釋守成の転居物語(旧タイトル・GONTAの東京散歩)

またまた転居を目論んでいます。
5年間で5回の転居。
6回目の転居の経緯を書いていきます。

青黛

2013年01月24日 17時54分35秒 | 演劇・演芸
青黛(せいたい)とは字のごとく、青い眉墨のことです。

時代劇で月代(さかやき・額から頭頂部の剃っているところ)を青く塗るのに使います。

今、宝塚大劇場では「ベルサイユのばら」を上演中なのですが、ジェンヌがインタビューの中で「久しぶりに青黛化粧をした。」と答えていました。
この場合は目の周りを青く塗ることです。

そういえば、昔の宝塚って目の周りは真っ青でした。
いつの間にか、自然な感じの舞台化粧になっていました。

1993年、宝塚大劇場の杮落とし公演「Parfum de Paris」で衣装デザインを担当した高田賢三氏が「ナチュラルメークで」と指示されたことを思い出します。
その公演の映像を見ると、まだまだナチュラルどころか青が目立ちます。
しかし当時の公演と比較すると、だいぶ落ち着いた色調です。

それがきっかけかどうかはわかりませんが、それ以降、組による差はありますが、徐々にナチュラルなメイクになっていきました。
口紅も真っ赤ではありません。
(ナチュラルといってもあくまでも舞台化粧ですよ。外出はできません。)

今回、「ベルサイユのばら」で青黛化粧をしているということは、「ベルサイユのばら」が宝塚の時代物であるということではないでしょうか。
あのコスチュームには、古典的な宝塚化粧でなくては釣り合いが取れないのです。

歌舞伎の化粧が、他の舞台の化粧とは明らかに違うのと同じです。

宝塚の忠臣蔵といわれる「ベルサイユのばら」、ここのところ不入りの本拠地宝塚大劇場も連日満員が続いているそうです。
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