シルバーリングと組合せた勾玉の評判がいい。
しかし外側を梨地仕上げ、内側を鏡面仕上げにしたシルバーリングの出来に満足できていない。
リングを楕円にしてみたパターン
梨地仕上げは問題ないのだが、鏡面仕上げ面は顔が写るものの完璧な平滑になっていないのか、どうも納得できていない。
カメラアングルもあり、鏡面仕上げにした内側の勾玉の写りがイマイチ。実物はピカピカなのだけど・・・。
勾玉は綺麗です(笑)
試行錯誤して及第点となり、5点を製品化したが、現在のレベルなら民芸品としての評価だろう。
首都圏の宝石業界では糸魚川ヒスイ製品は宝石として扱ってもらえず、民芸品扱いなのが悔しいではないか。
せめて工芸品、やがては美術品として評価されるまでを目指さないと、奴奈川族末裔として先祖に申し訳ない。
頂きは遥か上の雲に隠れて見えていないが・・・。
Cosmic eggシリーズは、高品質のヒスイだけ使っている。
ぶら下げると勾玉がリングの中をクルクル回るのがチャームポイント。
さて、なんでまたシルバーリングと勾玉を組合せたのか?
それは私が勾玉胎児説をとっているためで、胎児であるからには母胎を表現したいという閃きからなのだ。
外殻に囲まれた勾玉・・・外殻は母胎であるからには、外側を現世(ウツシヨ)、内側を常世(トコヨ)であるという事を明確にせねばなるまい。
原初の混沌とした宇宙を包む宇宙卵(Cosmic egg)であり、同時に死と再生を暗示する天岩戸神話の顕現でもある。
だから外殻の外は梨地、内側は鏡面仕上げにしてコントラストを明確にしなければならないのである。
そんな想いから、Cosmic eggシリーズと名付けたのだ。