沼隈文化財研究所

「温故知新」
文化財を通して歴史を振り返ってみよう。
文化財です。歴史です。

仁和寺と御室派のみほとけ 展示図録

2018年02月26日 | 福山歴史研究(文化財と歴史)
 東京国立博物館で開催中の「仁和寺と御室派のみほとけ」 展で展示図録を購入しました。  天平時代から続く仁和寺は、真言密教の名宝を数多く所蔵 され、質量とも群を抜くすばらしいものばかりです。  地方では、中々拝観が叶いませんが、少しでもその一端に 触れたいと思い、手に入れました。  展示図録でも、その迫力と魅力に引き込まれます。 ☆「仁和寺と御室派のみほとけ」展は、 (東京国立博物館で、平成30 . . . 本文を読む

『平家物語』の作者を追って

2017年03月29日 | 福山歴史研究(文化財と歴史)
 「沼隈と『平家物語』パネル展」から始まった、 『平家物語』の作者を追って、『平家物語絵巻』を頼り、 平家物語に関する資料を漁るようになり、 とうとう写真の様な書籍まで漁ってしまいました。  古代から中世にかけての日記類などにも、 少しでも手係りが有れば、探っています。  がしかし、中々確実な本題までは、 届かない五里霧中が続いています。  この旅は、一体どこまで続いて行くのでしょうか? . . . 本文を読む

復元なった「木造阿弥陀如来坐像」について

2016年03月21日 | 福山歴史研究(文化財と歴史)
 広島県福山市瀬戸町地頭分別所に存在する「阿弥陀堂」に バラバラな状態で発見され、それを地元有志の方々を初め、 多くの方々からの寄付により見事復元され、その「阿弥陀」さまを 広島県立歴史博物館へ寄贈されました。  それに合わせての講演会が行われ、県立博物館の白井さんと、 徳島文理大学の濱田宣教授との講演会があり、聴講に伺いました。  白井さんからの講演は、年輪年代法による「木造阿弥陀如来坐像」 . . . 本文を読む

復原なった「阿弥陀」さま

2016年02月23日 | 福山歴史研究(文化財と歴史)
 福山市瀬戸町に広島県重要文化財として指定されていた「木造阿弥陀如来坐像」が、 有志の方々の寄付により、復原されて広島県立歴史博物館へ寄贈されました。  その案内を受け早速、拝観に馳せ参じました。  なななんと、平安時代の「定朝様式」を目の当たりにした感動に打ちひしがれてしまいました。  まさか、この様な「ど田舎」(地域の皆様誠に済みません)に、この様な「御仏」が存在していようとは、夢にまで思 . . . 本文を読む

『平家物語絵巻』の世界

2015年08月26日 | 福山歴史研究(文化財と歴史)
 この度、急遽岡山市にある林原美術館へ足を運ぶ事になりました。  それは、現在取り組んでいる「平家とぬまくま」パネル展の準備を している最中で、どうしても気に掛かる事があり、それの確認と実物 の『平家物語絵巻』を観ておきたかったからです。  しかも、展示期間が、8月23日までとの事で大慌てで馳せ参じました。  岡山までは、いつもは車で行くのですが、今回は、 久し振りにJR山陽本線で伺い、 長いな . . . 本文を読む

「二子塚古墳出現の歴史的意義」講演要旨

2014年11月23日 | 福山歴史研究(文化財と歴史)
 「二子塚古墳出現の歴史的意義」   ー二子塚古墳とその時代展ー   に合わせて 平成26(2014)年11月16日(日)13:30~ 福山市しんいち歴史民俗博物館に於いて 講師:古瀬清秀教授(広島大学大学院文学研究科)  講演の内容は、参加者の皆さんと須恵器の型式から 二子塚古墳出土の須恵器と比較検討し、 年代の決定を行うユニークな話から入り、 続いて「横穴式石室」の型式も参加者の皆さんと年代の . . . 本文を読む

十二単の着装の実演

2014年03月27日 | 福山歴史研究(文化財と歴史)
 第11回ふちゅう歴史フォーラムにおいて、 府中市文化センターで、「十二単の着装実演」が あり、見学に参りました。  広島県和裁教師協議会の皆さんで復元された、 十二単を実際に着装すると言う企画自体が面白く感じ、 府中市文化センターへ足を運びました。  日時:平成26(2014)年3月9日(日)14:00~15:30  絵巻物などで、十二単を着飾った女御達の姿を拝見するが、 実際の . . . 本文を読む