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さあ~てと 帯しめましょか。

人生、山あり谷あり
向かうはわが身の置き場所よ。
帯締め、気を染め、往きましょか・・・  ~part 2~   

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さっちゃんと父 ★ 21 ★

2008年09月13日 21時27分00秒 | 実家の想い出

帯ちゃんシリーズ、第三弾!

今回は、帯ちゃんことさっちゃん自身が想い出語りをしています。

少々の反対はあったもののなんとか結納も済ませ

とうとう結婚式前、この父子の会話は・・・さてさて・・・

引き続き、『 さっちゃんと父 』、どうか宜しく、お見知り置き下さい。。。

 

 

≪其の21≫ 嫁ぐ娘に・・・

 

「とうとうだね。」

「もうちょっとしか一緒におられへんねんなあ・・・寂しなるなあ。」

「でもまた、遊びに来るし、決心ついたら近くに来たらいいやん。

「そうやなあ。まだここで頑張るわ!離れたないねん。」

「うん、気が済むまでおったらいいやん。」

 

 

 

うちはお店をしてるわけでもなし、土地や山など継がせるものも

ないから一人娘だからといえど、別に家をでてもいい・・そう言っ

て長男である彼に嫁がせてもよいと、彼のご両親にはそう言って

いた父だった。しかし、やはり、親戚に同じ名前があるといえど

自分の名前が自分の代で消えるのは寂しいと言っていた。

けれど仕方がない、気にするなと。

お前が幸せになればそれが一番だと。


かわいがってもらわないとあかんで。それだけが心配や。

お母ちゃんがおらんから言うけどな・・・

初めての夜は・・・

    おーっと、そこまで言わずとも・・・    

        そんなに若くないし私ら・・・


「わかってるって!! 16~7の子供ちゃうし・・・」

  ・・・みなまで言うな、ちと恥ずかしい!

 

 

この年の頃の人はそこまで嫁ぐ時、言い聞かされてきたのだろうか?

止める私を無視して言いたいことだけ言って、しまいには

自分のことまで言いだした。印象に残ったのが、


「大の字で、『さあしいや!』にはちょっと参ったわ。

      ほんまに、色気もけったくそもない!」

 

・・・なんてことまで・・・おいおい・・娘にいうかあ!

     色気っと、φ(..)メモメモ。(何メモしとんねん!)

 

 だけど、好きだったんだよね。

      ふっふ~~んだ!なんとでも言ったんさい!!

 

嫁入り前の父子二人の最後の会話って、今までにないこと

しゃべってるね。・・・なあんかいいね。

 

えっ?普通、そんなことまでしゃべらんのんちゃう?・・・

      あれっ?  ・・・そうかなあ・・・

 

今日はパパって呼ぶのが似合ってるね。今さら、恥ずかしくって

呼べやしないけど、パパって優しくって素敵で可愛いんだね。

 

 

え。。と私は・・・直前の挨拶ってした方がいいかな。

「長い間お世話になりました。・・・」とかいうやつ。

 

え・・・と、どうしょうかな~ (^o 

     当日だと時間がないかも知れないな・・

            どうしょうかなあ・・・

 

 

 

 

images 

ソラログ

撮影:まーきー様

 

 

つづく。。。

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