趣味の写真帳

過去に撮影した蒸気機関車から最近撮影した電気機関車まで、鉄道写真が中心ですが時々鉄道以外の話題も...

西隆寺(乙女三十三観音)

2015-11-26 07:00:00 | 古寺巡礼
 只見川第一橋梁の直ぐ近く、と言っても車で10分位走りましたが、西隆寺へやって来ました。
 めい様のブログで何度か写真を見せて頂いて、以前から一度訪問してみたいと思っていたお寺でしたが、今回やっと念願が叶いました。

 ちいさな山門では六地蔵が出迎えてくれますが、柱の陰にはちゃんと仁王様がいらっしゃいました。(写真ではちょっと見えません)


 後方の植木と一緒に雪囲いされた石仏。
 西隆寺は別名乙女三十三観音と呼ばれていますが、境内にこの様な可愛い石仏が(多分)三十三体有ります。 


 本堂の前には薪が沢山積んで有り、雪の季節が近いことを感じます。


 縁側にはさり気なく生け花が飾ってあり、その脇で2匹の猫が昼寝していましたが、写真を撮ろうと近づいたら1匹は逃げられました。(笑)


 2015年11月13日(金)撮影

山寺(宝珠山立石寺)

2015-11-23 07:00:00 | 古寺巡礼
 東北の古刹立石寺、3年半ぶりにやって来ました。
 前回は桜の咲く時期でしたが、今回は紅葉を求めて...

 谷を挟んだ南側の斜面から遠望です。
 丁度良いところに柿の木がありました。(^-^)


 その後、案内看板を見たが為に山登りをする羽目に...(笑)
 南側の斜面を登ること約15分、高所恐怖症にはちと怖い場所でしたが、眺望は抜群でした。
 立石寺の全貌をご覧下さい。


 少し下に目を転じると仙山線の鉄橋が見えていて、丁度列車も通ったのですが、ゲリラ雲にやられて撃沈。
 遠方の日が当たっているところの写真を1枚掲載です。


 2015年11月12日(木)撮影

国見山玉川寺

2015-11-21 07:00:00 | 古寺巡礼
 約一年ぶりの古寺巡礼ですが、今回は東北の4ヶ寺を回ってきました。

 最初は国見山玉川寺(ぎょくせんじ)、山形県は鶴岡市羽黒町のお寺です。
 鶴岡市内から羽黒山へ行く途中、大鳥居の辺りを右へ入ったところにある小さなお寺さんですが、その庭園は国の文化財名勝に指定されるだけ有って見事なものです。
 以前にも訪問したことがありましたが、どんなお寺だったか忘れてしまうくらい時が経ってしまいました。

 小さな山門の向こうに綺麗に紅葉した木々が見えていて、庭園の紅葉が楽しみになります。


 ご本尊は聖観世音菩薩とのことですが、幢幡(どうばん)には南無釈迦牟尼佛と書いてありますね!?


 書院からの眺め...


 庭園に降りてみる...


 紅葉の最盛期は過ぎてしまったようでした。


 2015年11月11日(水)撮影

遠州の古刹巡り/摩訶耶寺

2014-12-24 07:00:00 | 古寺巡礼
 この秋の古寺巡礼もやっと最後のお寺になりました。
 最後に拝観したのは三ヶ日町の摩訶耶寺(まかやじ)でした。
 このお寺さんは初めての訪問です。

 方広寺から狭い山道を暫く走って、人里に降りてきたところに建っている静かなお寺でした。
 山門の向こうには沢山の石仏(三十三観音)が並んでいました。(この山門は元はお城の門だったようです)


