房総半島でゆっくりと丁寧に暮らす

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最近買ったもの

2013-03-01 | 
暦も三月に変わり、すっかり春めいてきました。



暖かい日は、沢山の水鳥の群れが北上していきます。

来るべき繁殖シーズンに向けて、ロシア方面に帰るのでしょう。


最近も相変わらず、古いもの、不思議なもの、我が家に仲間入りしています。^^

まずは、古い水差し。



売ってくれた人は、「どこの国の何かわからない」とおっしゃってましたが、おそらくこれは古代中国の彩色土器だと思われます。

パッと見、ラテンアメリカやアフリカを思わせる、大らかな造形や絵付けです。

しかし古代中国にもこういう土器文化があって、20世紀初頭最初に発見したスウェーデン学者の名前を取って、『アンダーソン土器』等とも呼ばれています。

時代は古く、なんと紀元前!



古い水差しの口や取っ手が壊れてないのは非常に珍しい。

なんで古いってわかるの?

『何でも鑑定団』なら真っ赤な偽物、お土産物のオチじゃないの?と思ってる人も?^^

昔から古いものを見て経験を積んでいるのもありますが、最近陶芸をやって(古いものを真似しようとして)確信していることは、古さには再現できる古さと、できない古さがある!



この裏側なんか新しいものと比べるとよく分かるんですが、全然違います。

長い年月の経年でしか出せない変化・・・

とか言って勘違いだったら爆笑ですけどね。^^


次は↓



誰?

こちらはお馴染みの(左)大黒さんと(右)恵比須さん!の、はず?^^

でも体型とか被りもんとか、全然違う感じですね~

何か帽子もお奉行さんみたい・・・

恵比須さんの抱えてる「鯛」なんか「本」にしか見えないし・・・(^-^;

でもひょっとして、あの典型的な恵比須さんのタレ帽子とか太めの体型は、江戸時代以降に確立したものかもしれませんね!?



と言うことは、この人達は室町以前からいる可能性も?

確かに竈や囲炉裏からの長年のススで、全身真っ黒です。^^


最後に、これが一番すごい!



1990年代の終わりに、平壌で発掘されたそうです。

陶製(ほぼ素焼き)禅僧の像ですね。

坐禅組んでます。



禅は唐(618-907年)の時代に中国で確立したものなので、唐から今の朝鮮である高句麗に伝来した頃の、歴史的資料価値が高いものかも知れませんね~

と、夢(想像)は広がります。^^

まだまだ家に不思議ものは増えてますが、ご紹介はまたの機会に。