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さあ~てと 帯しめましょか。

人生、山あり谷あり
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帯締め、気を染め、往きましょか・・・  ~part 2~   

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「ちょっと」はちょっと・・

2009年05月08日 18時15分00秒 | 本・言葉・古文書/草書 

「ちょっと」は百面相

 

「ちょっとない」=打ち消し+「枕ことば」の「ちょっと」

断定的な言い方が避けられ表現が柔らかくなり、

丁寧度が増し、会話の潤滑油の役割を果たす。

「ない」だけだと救いのない、思いやりの気持ち

に欠けた、無愛想で商売気のない表現になる。

 

「ちょっとない」=複合語として使われるとき。

「こんな機会はちょっとないから、頑張ってください」

この場合の「ちょっと」は強調の役割

 

「わからない」「ちょっとわからない」

前者は直截的な表現でそっけなく威張っているような感じ。

後者は人の心を穏やかにさせ、直接的な断定を和らげる効果。

この場合の「ちょっと」は「すみません」と解釈

 

「あの人はちょっと」

マイナス的価値評価(良くない状態)の意が強い。

何か言いにくい場合によく使用される、都合のいい言葉。

 

「ちょっと」+「ネェ」または「ナァ」

全面的否定の意味(マイナス評価がさらに強い)。

 

「ちょっとお先に」「ちょっと失礼」 

自分の行為を示す場合に「ちょっと」を添えると、

お詫びの気持ちを持たせたり、

相手の行為を誇張しない効果をあげることがある。

 

「ちょっと~してくる」「ちょっとそこまで」

時間・距離の長さを示すものではなく労力が

大したものではないことを伝えている。特に

話し手自身のことをはっきり伝えたくない場合にぼかす。

 

 「ちょっとお茶でも」「ちょっと一杯、いかがですか」

「ちょっと~でもしませんか」の慣用的な形は、

日本的な勧誘表現のひとつといえる。

「ちょっと」「でも」を併用することにより、

勧誘をだいぶ和らげることになる。

 

「ちょっとかして」「ちょっとお願い」

要件を依頼する場合。

「ちょっと」を使わないと、唐突で、相手の

何かを要求する意思がむき出しの印象を与える。 

 

「これはちょっとしたもの」「外国人にはちょっと難しい」

「少し」の意味を 示すよりも

話し手自身の判断を和らげ、場合によっては

「相当」の意味を持っていることがある

 

「ちょっと冗談じゃあない!」

「ちょっと!ちょっと!(強い口調に)」

人を非難する場合にも、

相手の行動を制止する場合にも、使用可能。

相手の言ったことを否定しつつ、

さらに注意を喚起させる力を持つ。

 

凄んでみても何事によらず、「ちょっと」を使う日本語の

表現では、怒りの気持ちも減量されてしまう。

これでは喧嘩にもならないわけだと、

来日して感心したことの一つだと

中国から来られた、彭飛(ポンフェイ)氏が書かれています。

 

 

『「ちょっと」はちょっと・・・』彭飛:著

 

 

「ちょっと」って前にもコメントで言われたこともありますが、

私の口癖でもあります。改めて考えてみると

本当にいろんな使い方してるなあと、驚きますね。

大阪にいる私など普通に良く使っています。

外国ではない表現の仕方だと感心されています。

 

 

コメント (2)
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小鳥遊(たかなし)

2009年05月08日 14時10分00秒 | 姓氏/珍姓・難姓・奇姓/地名

 

 【小鳥遊(たかなし)】

 

 小鳥遊という苗字は現在もある。姓氏の発祥は中世で本性は高梨。

清和源氏井上氏流の名族。「尊卑分脈」によれば「頼信(よりのぶ)

頼季(よりすえ)〈井上〉ー満実(みつざね)ー盛光(もりみつ)〈高梨〉」とあり、

信濃国高井郡高梨邑(むら)〈現:須坂市〉を領したことによる。

 盛光は長男に高梨、次男に鳥遊、三男に小鳥遊、四男に仁梨の姓

与えた(中興系図)。みな、よみはタカナシ。「鷹がいないので鳥ども

が楽しんで遊ぶ」の意。珍姓の横綱。

 

 

 

【(呂)中世の珍姓珍釈編】へ戻る。

 

2009-04-19 12:16:00(記)

 

 

 【追記】

『日本家系・系図大辞典』(奥富敬之著)によると、

「①清和源氏頼季流井上満実の子盛光が、信濃国

高井郡高梨(長野県須坂市高梨)を領して高梨氏を呼称。

元歴元年(1184)正月二十日、木曽義仲が戦死したとき、

その麾下にあった忠直は京都六条河原で戦死。

寿永二年(1183)閏十月一日、高信は備中国水島(岡山県

倉敷市水島)で能登守平教経に射殺された。

室町期に越後守護上杉氏の家臣。戦国期に小笠原家家臣から

徳川家康に仕え、政盛以降は江戸幕臣。(②~④省略)

⑤盛光の次男盛高が鳥楽氏を呼称、三男盛基が小鳥遊氏を呼称。」

とありました。また、ネットでは下記のようなHPも見つけました。

 

日本の苗字7000傑 【姓氏類別大観】

http://www.myj7000.jp-biz.net/clan/01/010/01009a.htm#003 

 

≪豆知識≫

小鳥はか弱いため、ゆっくり遊ぶことができない。

しかし、鷹のように強い鳥がいなければ、ゆっくり遊ぶことができる

だろう、ということで、「たかなし」と読む。

江戸時代の後家人や旗本を記録した資料にも残っている

歴史の深い姓。

 

分布とルーツがわかる 名字の地図』 盛岡浩著

(2009.5.8  追記)

 

 

 

いろいろと記述が出てきましたが、

真相というのがよくつかめないので、

諸説あるということでひとまず、追記のみしておきます。

その都度、資料を見れた時点で

訂正・修正していきたいと思います。

何か情報があれば、またお知らせ頂きたく願います。

宜しくお願いします。情報をありがとうございました。

 

 

コメント (5)
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