロのヴィーナス像の写真も貼っておきます。(1972年3月にルーブル美術館で撮影したものです)




 ルーブル美術館内では自由に写真撮影が出来ました。
 日本の博物館や美術館、お寺や神社は大抵写真撮影禁止ですね。(国立博物館には写真撮影可能な展示物もあります)
 もう少し自由に撮らせて欲しいものです。

 

極楽山浄土寺

2016-06-26 07:00:00 | 古寺巡礼
 今回の旅行で一番行きたかったお寺が、この浄土寺浄土堂でした。
 もう何年も前から阿弥陀三尊像の写真を見ていて、是非とも実物をこの眼で見たいと思っていましたが、やっと念願が叶いました。
 西国25番清水寺を出てから約30分、到着したのは16時50分で何とか閉門前に入る事が出来ました。

 浄土寺には同じような形・大きさのお堂が二つ、対面するように建っています。
 こちらは奥にある浄土寺本堂(薬師堂)です。
 その名の通り薬師如来あるいは薬師三尊が祀られていたものと思われますが、指定文化財一覧表の中に薬師如来あるいは薬師三尊の名前が無いので、本堂の火災で焼失してしまったのかも知れません。
 堂内は拝観出来ませんでした。


 ところで...古来、四方仏と言って、東方に薬師如来、南方に釈迦如来、西方に阿弥陀如来、北方に弥勒菩薩を配する考え方があります。(配置される仏様には諸説あるようです)
 この考え方では、薬師如来は私たちをこの世に送り出してくれる仏様、現世に於いて私たちを救ってくれる仏様が釈迦如来、そして西方浄土(来世)で私たちを迎えて下さる仏様が阿弥陀如来です。
 なお、弥勒菩薩はお釈迦様が入滅後56億7千万年後に現世に現れ、私たちを救って下さる仏様ですが、その頃果たして太陽系が存在しているか?...なんて野暮な話は止しましょう。(爆)

 その考え方通り、薬師堂は境内の東方に西を向いて建っています。そして、境内の西には阿弥陀三尊を本尊とする浄土堂が東向きに、薬師堂と向かい合う様にして建っています。


 堂内へ入ると、阿弥陀三尊像の大きさに先ず圧倒されます。 
 阿弥陀如来の高さ5.3m、観音菩薩と勢至菩薩の高さ3.7mで、写真で見ていた印象よりもずっと大きなものでした。
 普通、左観音・右勢至と言われるように、阿弥陀如来の左側(拝観する人間から見ると右側)が観音菩薩、反対側が勢至菩薩ですが、ここの阿弥陀三尊像は右側が観音菩薩、左側が勢至菩薩とのことです。
 何故反対になっているのでしょうかね???

 広い堂内ですが、台座に載る阿弥陀三尊像しかありません。また、仏様の背丈が高いので、天井は無く屋根裏が見えていますが、これには色々と訳があるようです。
 阿弥陀三尊の背後にある透かし蔀戸(しとみど)から差し込む西日がお堂の床を照らし、床で反射散乱された光が堂内の屋根裏や壁に当たって跳ね返り、仏様を間接的に照明するように工夫されているので、余計なものがあると床面積が減って反射光が少なくなり、仏様が十分に照明されなくなってしまうのでしょう。

 この日は高曇りでやや弱い光線でしたが、夕陽に照明された阿弥陀三尊像はこの世のものとは思えない神々しさ、美しさで、正に極楽浄土の様子を表しているように感じました。
 ちなみに、仏様が一番良く照明されるのは7月末頃、梅雨が明けて太陽高度が高い夕方が良いとの事でした。太陽が真西に沈むお彼岸の頃ではないんですね。

 自分達がこの日の最後の拝観者で、埼玉から来たと伝えると、わざわざ遠方から来て頂いたので、阿弥陀三尊のお顔が最も綺麗に見える場所をお教えしましょう、と坊守の女性が17時を少し過ぎているのに、もう一度堂内へ招き入れてくれました。

