のんびりまったりおばばな毎日

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3人育児奮闘中のつもり@横浜

遺伝子の功罪

2007-01-25 | 読むを楽しむ
息子ジェフリー・ダーマーとの日々

早川書房

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なんでこんな本を手にしたのか
犯罪者の親の懺悔を読むつもりなどなかった
でも懺悔じゃないなにか、があった。

自分の子どもの中に夫の、自分の、祖父の
私に関係するすべての人の遺伝子をみつけては喜ぶ
誰に似ていて、誰の子どもで・・・。
それを支えに育てているといっても過言ではない。
しかし息子が犯罪者になったら?
自分の中の遺伝子を責めるのではないだろうか
憎むのではないか
歴史に残るような犯罪を犯した息子の中に
父は自分の姿を見る。
その作業はまだ続くのだ。息子を失った今もなお永遠に。
科学を生業とした父親の観点が苦悩を深く感じさせた。

だから私は遺伝子に負けない育児をしたい。
遺伝子から抜け出して羽ばたいてほしいと。
そう願ってしまうのだ
病気も遺伝も乗り越えられる何かがきっとあると信じて