結局

シルビアを降りて、05年冬に待望のK-BUSは完成。

構想3年、製作2年と長編作品となった。

それからほぼ4年が経ち、そろそろ86復活を真剣に考えねば…

そこでまた悩む。

今までシルビアで自分が培ってきたレベル、自分の置かれた立場、これらを考えると普通のNAチューンでの86ではモノ足りない。

今さらセントラルで31秒、32秒の世界では通用しない。

こうなれば思い切ってターボ仕様かN2仕様。86で26秒とか辺りまで行ってみたい。

こんな構想が浮かんでた。

またまた悩む。

今から仕様変更して、セッティング出して…と、お金と時間がかかり過ぎる。

それならいっそのこと、出来上がった車をそっくりそのまま乗った方が手っ取り早いかも…

そういう考えも他にはあった。

この時、御年35歳。残りの30代で86でもう一花咲かせたいと思っていた。

その後しばらく休んで、40代には4ドアの四駆でファミリーカーとして軽い仕様の車がほしいなとも思っていた。

エボ6辺りのブーストUP程度で、程度のいいヤツでも出てくればラッキーぐらいの感覚で考えていた。

ちょうどその頃、ショップにFDとランサーがほぼ同時に下取りされてきた。

それなら、86はこの際とりあえず諦めて、四駆に乗るかぁ…

ってことでランサーを購入。

それが今のランサーである。

これがまたそこそこまでやってあったのだ。しかもエボⅧ。

タービンもベースはノーマル。外見も前周りだけキレイに仕上げてある。

早速セントラルへ。

4年ぶりに走ったけど、案外スピード感は取り戻せた。

それよりも、何じゃこの車。重い…

車を購入後すぐにGTウイングに変更、その後エアロをC-WESTに揃えて、後にトランクをカーボンに変更。

このまま勢いで…っちゅうことでFRPドアまで購入。

一気にやりたかったけど、時間とお金が…

まぁぼちぼちやったらええやろっちゅうことで、ドアは延期。

現在の仕様に至る。

あれこれちょこちょこっと修理なんかで色々かかったけど、今ではバランスもいいのか、タイムも伸びてきている。

できれば長く乗りたいと考えているけど、この先どうなることやら…

一方…

まだ1代目の86に乗ってた頃、96年に地元ではセントラルサーキットがオープンとなった。

その頃はまだ中山サーキットonlyと目標を決めてたので、最初はどうも思わんかったけど、徐々にタービン付の車も憧れつつあった。

2代目の86でガンガン行ってた頃、タイムも今ひとつ伸びない。

このままやっててもええんやろか…

そう言う気持ちがどこかにあった。

ちょうどその頃、地元の車屋にシルビアのS15の中古車が出てきた。

エアロも付いてるし、車高調も付いてるし、軽い仕様で楽しみ程度にええなぁと思って、ショップで話してると、「そんなん買うんやったら、うちのデモカー買わんかぁ」との声が…

結局、思い切って店のデモカーのS15シルビアを買うことになった。

デモカー製作のコンセプトが、「普段に買い物やデートなんかにそのまま乗って行けて、そのままサーキットを走っても速い車」ということで造られたもの。

タービンはT518Zと小さめながら、内装も取らずに、そのまま街乗りできる車だった。

こんな仕様で、当時セントラルでプロドライバーが乗って25"86という出来のいい車だったのだ。

買ってからの仕様変更は、左右フルバケとGTウイングぐらい。

初めて乗った時は、正直怖かった。ターボ車の加速感にシビレた。

早速、セントラルへとGO。初走行のタイムは…1'33"62

86の時より遅いやんけぇ。

何度か乗る度に徐々にタイムUP。結局、自分が乗ってのベストタイムは、セントラルで1'27"834、岡山国際で1'45"074。

この車で、04年マイスターカップでシルビアクラス(タービン交換クラス)のシリーズチャンピオンを取ることができた。

ここでまた悩み…

このまま同じことやっても、速くなるにはステップアップが必要やし、上のクラスに行けばまたそこで仕様変更が必要やし、壊れる所も増えてくる。

一区切りするかぁ。

ってことで、3年乗ってシルビアは売却。

ちょうどこの頃、K-BUSの製作にもとりかかっていたのである。

しばらくの間は、友達のお手伝い役なんかに回った。

それでも楽しい日々は過ごせたと思う。

そんな中で、どこかにまだ86復活の夢は消えてなかった。

しばらく休んで、86を復活させる。そう思って売れる部品は処分。

それからも時間は流れた。

いつしか復活する日を夢見て…

で…

このハチロクで最後のレースとなったのは、2004年の夏に岡山(当時はまだTIサーキット)で行われた「86王座決定戦」。

画像は2005年のパンフやけど、下半分は2004年当日のもの。

ちゃっかり写ってまっせ～

初めて86で走った結果、クラス5位、タイムは1'52"657。

当時のレギュレーションでスリックタイヤだったんだけどねぇ。

このレースを機にパッタリ動かしてない。

今では肝心部分のパーツは全て売払い、ガワタレだけになってる。

いつしか復活する日を夢見て…

そして

その後、次のレースカーはこれだ!

画像はVer.1。叩き出しフェンダー仕様。

元々、他のショップさんのN1カー。

それをAE111の5バルブスワップ、FRP化で燃料満タン車重800kg台に170PSオーバーと、至れり尽くせりの仕様。

こちらはVer.2。オーバーフェンダー仕様。

レビン＆トレノマガジンにも紹介されたことがある。

こいつで中山サーキットも何回通ったか…

当時、関西中心の「カーロード」って言う雑誌があって、「カーロード杯」ってのにも参戦してた。

あの頃は、ガンガンに行ってたなぁ。

今はガレージで眠ってる。

いつしか復活する日を夢見て…

その後

2年だけK-CARに乗って、ハチロクに乗り換えた。

あの峠にハチロクで攻める。

やがてハチロクでサーキットデビューを果たす。

元々トレノだった前周りをレビンに変更(残念ながらトレノ時代の画像はない)。

っちゅうのも、初めて走ったのは、岡山にある「中山サーキット」。

初戦、いきなり事故った。

レース中にぶつかったのである。

レースの厳しさを思い知らされた。

これがまたどっぷりの始まり。

ナンバー切ってレースカーに変身。

それから5・6年乗ったかな～

これまたレース中(正確には予選中)に大破。

その時、たまたま雑誌の取材でカメラマンが激写。

痛かった～

この車はこれにて廃車。

続いてもハチロクになる。

詳細は後ほど…