今日は 五養 という言葉を知りました。
(浄土宗のお寺さんの作られた手作り新聞、「かんろ」より)
一、 栄養
栄養とは、体の糧となる食べ物、飲み物をいただくことです。
その時その時 の旬のものを いただく。夏は体温を下げてくれる
ものが多く、冬には、体温を上げてくれるものが多くあります。
季節に関係なくなんでもある時代だからと好きなものばかり食べた
り、また暴飲暴食はさけたいものです。
二、 休養
休養とは、働きづめにしないで時々は心身ともに休みを取ること
です。普段とは違う異質な時間を持って気分転換を図る。たとえば
ごろ寝を楽しんだり、散歩に出かけたりなどもよいかと思います。
貼りっぱなしの糸はすぐに切れてしまいがちです。
三、 修養
修養とは、人格を磨き徳を高めることです。
読書をしたり、また講演を聴き、運動をして心身を引き締める時間
を持つことが大切です。
四、 孝養
孝養とは、親の恩に報い、人々に感謝の心を捧げることです。
両親がともに亡くなられていて、文字通りの孝養はできなくとも、
せめて他人さまに喜んでいただけることを少しでも行う。
「お陰さま」に徹して「共生」を心がけることは、孝養の一つと
なるのです。
五、 供養
供養とは、亡くなった人々に真心を捧げて冥福を祈ることです。
この信仰が一番大切であり、これを抜きにしては、本当の健全な
人生を送れないことを忘れてはいけません。毎日、お供養する
ことで、心が休まることがあるかと思います。「おかげさまで」
生かされている自分というものを感じることができるかと思います。
また、亡くなった人だけでなく、生きている人々に、また社会にもて
る力を奉仕することで、健全な社会ができてくるのです。
五養健康法
健康を支えるには、普段から「養」の一字に
気を配る心がけが大切だと思います。
では、「養」とは何か?
まず、一つ目に栄養、二つ目に休養、
三つ目に修養、四つ目に孝養、五つ目に供養、
この五つに気を配ることが大切です。
この「五養」をこころがけ、自分も社会もすべてが
健やかに正しく明るくつとめていくことが、
本当の健康法ではないかと思います。