縄文人(見習い)の糸魚川発!

ヒスイの故郷、糸魚川のヒスイ職人が、縄文・整体・自然農法をライフワークに情報発信!

巫女集団ツアーin糸魚川・・・ヒスイとヒトのモノガタリ

2018年09月24日 07時58分47秒 | ぬなかわ姫

降水確率80%予報に関わらず、首都圏からの巫女修行グループの糸魚川ツアーは快晴に恵まれた。

晴天は、参加者17名の善男善女たちの功徳の由縁か。

 奴奈川姫、縄文をキーワードにしたヒスイとヒトのモノガタリがテーマのツアー。

 

モノとして「在る自然のヒスイ」から、ヒトを介して「産み出されたヒスイのモノガタリ」の探求が私自身のテーマでもあるのだけど、松尾芭蕉がいう処の造化(ゾウカ)に、その理解の糸口を見出している。

奴奈川姫ご自害の地と伝説のある稚児ケ池

糸魚川市街地の中央に鎮座する通称、一の宮は、天津神社として奴奈川神社を併祭する形態になっているが、本来は奴奈川姫を祀る奴奈川神社で、延喜式に記載のある由緒ある式内社。写真に写っている拝殿奥に向かって右が天津神社、左が奴奈川神社が祀られている。

ぬなかわヒスイ工房は千七百年前の奴奈川族の玉造遺跡「笛吹田遺跡」の真上にあり、勾玉や筋砥石、高坏、須恵器の破片など出土している。左手をあげて工房を案内している女性が、この旅のコーディネーターで私にガイドを依頼してくれた高島さんで、元モデルの別嬪さん。

 

枯山水は深山幽谷のコピーした自然のイミテーション?

活花は単に室内装飾なの?

否、ヒトは無自覚に造化の欲求を持っており、在るモノから新たに産み出すモノを創り出す。その欲求こそがヒトたる由縁・・・3日間に渡り、そんな私の想いを話したが、概ねは好評だったようだ。

移動には頚城運輸の貸し切りバスを利用したのだが、運転手のKさんがユーモアのある愛すべき人で、別れ際の挨拶ではやんやの喝采を受けていた。

風景や産物だけでなく、旅の印象はヒトの思い出が大事で、リピーターに繋がるので有難い。

親不知で日本海に沈む夕陽に間に合った。都会の人には感激の瞬間。


参加者各自の中に、ヒスイとヒトのモノガタリが始まるお手伝いができたのなら幸い。