 本堂と左手の収蔵庫だけの小さなお寺ですが、1300年の歴史があるそうです。


 本堂の天井には見事な絵が残っています。
 沢山の動植物が描かれていますが、象(左下の白い動物)は未だ見たことが無い時代で、想像で描かれたようですね。


 お寺の縁起や庭園の発掘などについて、未だ若いご住職からお話を伺うことが出来ました。

 収蔵庫では阿弥陀如来座像(手前)と千手観音立像などを拝観出来ました。
 ご本尊は正観世音菩薩で秘仏とのことで、残念ながら拝観は出来ません。


 このお寺の一番の見所は、昭和43年に発掘された庭園で、それまでは忘れ去られていたようです。(お寺が無住の時代もあったとのこと)
 もともとはお寺の庭園ではなかったようですが、平安末期から鎌倉時代を代表する庭園(静岡県指定名勝)で、外国人が選ぶ日本の名園ベスト10にも入ったとのことです。
 近年は荒れ果てていたので、地元の有志の方が一年掛けて修復、今年の3月から公開されています。

 庭園には茶室があり、その前からの眺めです。(本堂の屋根が見えています)
 ここでも石組みを仏様に見立てているようですね。


 帰りがけ、本堂の前ではご住職とそのご子息(小学生?)がキャッチボールをしていました。
 遠州の長閑で小さなお寺さんでした。 

 2014年11月22日(土)撮影


遠州の古刹巡り/方広寺

2014-12-22 07:00:00 | 古寺巡礼
 方広寺2006年に続き2回目の訪問でしたが、随分様子が変わっていました。

 前回は門前の駐車場に車を止めて坂道を上ったのですが、上の方まで行けそうだったので車で上って行くと...
 一番高いところにある駐車場は三重塔の目の前でした。


 駐車場から本堂へは坂道を下ることになり、これだと結局往きはよいよい帰りは怖い...で、門前に車を置いて来たのとあまり変わらなかったか...

 坂道の途中からお寺全体が良く見える場所でパチリ。
 前回来た時は杉木立の中の山深いお寺という感じでしたが、南側の斜面の木を伐採したので随分見通しが良くなりました。真ん中の大きな建物が本堂です。
 谷に掛かる赤い橋も前回は無かった様な気が...


 ご本尊は釈迦三尊像(中央が釈迦如来、向かって右が文殊菩薩、左が普賢菩薩)で、前回の拝観では自由に写真撮影が出来たのですが、今回は撮影禁止になっていました。(国の重要文化財に指定されたため??)
 写真は2006年に撮影したものですが、今回RAW現像しなおして大きく掲載です。
 なかなか美形のお釈迦様で、覚園寺の(薬師三尊像の)日光・月光菩薩と印象が似ています。


 開山堂からみる勅使門、左手遠方には三重塔が見えています。


 銀杏の色付きも綺麗でした。
 バックは本堂の屋根ですが、近くで見ると凄く大きな本堂です。 


 三重塔遠望。


 一通り拝観したあと、拝観受付時に予約した精進料理を昼食として頂きました。

 精進料理なので動物性タンパク質は無いはずですが、右上に鰻の蒲焼きが...
 食べてみたら、鰻の皮が海苔、身は山芋?で、これが結構いけました。流石浜松のお寺!

 後で地図を眺めていたら、新東名高速道路が方広寺の裏山の中(トンネル)を走っていました。
 往きも帰りも方広寺の下を通っていた訳ですね。

 2014年11月22日(土)撮影 (釈迦三尊像のみ2006年5月3日撮影)


遠州の古刹巡り/龍潭寺

2014-12-20 07:00:00 | 古寺巡礼
 奈良~京都への旅行、往きは四日市で一泊して三岐鉄道に寄り道しましたが、帰りも途中浜松で一泊して遠州の古刹を3ヶ寺拝観して来ました。
 最初は龍潭寺です。

