
前回の続き。
15時過ぎに避難小屋に到着した時点で宿泊予定者がいないということは、さすがに満員で狭苦しい思いをすることは無いだろうと判断し、避難小屋に泊まることに決めた。
荷を解き一番奥を陣取りマットとシュラフを敷く。まだ夕食にはちょっと早いが山頂に行く気もないのでとりあえず小屋の外にあるテーブルでビール風をイッパイ。奥多摩駅のスーパーで買って手ぬぐいで丁寧に包んでから三時間。まだまだ美味しいと感じられる冷たさ。

酒の量も限られているので一本飲んだところで少しあたりを散策することにした。石尾根ならではのマルバダケブキが所々に生えている散策路。やっぱりこの尾根はいいなぁ。
小屋に戻って料理用の水を汲みに行ったりしていると一組の登山者が避難小屋に来た。挨拶をして少しだけ話しをしてから私は夕暮れの景色を撮りに山頂方面へ。

奥多摩の山並みの先に富士山がのぞめる絶景ポイントまで行くとやや雲が掛かった霊峰が少しだけ姿を現していた。座り込んで撮影していると肌が露出した手足に大量のブユが。虫除けのスプレーを持ってくるのを忘れるとこういうことになるんだなぁ。
足元が暗くなりつつある中を慎重に小屋まで戻れば夕飯だ!もうあらかた準備は済ませたあるのだ。
つづく。