私の人生の中での忘れられないことを、「思い出語り」として書いています
今は、 『看病記2☆4』 中学1年生、秋頃の時の話・・
第2部_4話 ≪ギブスの中≫
今回の入院は4週間ぐらいでした。
複雑骨折ということ、年配ということ(実は母は姉さん女房でした)
を考慮して、少し長めに入院してました。
退院する3日前ぐらいにギブスを取ったのですが、一カ月ぐらい
そのままの状態だったので、かなり痒かったらしいです。
いつもそばに細長い棒を置いていました。
最初、何をするものかと思いましたが、
ギブスの中に入れて、痒いところを掻くのだとか・・
そりゃそうですよね三週間も洗えないのだから、
垢がいっぱいこびりついているのだろうと思いますよね。
実際はこびりつくより、鱗がはがれるような感じでした。
ところで、ギブスって電気のこぎりで切るのですね。
下に何もはさまずに、ガアーーって急に切り出されて
ちょっとぉ、大丈夫 と内心どきどきしてました。
パカッときれいに割れた時は、おお 凄い
と感心しました。
このギブス持って帰ろうと思えば、持ってかえれたのですね。
このときは父は「いらない」 といったんでしょう。
長男が一度、足の親指骨折したときは、頂いて帰りました。
でも、結局みんなに見せるだけ見せて、後捨てましたよ
ほかに使い道ないですよね そんなに綺麗なもんじゃないしね・・・
もうギブスが取れればあとのリハビリは家でも
可能なので、退院することになりました。
中学一年生の時の、母の看病生活は週一度程度でしたので、
気楽にできました。 その分、父が大変だっただろうと思います。
今回の収穫は、基本的な料理のノウハウを伯父さんから
教えてもらったこと。これにつきるでしょう。
ーーー えっ おかしいって・・
だって、母からは分量は目分量、切り方もざくざく(すべて)だったもん。
ほとんど、七輪に鍋かけたまま味付けする料理ばかり、
見よう見まねで作ってきてましたからね。(煮豆・煮物・佃煮など)
小口切り、イチョウ切り、みじん切り、短冊切りなど言葉にして
教えてもらったのは、伯父と学校教育においてだったはずです。
今は私のものになってますよ、---当然ですよ
次回より、第3部、【高校一年編】に移ります。
つづく。。。