 龍潭寺は2006年5月3日に続いて二回目の訪問となりました。
 このお寺は井伊家の菩提寺で、小堀遠州作の庭園でも有名なお寺です。

 三門へ続く参道には紅葉した桜。


 本堂です。


 ご本尊は虚空蔵大菩薩とのことですが、秘仏なので見られません。
 前立ちはお釈迦様のようですね。


 琵琶湖から現れたという十一面観音。
 十一面観音は水に関係する観音様とのことで、昔の人は治水や灌漑が上手く行くように、十一面観音にお願いをしたのでしょう。


 本堂のウグイス張りの廊下に立ち、庭園を眺める...
 奥に見えているのは仁王門。


 そして本堂裏手にある庭園が小堀遠州作の庭園です。
 仏様に見立てた石を配し、池は心字形となっているようです。
 このお庭は天気が良いと半分位日陰になってしまうのが残念ですね。綺麗に写真を撮るためには曇りの日が良さそうです。


 境内には好きなツワブキも咲いていました。


 2014年11月22日(土)撮影

平等院鳳凰堂

2014-12-16 07:00:00 | 古寺巡礼
 奈良~京都の古寺巡礼の旅も最後の日になりました。
 
 この日も早起きして、朝一番で宇治の平等院へ...開門30分程前に着いて、またまた車内でサンドイッチと珈琲の朝食でした。(;^ー^A

 平等院は前回(6年前)にも訪問していますが、今回は修理されて綺麗になった鳳凰堂を見に行きました。
 黒っぽかった鳳凰堂が丹色に塗り直され、創建当時に近い?姿を取り戻しました。


 早朝で風も無く綺麗な水鏡になりましたが、柵より前に出られませんので建物全部が映りません。
 ポスターなどで真正面から全体が綺麗な水鏡になった写真を見ますが、同じように撮ろうとすると脚立が必要ですね。
 バリアングル液晶の付いたデジカメで、背の高い人が両手を差し上げて撮れば撮れるかも。(笑)
 ただし、レンズは24mmより広くないと全部が入りません。

 ご本尊の阿弥陀如来座像。


 屋根の上の鳳凰も金色になりましたが、これは復元模型で、本物は平等院ミュージアム鳳翔館に保管されています。


 このアングルならば鳳凰堂全体を綺麗に水鏡にすることが出来ました。
 鐘楼付近の楓も綺麗に紅葉していました。


 9時半からは鳳凰堂内部の拝観が始まり、阿弥陀如来や雲中供養菩薩(52躯あります)を間近で拝観して来ました。

 人が亡くなると極楽浄土へ行けるか地獄へ落ちるかは現世での行いで決まるようですが...
 極楽浄土にも受け入れ先が、最上級の上品上生から最下級の下品下生まで9段階あります。浄瑠璃寺(九体寺)の九体の阿弥陀如来はこの9段階に対応している訳ですね。
 鳳凰堂の内部(扉の内側や壁)には、この9段階の来迎図が書かれていますが、現在は傷みが激しくてあまり良く見えません。
 比較的良く見えている部分をCGで復元した絵が鳳翔館に展示されていましたが、人の臨終に際して阿弥陀如来が25菩薩を従えてお迎えに来ると言われる様子が見事に再現されていました。
 ...と思って、菩薩の数を勘定してみると...どう数えても25躯はないですね??
 CGで再現されていたのは下品上生図や中品中生図ですが、9段階でそれぞれ従えてくる菩薩の数が違うのでしょうかね???

 雲中供養菩薩はそれぞれ色々な楽器を持っています。
 全部で18種類あるそうですが、琴や琵琶、笙や鼓などの見知った楽器から、どんな音がするのか想像もつかないような楽器までありました。
 人の臨終に際して最後まで働いている感覚は聴覚とのことで、これは母親が亡くなる時に自身でも明確に認識しました。
 そういうことで、雲中供養菩薩は楽器を奏でながらお迎えに来る訳ですね。

 さて、自分は地獄には落ちないとは思うのですが、9段階のどの辺りかなぁ...(爆)

