1991年11月24日
クイーンのヴォーカリスト、フレディ・マーキュリーがこの世を去った日です。
HIV感染合併症による急性肺炎、45歳の若さでした。
バイセクシャルを公言していたフレディ。
彼が関係を持った男性3人がエイズで死亡していました。
当時はまだHIV感染を公表するのはタブーとされていた時代です。
フレディも否定し続けていましたが、11月23日感染を公表。
やっぱり・・・という気持ちと信じられないような衝撃。
世界中が驚いたその翌日に彼がこの世を去るなんて誰も想像できなかったでしょう。
テレビのCMソングやドラマ主題歌としてクイーンの曲を耳にする人は多いと思います。
現代でも色褪せる事のない名曲ばかりです。
「ボヘミアン・ラプソディ」を初めて聴いた子供の頃、
その時の感想は「これって1曲? 何か変な曲・・・」
でもその曲こそが、20世紀のポピュラー音楽を代表する1曲とまで言われる通り
フレディの最高傑作だと思います。
バラード、オペラ、ハードロックの3部構成。
1975年、英国では9週連続1位を続ける大ヒットでした。
またフレディの死後、この曲の印税をエイズ基金に寄付する遺言を受け
再発売されたシングルCDは英国史上初の同一曲2度の1位獲得という快挙でした。
音楽家としてばかりでなく、グラフィック・デザインを学んだ経験のあるフレディは
その才能も発揮しています。
アルバムジャケットなどで見かけるクイーンの紋章もそうです。(※写真上部)
中央に図案化したアルファベットの「Q」を配し、
その上にブライアン・メイ(ギター)の蟹座を
「Q」の両側にはロジャー・テイラー(ドラム)とジョン・ディーコン(ベース)の獅子座を配し、
自身の乙女座を妖精として加えたフレディのデザインです。
フレディは愛猫家としても有名でした。
生前最後のアルバム「イニュエンドゥ」に収録された「デライラ」は
彼が特に溺愛した飼い猫ディライラの為に作った曲で
歌詞は猫へのメッセージで構成されているそうです。
また同じく収録曲「輝ける日々」のPVでは
彼が愛した6匹の猫たちが描かれたお気に入りのベストを着用しています。
しかしこの頃のフレディは既にかなり病魔に侵されていたようで
全盛期の彼とは別人のように痩せていて痛々しいほどでした。
アルバム最後の曲 「THE SHOW MUST GO ON」
虚しい空間 僕らは何のために生きてるのか・・・
・・・何が起ころうとも僕はすべてを運にまかせる
・・・僕は笑顔で立ち向かう 決して屈するものか
ショウは続いていく・・・
ほんの一部ですがそんな内容の歌詞です。
フレディは自分の死後、この曲が特別な意味を持つ事を予期しながら
歌ったのかもしれないと言われています。
まさに全身全霊を込めたフレディの絶唱です。
生きていればもう還暦も過ぎているフレディ。
その歌声を聴いてみたかったものです。
きっと天国でも歌っているでしょう。
そしてその傍らでは彼が愛した猫たちが彼の歌声を聴いているはずです。
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