点滴用の血管確保をミオがはずそうとするから
先生が可愛い包帯を巻いてくれたね。
でも痛かったね、ごめんね。
もう手も足も血管に針が入りにくくなって、イヤだったもんね・・・
はげた点滴の痕は治った?。
ミオのきれいな毛が生えてきたかな。
ミオがいた頃はさ
いつもすぐレナちゃんがミオの寝る場所を横取りしてたよね。
ベッドの窓際、枕の右横。
でもミオがいなくなって
レナちゃんは全然そこには寝なくなったんだよ。
だからね、レナちゃんに聞いてみた。
「レナ どうして? そこに寝てもいいよ」
そしたらジーっと見てた。
「もしかしてミオちゃんがそこに寝てる?」
目を離さずに見てた。
「レナには見えるんだ、いいなぁ
ミオちゃん尻尾パタパタしてない?」
尻尾の方を向いた。
いるんだねミオ。
ちゃんとそこにいるんだね。
会いたい、ミオに会いたい。
ミオに触りたいよ。