 宇治 平等院鳳凰堂 2014年11月21日(金)撮影

 
 この記事にて奈良・京都の古寺巡礼の旅は終了ですが、この旅行には余韻がありましたので、もう少し古寺巡礼の記事が続きます。




天授庵

2014-12-14 07:00:00 | 古寺巡礼
 南禅寺を拝観したあと、駐車場へ戻る途中で17時30分から天授庵(南禅寺の塔頭)のライトアップがあるという掲示を見て、折角だから見て行くか...
 と言うことで、開門まで40分程ありましたが、門前に並びました。全くの予定外の行動でした。

 日陰となった天授庵の紅葉ですが、綺麗なオレンジ色です。


 40分待った甲斐があって真っ先に入門出来たので、良い位置から人を入れずに額縁写真を撮る事が出来ました。
 この旅行でのベストショットかも知れません。(笑)

 この後は人波に押されるようにして縁側まで進み、ライトアップされた紅葉を見ながら天授庵の簡単な説明を聞きましたが、紅葉に見とれていて全く覚えていません。(;^ー^A

 南側のお庭です。奥には池があるようですね。
 遠方は寒色(今話題のブルーのLED?)で照明されていて、幻想的な雰囲気でした。




 東側のお庭です。
 左手に写っている門が1枚目の写真の門ですね。




 後から気が付きましたが、JR東海のTVコマーシャルやポスターに使われていたのが、このライトアップされた天授庵でした。
 そうだ、京都へ行って良かった。(^-^)

 京都 南禅寺天授庵 2014年11月20日(木)撮影



南禅寺

2014-12-11 07:00:00 | 古寺巡礼
 日にちが前後、場所もあちこちに飛んで、繋がりがだんだん読みにくくなってきましたが、左のカテゴリーを選択して頂ければそれぞれ順番に見られます。

 さて、京都での紅葉狩りはいよいよクライマックスです。
 金閣寺のあと、所用があって西本願寺を訪問し、大分日も傾いた頃に南禅寺へやって来ました。
 拝観締め切りまで1時間を切っていたので、急ぎ足です。(;^ー^A

 南禅寺の三門を東側から見上げると、逆光に紅葉が輝いていました。


 撮影順序が逆ですが、三門の上に上がって見下ろす天授庵の紅葉。
 後に此処を拝観することになるとは、この時は思っていもいませんでした。


 斜光で黄金色に染まる法堂。 


 方丈庭園は小堀遠州作と伝えられていますが、すっかり日陰になってしまい、奥の紅葉にやっと日が当たっています。

 ついでですが、この旅行では小堀遠州作の庭園をもう一つ拝観していますので、そちらも後日ご覧頂きましょう。

 六道庭の紅葉が西日に輝いていました。


 大分日陰になりましたが、同じ紅葉を別アングルで...


 京都 南禅寺 2014年11月20日(木)撮影


金閣寺

2014-12-08 07:00:00 | 古寺巡礼
 天龍寺から少し車を走らせて、金閣寺へやって来ました。
 幸い駐車場にも直ぐに入れ、時間のロス無く拝観が出来ました。

 金閣寺を訪問するのは何年ぶりでしょう。
 前回が記憶にありませんが、もしかしたらここも中学校の修学旅行以来か、あるいは大学生の時以来か...

 鐘楼付近は綺麗なオレンジ色に染まっていました。
 楓の紅葉は、濃い赤だったり、このようなオレンジだったり、黄色だったり、まだ紅葉していない緑が混じったりして、見ていて本当に飽きません。


 定番の撮影場所から水鏡を狙いましたが、池の鯉が泳いでいたのか、波立って綺麗な水鏡にはなりませんでした。

 昔はここから池の南側をぐるっと回れたような記憶があるのですが、現在は此処までで、この先(左手)は進入禁止です。

 日射しは弱かったのですが、流石に金の反射率は高いですね。


 池に写る紅葉。
 昔はこの対岸辺りから写真を撮った記憶があるのですが...


