昨年の晩秋のこと。
小さな児童公園に1本の柿の木がある。
柿の木の実は年によって実のつき具合に差があるが、今季はことのほかたくさんの実をつけ、遠くから見るとまるで木が燃えているように赤い。
「楽しみだね。」と鳥見仲間と話していた。
もちろん、渋柿なのだと思う。どんなに人間の目には熟しているように見えても、初めは鳥たちはやってこない。
鳥たちは、どうやって柿の実が食べごろになったとわかるのだろうか。
ときどき味見に来るのだろうか。それとも、鳥たちは、熟し具合を目で見てわかるのだろうか。
ともかく、ある時期になると、いきなり鳥たちがたかるようになる。
初めはたいてい、ヒヨドリとメジロが来る。
嘴で皮の上からつっつき、破れた実をむしり取って食べるヒヨドリ
何度もつっつかれ、破り取られた実は食べやすい。
メジロたちは、ヒヨドリによく追い払われるが、それでも粘り強く食べにくる。
やはり初めは、とんがった嘴でつっついて皮をやぶる。
実は、破り取られた跡がいっぱい。
こちらも、何度も引きちぎられて食べやすくなった実に嘴を差し込んでいる。
これだけ実があれば、鳥たちも、それを観察する人間も、一冬楽しめるのではないかと思っていた。
つづく
小さな児童公園に1本の柿の木がある。
柿の木の実は年によって実のつき具合に差があるが、今季はことのほかたくさんの実をつけ、遠くから見るとまるで木が燃えているように赤い。
「楽しみだね。」と鳥見仲間と話していた。
もちろん、渋柿なのだと思う。どんなに人間の目には熟しているように見えても、初めは鳥たちはやってこない。
鳥たちは、どうやって柿の実が食べごろになったとわかるのだろうか。
ときどき味見に来るのだろうか。それとも、鳥たちは、熟し具合を目で見てわかるのだろうか。
ともかく、ある時期になると、いきなり鳥たちがたかるようになる。
初めはたいてい、ヒヨドリとメジロが来る。
嘴で皮の上からつっつき、破れた実をむしり取って食べるヒヨドリ
何度もつっつかれ、破り取られた実は食べやすい。
メジロたちは、ヒヨドリによく追い払われるが、それでも粘り強く食べにくる。
やはり初めは、とんがった嘴でつっついて皮をやぶる。
実は、破り取られた跡がいっぱい。
こちらも、何度も引きちぎられて食べやすくなった実に嘴を差し込んでいる。
これだけ実があれば、鳥たちも、それを観察する人間も、一冬楽しめるのではないかと思っていた。
つづく
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます