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古墳時代の赤瑪瑙勾玉問題・・・大首飾りプロジェクト

2018年03月10日 00時58分21秒 | ぬなかわヒスイ工房

赤瑪瑙勾玉の原石が国産品が流通しておらず外国産を使わざるを得ないと、大首飾りレプリカ作成プロジェクトの監修者である國學院大學の内川隆志先生に相談したら、研究室の棚に飾ってあった北海道今金町産の私蔵品を寄付してくれた。

大首飾りには18点もの赤瑪瑙製勾玉が含まれるのだ。


頂いた北海道今金町産の赤瑪瑙を帰宅後に確認したら、同じ原石が著作で参考品として掲載された貴重なものという事が解り、ご厚意に痛み入るばかり・・・。


嬉しい反面、その存在感に私レベルでは畏れ多くてカットする勇気が出ない。


北海道今金町産の赤瑪瑙の原石表面・・・国産のしっとりとした質感と発色を見ると外国産にも手が出ず困ってしまう。


本気になれば道は拓けると念じつつ、各方面に国産赤瑪瑙原石入手ルートを問合せしている。


奈良県立樫原考古館展示品の赤瑪瑙勾玉。大首飾りの赤瑪瑙はくすんだオレンジ色をしている。


かねてより古墳時代の赤瑪瑙製品の発色が原石そのものの色なのか?焼いて色を濃くしているのではないか?と疑問を持っており、出土数の多い山陰、近畿地方の学芸員さんに問合せしたりもしているので、瑪瑙問題だけでも多くの専門家の手を煩わせてしまって申し訳ない。


恩返しは結果を出すこと・・・やるだけのことはやる。





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