 おまけです。
 金閣寺門前の蕎麦屋で少し遅い昼食に食べたのは、にしん蕎麦でした。


 2014年11月20日(木)撮影

宝厳院と清涼寺

2014-12-06 07:00:00 | 古寺巡礼
 天龍寺の駐車場に車を停めておいて、近所を散策です。

 先ずはお隣の宝厳院(天龍寺の塔頭)、ここもお庭の紅葉が綺麗なところですね。





 この庭園ではライトアップも行っているようで、其処此処に照明器具があり電線が這っていましたが、日中に見るとちょっと無粋ですね。
 そういうものを出来るだけ入れないように撮影するのも一苦労でした。


 次はぶらぶらと人混みの中を15分位北の方へ歩いて、清涼寺を拝観です。
 
 本堂から寺務所へ続く渡り廊下。


 渡り廊下から見る庭園。

 境内の茶屋では名物のあぶり餅を頂きました。


 清涼寺から天龍寺の駐車場へ戻る途中、山陰本線の踏切が閉まりました。何が来るのかなぁ、と遠くから見ていたら、国鉄色の電車が下って行きました。(°0°)
 特急きのさき3号だと思われます。ちゃんとダイヤ調べておけばよかったぁ...

 踏切に近づくとまた遮断機が下りて、今度は上下の普通列車が通過しました。
 下りの方を1枚...

 バックの山は杉に混じって所々が綺麗に紅葉していますが、お天気がイマイチでちょっと冴えません。

 2014年11月20日(木)撮影



天龍寺

2014-12-04 07:00:00 | 古寺巡礼
 11月20日はいよいよ京都へ紅葉狩りです。
 奈良のホテルを6時半に出発し、7時半頃に天龍寺に到着しました。
 途中のコンビニで購入したサンドイッチと珈琲が朝食で、これらを車内で食していると早朝拝観が始まったようですので、急いで胃袋に押し込み...(笑)

 参道の紅葉です。
 早朝拝観なので未だ人も車も少なく自由に写真が撮れましたが、帰りのこの辺りはもの凄い混雑でした。


 先ずは講堂を拝観。


 手水鉢の脇には真っ赤な実を付けた千両が...


 庭園の写真を撮っている頃は薄雲が拡がってしまい、ちょっと残念。

 嵐山に朝日が当たった写真を撮りに、もう一度訪問したいところです。

 この後法塔の天井に加山又造画伯の手で描かれた雲龍図を拝観。
 何処から見ても自分が睨まれているように見える不思議な画です。
 写真撮影禁止ですので、天龍寺の公式HPでご覧下さい。

 京都 天龍寺 2014年11月20日(木)撮影


法輪寺と法起寺

2014-12-03 07:00:00 | 古寺巡礼
 斑鳩の里には斑鳩三塔と呼ばれる塔を持つお寺、法隆寺、法輪寺、法起寺があります。
 法隆寺は五重塔ですが、法輪寺と法起寺は三重塔です。
 現在は周辺が宅地化されていますが、昔は遠くからでもこの三塔が田園風景の中に見えたのでしょうね。

 法隆寺から歩いても来られない距離ではありませんが、夕暮れも迫っていたので、法輪寺の門前の無料駐車場に車を止め、先ずは法輪寺を拝観。


 この三重塔は昭和50年に再建されたものですが、白洲正子著「十一面観音巡礼」には再建当時のエピソード、熱心な若い宮大工によって再建されたことが書いてありますね。

 法輪寺のご本尊は薬師如来座像で、飛鳥時代の仏様ですから、法隆寺の釈迦三尊などと同じ渡来人の顔つきです。
 ただ、白洲正子氏も書いていられるように、今やご本尊は中央に安置されている十一面観音立像でしょうね。4m近い大きな観音様で圧倒されます。
 仏像の写真等は法輪寺のHPでご覧下さい。

 少し遠方から塔の写真を撮りたいと、法輪寺の周りをウロウロしましたが、綺麗に色付いた大きな銀杏の下でカメラを構えて居る方を見つけ、後方より一枚撮らせてもらいました。
 ただ、銀杏の下の方は既に山陰の中でした。