 2016年6月8日(水)撮影

 堂内は残念ながら撮影禁止ですので、阿弥陀三尊像の写真はありませんが、代わりにパンフレットの写真を載せておきます。

西国霊場第25番 御嶽山清水寺

2016-06-25 07:00:00 | 古寺巡礼
 26番一乗寺から25番清水寺までは車で小一時間の行程。
 最後はきよみず登山道を登りますが、車ではなく徒歩だと結構な登山になります。
 車の無い時代は足腰が強くないと参拝出来なかったでしょう。

 駐車場のすぐ前に立つ仁王門。
 結構新しそうだと思ったら、昭和40年の台風で全壊し、建て直されたようです。


 大講堂に祀られている十一面千手観世音菩薩。


 大講堂から根本中堂に続く階段を登る途中で、大講堂を振り返り見る。


 根本中堂です。 


 ご本尊は十一面観世音菩薩ですが、秘仏とのことです。
 ただ、平成29年11月にご開帳があるようです。


 拝観を終えたのが16時20分頃、ここからこの日の最後の訪問場所、浄土寺までは約30分の行程です。
 浄土寺は17時に拝観終了となってしまいますので、急がねば...

 御嶽山清水寺のHP

 2016年6月8日(水)撮影

西国霊場第26番 法華山一乗寺

2016-06-24 07:00:00 | 古寺巡礼
 圓教寺が予定より早く拝観出来たので、次の浄土寺へ行く前に寄り道する事に...
 西国霊場は27番圓教寺が西の端で、WEBで調べると26番と25番が比較的近くにあるので、これらを拝観する事にしました。

 で、やって来た26番一乗寺です。


 階段を上ると左に常行堂があり、更に階段を上ると左に三重の塔があり、階段の上に本堂が見えて来ました。


 本堂の舞台から...三重の塔と、その奥に常行堂の屋根が見えています。


 ご本尊は聖観世音菩薩


 本堂の奥に開山堂などの建物も有りましたが、時間の関係で先を急ぎました。

 一乗寺についてはこちらをご覧下さい。

 2016年6月8日(水)撮影

西国霊場第27番 書冩山圓教寺

2016-06-23 07:00:00 | 古寺巡礼
 姫路城の北東に位置する書冩山圓教寺(しょしゃざんえんぎょうじ)← 早口だと「しょしゃざん」が正確に発音出来ません。(笑)
 西の比叡山とも称される広くて大きな天台宗のお寺ですが、今回初めての訪問でした。

 麓の駐車場(山陽自動車道の高架下でした)に車を停め、ロープウェイで山上へ...


 ロープウェイを降りた後は、摩尼殿まで山道を歩いて登るか、あるいは摩尼殿近くまでマイクロバスに揺られるかの二者択一です。
 往きはマイクロバスに乗りましたが、よくぞこんな細くて急な山道を走るものだと驚愕!

 マイクロバスに乗ると見られない仁王門です。(帰りに撮影)


 京都の清水寺を彷彿とさせる壮大な掛造りの摩尼殿を下から見上げます。


 摩尼殿の舞台。


 ご本尊は如意輪観音です。


 更に山奥へ歩を進めると、三つの大きなお堂がコの字型に並んでいます。
 正面が食堂、右が大講堂、大講堂と対面するように左に常行堂がありますが、24mmでは全部入らない...
 常行堂では映画撮影の準備がなされていました。
 此処ではNHKの大河ドラマ「軍師官兵衛」の撮影も行われたとのことです。


 更に山の中を巡って奥の院にやって来ました。


 苔むした石段、手摺りも何も無いところが良いですね。
 階段上奥に見えるのは不動堂です。紅葉の頃は綺麗でしょうね。


 こちらは開山堂、開祖性空上人が祀られています。


 帰りの山道の途中から姫路の街の方角を見ると...姫路城も見えていました。
 どこだか分かりますか?

 真ん中に写っている小山の左側、ちょうど山の稜線が踊り場状に平になっているところの奥に、姫路城の天守閣が写っていますが、バックの建物に溶け込んでしまっていて、分かりにくいですね。 

 拝観に要した時間は2時間半ほどでした。
 書冩山圓教寺のHP

 2016年6月8日(水)撮影