3月2日(日)、もう一週間毎晩そうしていたように
その夜もホカペでみんなで一緒に寝ました。
朝方、レナの動く気配で目が覚めると
右腕で抱いて寝てたのが腰の横辺りまで移動していて
レナが寝ていた所は濡れていました。
全然匂いもしないおしっこ。
気付かなくてごめんねレナ、濡れて気持ち悪かったんだね。
そして改めて、やっぱりもう動けないのだと解りました。
前夜に一瞬頭を過った考えの通り
病院へはもう連れて行くまいと決めました。
3月3日(月)の朝、きつそうにしてるレナ。
でも少しもやつれたりはせず、いつものきれいな顔。
もう流動食も薬も飲ませませんでした。
レナの体力を無駄に消耗するだけに思えて
そっとしといてあげたかった。
レナ、お昼休みには帰って来るからね。
4匹での最後の写真。
今見ると、まるでお別れをしているみたいだね。
朝はきつそうにしてただけでしたが
お昼休みに戻ると呼吸がかなり乱れるようになっていました。
ずっとそばにいました。
その間にも目に見えて状態は悪化しているようでした。
意識はあるものの時々目が一点を見つめたままになったり
軽く一瞬だけど手足にピクピクと痙攣が来たり。
私はレナの顔の前で話しかけました。
レナに見えるように、レナに聞こえるように
レナが安心するように、いつものように笑って喋り続けました。
やがて事務所に戻らないといけない時間になりました。
夕方まではもうたぶん…
レナをひとりにしないよう枕元にレオの遺骨を置きました。
そして精一杯頑張って明るく言いました。
レナ? もしもレオが迎えに来たら
もうさっさと行きなさいよ!
ニャン ニャーン
レナは短く二回鳴きました。
あんなにいつも勝気だったレナが哀しそうに…
ごめんね、ごめんねレナ
そばにいてやれなくてごめん
心の中でそう繰り返しながら涙を堪えました。
じゃあね、レナ!行って来るね
いつも仕事に行く時のようにして部屋を出ました。
そしてそれがレナと私のお別れになってしまいました。
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レナの最期の声が忘れられません。
弱々しく鳴いたその声はまるで
「行かないで…」そう言ってるように聞こえました。
「苦しいの 助けて」と言ってるようにも。
あの声が頭から離れなくて
今でも思い出して一番辛いのはあの瞬間です。
ごめんねレナ…ってどんなに何度謝っても
謝り切れないような気持ちです。
レナを一緒に見送っていただいた皆さんには
最期の様子を知っていて欲しかった。
4月20日で四十九日。
気持ちに一つ区切りを付ける為にも、やっと書けました。
きっと今頃は、また大好きなレオと一緒にいられて
こんな得意気な顔をして
レオを独り占めしているのだろうと思いたい。
いいよレナ、しばらくはレオを独り占めさせてあげる。
私はリスで我慢するから…
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