 法輪寺から東へ500m程歩いて法起寺へやって来ました。
 既に日は大分傾いて、拝観締め切り時間にギリギリでした。
 法起寺のご本尊も4m近い大きな十一面観音立像で、収蔵庫の中で拝観出来ました。

 西日に照らされる三重塔と柿の木。


 この後、前日目星を付けておいた畑道へ歩いて行くと、既に多くのカメラマンが撮影中でした。
 西の空には適度に雲があり、三重塔の綺麗なシルエットを撮影することが出来ました。


 もう一枚、茜色の空に浮かぶ法起寺三重塔。

 一見の客にしては良いシーンに巡り逢えました。
 これも観音様のお導きでしょうか...

 ホテルへ帰った頃はとっぷりと日も暮れて、ホテルの窓からはライトアップされた朱雀門が良く見えました。


 いずれも2014年11月19日(水)撮影


法隆寺

2014-11-30 07:00:00 | 古寺巡礼
 法隆寺は中学校の修学旅行で訪問して以来ですから、もうン十年ぶりです。
 夢殿を見た記憶だけはハッキリと残っているのですが、その他はもう記憶にありません。

 美術や歴史にはほとんど関心が無かった中学生の頃でも、法隆寺や聖徳太子の名前は知っていました。
 記憶は幼稚園の時に経験した花祭り(灌仏会)まで遡り、聖徳太子の名前を知ったのは多分その時です。
 甘茶をかけるのはお釈迦様ですが、当時は聖徳太子とごっちゃになっていたかも知れません。(^^ゞ

 閑話休題

 金剛力士像に守られた中門(国宝)。その向こうには五重塔(国宝)が見えています。


 廻廊(国宝)の向こうには色付いた銀杏。


 夢殿(国宝)の脇には綺麗に紅葉した1本の桜の木がありました。


 甍の波...夢殿と五重塔のツーショット。(中宮寺から撮影)


 帰り道、見事な紅葉に出会えました。


 奈良 法隆寺 2014年11月19日(水)撮影


室生寺

2014-11-29 07:00:00 | 古寺巡礼
 室生寺も5年前の春に訪問していますが、今夏に仙台市博物館で開催された「奈良・国宝 室生寺の仏たち」を見て、再び行ってみたくなり、今回の行程に組み込みました。

 室生川に掛かる朱塗りの太鼓橋を渡ると室生寺の表門です。
 「女人高野室生寺」と彫られた石碑(と言うのか?)が5年まえと違って新調されていますね。
 この付近は紅葉も見頃のようでした。


 室生川の上に張り出したかえでの枝は、日当たりが良いのでしょう、綺麗に紅葉していました。




 鎧坂のかえでは未だ青々としていますね。
 木によって差があるのか、日当たりの違いなのか...此処はもう少し先が良さそうです。


 金堂では仙台で逢った仏様たちに再会出来ました。
 以前よりも堂内の照明が明るくなったような気がして受付の方に伺ったところ、LED照明に変えているとのことでした。

 金堂は日陰ですが、バックの紅葉には良く日が当たっていて、金堂内の仏様を見える様に現像すると折角の紅葉が飛び気味です。


 灌頂堂(本堂)前にも綺麗な紅葉がありました。


 灌頂堂に安置されている如意輪観音菩薩です。(堂外から撮影)


 室生寺は紅葉する木がそれほど多くありませんが、五重塔付近には綺麗に色付いた銀杏がありました。


 参拝後、室生川を挟んだ反対側の山へ登ってみましたが、伽藍は木々に埋もれて良く見えませんね。
 左下の紅葉に囲まれた辺りが、1枚目の写真の場所です。


 駐車場へ戻る途中、地元の方と少しお話をさせて頂きましたが、今年の室生寺の紅葉はあまり良く無いとの事でした。
 確かに鎧坂付近はもっと綺麗に紅葉した写真を見たことがありますので、機会が有ればまた訪問したいと思います。

 奈良 室生寺 2014年11月19日(水)撮影