≪1月1日の「ゆうちゃんの厄除け祈願」の追記≫
厄除け祈願のお下がり
杯は祈祷が終わって
お下がりの紙袋を頂いてから、
出口付近で巫女さんがお神酒を注いでくれました。
それを紙袋と共に頂いて帰りました。
そのときの
「かわらけはお持ち帰りください!」
という言葉が気にかかりました。
えっ?かわらけってあの投げるやつかな?
『かわらけ』という聞き慣れない言葉。
これは『お神酒』を頂く時などに良く使われる、
『素焼きの杯』の事を言います。
元々は鎌倉の武家社会で、
宴会用の使い捨て食器として作られた
のが始まりのようです。
鎌倉の遺跡からはこの『かわらけ』が
大量に出土されるようで、
当時の鎌倉の武家社会の象徴
ともいえるものなのだそうです。
また、かわらけの用途はほかにもあります。
その一つは燈明皿(とうみょうざら)といって、
かわらけに油を少し入れて、そこから
かわらけの口の部分に芯(しん)をのばし、
芯の先に火をつけて明かりをつけます。
燈明は神仏にそなえる明かりですが、
一般の室内にも使っていたと考えられます
(やきもの「かわらけ」HPより)
平泉町文化財センター(岩手県)様
化け猫が油をなめるシーン!
灯りを「ふっ!」と消すシーン!
子供の頃よくそれだけで、ぞくぞくしたものでした。
ほ~ぉ! そうだったのか!!
あっ、他にも塩を神仏に供えるときにも使っています。
意外と中途半端に知ってることってあるんですね。