ボランティアフェスティバル

2011-11-16 21:24:42 | 看護/医療全般
  11月13日(日)全国ボランティアフェスティバルTOKYOという大会があって、心のケアに関する分科会で通訳をした。会場は青山学院大学の渋谷キャンパスだった。シニアの方々が熱心で、組織だったボランティア活動をして、どんどん成果をあげている。

 Ruth Campbell氏と一緒だった。20年前に日本でボランティアの話をしたとき、「日本にはボランティアは育たない」といろいろな場面でいわれ、理解できなかったそうだ。民生委員はボランティアだ。日本で見た民生委員からヒントを得て、ミシガン大学のターナークリニックという老年医学病院で、ピアボランティアという、高齢者のボランティアグループを立ち上げたとのことであった。日本のボランティアのミシガン大学での研修もかなり続いており、当初の受講生は、各地でボランティア団体を引張る存在で、講演活動も行っている。

 日曜日にフローレンス・ナイチンゲールについての講演がある。Ruthとその話をしていた。近代看護の創始者であるナイチンゲールは、医療や社会制度のための政策アドボカシー活動を行ったことを話したとき、ソーシャルワークの先駆者、ジェーン・アダムスの話題が出た。
 ジェーン・アダムスについては↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%80%E3%83%A0%E3%82%BA

 ナイチンゲールにしてもジェーン・アダムスにしても、politicalな要素が強く大きい。特に、看護やソーシャルワークは、それを確立させようと思うと社会変革の要素が関わってくるので、政治的な視点やアプローチがなければ叶わない。ただ問題は、それを基礎教育で教えていないことだ。これはcareについて教えるのと同等に重要なことであるのに。。。そのようなことを2人で話していた。
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