goo blog サービス終了のお知らせ 

さあ~てと 帯しめましょか。

人生、山あり谷あり
向かうはわが身の置き場所よ。
帯締め、気を染め、往きましょか・・・  ~part 2~   

御訪問者の皆様へ

ようこそ、いらっしゃいました♪ いつも御訪問頂きありがとうございます。 訳あってコメント欄閉じていますので、《おしゃべり広場》は閲覧のみとなっております。 本年もよろしくお願いします。

      

看病記3☆4

2008年03月17日 14時11分00秒 | 看病記

私の人生の中での忘れられないことを、「思い出語り」として書いています。

今は、 『看病記3☆4』 高校1年生、冬休み前~春休みの時の話・・ 


 

 

第3部_4話 ≪再生不良性貧血≫

 

ある日、私が病室へ行くと看護婦さんが輸血の注射を刺している

ところでした。たぶん全血輸血だと思いますが、ビニールパックに

なっていて、上はつりさげられるようになっていて、

下の部分には、2ヵ所注射針を刺せる管が付いていました。

そのひとつの管から母の腕へと輸血されていました。

もうひとつの管には針だけ刺さっていました。

看護婦さんは、血液が入っていくのを確認すると、

声をかけて病室を出ました。

 

 

「しばらくしたら、拒否反応の発熱とか震えとかが現れる

かもしれないけど、あまりひどい時は呼んで下さいね。」

 

 

この日、何人かの人たちが病院へと集まってくれていました。

当時輸血は、枕元輸血はほとんど行われていなくて、

今の献血制度になりつつありました。

ボランティアで血を集めて、献血した人を優先に血液をくれる

(=献血手帳を見せて、代わりに血液をもらう)というものでした。

 

 

母の病気は、再生不良性貧血 というものでした。

当時、私への説明は、自分で血液が再生できなくて、

ーーつまり自分で作れなくて、貧血状態になるとのことでした。

治療で血液を自分で作るようになる場合もあるらしく、

少しづつ輸血しては、増えるか減るか試してだめだったら

輸血しなければならないらしいとのことでした。

 

このとき、私の頭によぎった不安がありました。

 

ーーーじゃあ、ずっと血を作らなければ、ずっと輸血するの

 

 

 

                                    つづく。。。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リンク