A cat on the Quilt

猫とキルトとテニス好き。日々思ったこと、感じたことを綴っています。

ブラックスワン・・・観ました

2011-06-09 | テレビ映画ネタ
娘が帰省していて、「私もブラックスワン観たかった!」と言うので、行ってきました。

もう一日2回上映なので、お客さん6名ほど。

こんなんで、この映画館つぶれないか?と心配ですが、よく考えたら、静かで映画に没頭できますね。

昔は満杯の映画館で、誰かのいびきの音や、お菓子の袋をがさがさ音や、咳払いや、下手すると字幕読めない子供に通訳する迷惑な親・・・が居たり、痴漢!!!なんていうのにも遭遇。

横道それまくり・・・でしたね

実はこのブラックスワン、予備知識無しの鑑賞でした。

・・・・以下ややネタバレ有りかも?・・・・



白鳥の湖がどんなバレエなのかもいまいち知らなかった。

オデット(白鳥)とオディール(黒鳥)を同じプリマドンナが踊ることも知りませんでしたーー

主役であるニナの母親が過干渉の、過保護なんです。

結構きついし、そのことに一切気がついてないのが、不幸というか(母親は限りなくしあわせなんだろうが・・・)

ニナは超まじめで、いわゆる良い子を演じるんです、母親の前で・・・いつまでもかわいい14歳の娘を。

バレエの実力も十分あるし、周りの評価も高いのでソリストの栄を受けるのですが、自己評価がめちゃ低い。

あこがれの先輩バレリーナの物をくすねたりします。

友達少ないし、暗いし、自分を表に出さない。

母親の言動も影響している。

「群舞のひとりで十分よ、四羽の白鳥が踊れれば素晴らしいわ・・・ソリストなんてなるには、あなた荷が重いだけよ。」

(・・・後々、この我が子を思う母の評価が実はニナに対する正しい見方だったです・・・流石母親!)

そして常に「私はあなたを産むためにバレエの道を諦めたのよ」と呪縛の言葉を繰り返す。

ライバルの出現やバレエ監督の圧力など、結局はニナひとりの思いこみと想像の世界で追い詰められていきます。

そしてニナは精神を病んで・・・・これがまあ、想像してるだけなんですが・・・怖い!!!

現実的なだけに、怖い!!!

日本の若い女性の間でニナを身近に感じている人が多いそうです。

解るなぁ・・・いわゆる良い子ちゃんなんですよ、ニナは。

それでいて完璧主義。

帰りの車で、娘と久々、激論でした(笑)











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