実を言うと・・・
結婚式を思い出すたび、私には辛いことがあるのです。
だから、お祝いもあまりしたいと思わないのかも知れません。
生年月日が同じで、背丈も同じ、考え方も同じという友達がいました。
高校の時同じクラスになった人でした。久保ちゃんと言います。
彼女によって私は一度目の変身ができました。というより、
潜在意識の中にある明るい部分を引き出してくれたのです。
私はこんなに自分がバカをやったりおどけたりできるとは、
思ってもいませんでした。本当に楽しかったです。あのころは・・。
5人グループは私が結婚したことで4人になりました。
いなくなったのは、久保ちゃんでした。
私は、自分の人生最大の行事の真っただ中で、気付かなかったのです。
結婚式にはちゃんと来てくれていたのです。
女性グループのお祝いと言えば、チェリッシュの
『結婚式のサンバ』が、歌われていた頃でしたね。
このときのみんなの笑顔は忘れられません。
そして、新婚旅行から帰ってきて、お土産を渡そうとして
電話をかけたり、家を訪ねたりして、行方不明になっていた
のが解ったのです。近所の人の話では、住所を隠しているらしい
とのことでした。予兆はあったのです。
何度か電話をしたとき最初は必ず無言だったのです。
私の名前を聞くと安心した声で応対してたのです。
後から思えば、身を隠すための準備をしていたのだろうと思います。。
何も言わず行ってしまいました。
幸せな私の顔を見ていたら、話せなかったんだろうな。
光と影があるように・・・
私が光をすべて吸収してしまったような気がして
・・辛かったのです。・・・胸が痛かったのです。
私は、あれほど後悔したことはありません。
・・・ それからです。
何かを感じたらすぐ行動しようと思うようになったのは・・・
特に、人と人との付き合いでは、明日でいいや!は、やめよう!
そう、決心したのです。
あれから25年になります。
私と同じように、
幸せな家族に囲まれていることを信じています。
久保ちゃん、今でもあなたは私の親友です。