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沼隈文化財研究所

「温故知新」
文化財を通して歴史を振り返ってみよう。
文化財です。歴史です。

備後「光照寺の文化財」絵系図を中心に

2008年09月11日 | 福山歴史研究(文化財と歴史)
先般、「沼隈郷土文化財研究友の会」の研修会に参加し、

備後「光照寺の絵系図」と宝光寺の絵系図「宝光寺絵系図A本」とが

並べて展示されて、龍谷大学の岡村喜史先生の解説を窺うことが

できました。

地元に居ても、両絵図を並べて観る機会はほとんど無いために、

今回の催しは、大変勉強になり、得るべき事が多数ありました。



(光照寺本絵系図:巻頭部分)



(宝光寺絵系図A本:巻頭部分)



(光照寺絵系図本:巻頭文の部分)



(宝光寺絵系図A本:巻頭文の部分)


(光照寺絵系図:絵の部分)


(宝光寺絵系図A本:絵の部分)


「光照寺絵系図本」と「宝光寺絵系図A本」、両絵系図を並べて比べてみると、

それぞれに特徴と違いが認められて、大変興味深く拝見することが出来ました。

また、中世における「絵系図」としては、最も古いものとの認識を示されて、

この様な絵系図が、備後の地に宝田院を含めて数本も存在することも

大変珍しいこと、と指摘をされました。

この機会を得たことにより、また新たな問題点も浮かび上がり、

今回のこの研修は、多くの収穫と新たな問題点の提起ともなった。

この機会に、古文書類の解説も受けることが出来ました。

古文書については、次に掲載したいと思います。

                  (文責:椿庵遍照)

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