ラジコンカーには多くのギヤを使いますが、スパーギヤとピニオンギヤはユーザー側が交換するので馴染みがあります。
それでも慣れないと種類が多いので間違えそうになります。
そもそもモジュールとかピッチ等は歯車の歯の大きさを表すそうですが、日常生活で使うことが無いので意味が解りません。
まぁ、ベテランでも分かったつもりでいるのですが、実際詳しくはないですね。
タミヤ製品は日本のJIS規格の0.6モジュールと0.4モジュールのギヤを多く使います。
他に旧車や一部の車種に0.8や0.5モジュールを使用します。
ピッチは京商製品や外国車が使うインチ規格の物で、国外ではこちらがメジャーです。
タミヤも競技用のTRFシリーズなんかで48ピッチを使うのは、世界規格だからでしょうね。
ここで面倒なのはJIS規格にもピッチ表記があり、インチ規格のピッチは略語で正しくはダイヤメトラルピッチとかいうらしい。
モジュールをピッチに変換すると(ピッチ=25.4÷モジュール)なので、0.4モジュールは63.5ピッチ、0.6モジュールは42.3ピッチとなります。
0.6モジュールと48ピッチの共用は無理ですが、0.4モジュールと64ピッチは近似値なので共用することが可能です。
無論もともと違う規格なので1%程ギヤ比がずれ、少しギヤ音が大きくなるようですが。
そしてピニオンギヤの取付穴もインチ規格の方が小さいようで、外国のピニオンギヤには日本のモーターシャフトに入りづらいものがあります。
交換用ギヤを購入する時に参考となればいいのですが。
タイヤを回転させ、トレッド面を削る機械をタイヤセッターとかタイヤカッター・タイヤトゥルーラーと呼びます。
実車用は馴染みがありませんが、ラジコン用スポンジタイヤには必須です。
スポンジタイヤの直径を変えたり真円度を高める為の、バイトを装備した旋盤型の機械なのでそれなりに高価です。
最近のラバータイヤは、手作業でトレッドの成形(バリ取り)するぐらいですね。
それだけにあまり必要性は感じないのですが、昔からやってるので一応持ってます。
意外と使うのはメッキホイールのタイヤ接着面のメッキ剥がし。
取り付け部品(ハブと呼ぶ)の精度次第ですが、副次効果でホイールの真円度も上がります。
タミヤの2ピースメッシュ(黒)にペイントマーカー(銀)を塗っただけですがなかなかカッコいいです。