NPO法人 ホスピタル・プレイ協会 -すべての子どもの遊びと支援を考える会-

本ブログは、チャイルド・フレンドリーな医療と環境の実現のためホスピタル・プレイに関する情報を発信しています。

【開催報告】であいにかんしゃするつどい

2017年04月25日 | 日記
当法人ではタケダ・ウェルビーイング・プログラム2015
【長期療養の子どもたちに”生きる力”を】の助成を受けて
ホスピタル・プレイによる在宅支援システムの構築に取り組んでいます。

高度な医療的ケアを必要とする子どもたちが、入院から在宅へと移行されている中で
医療的ケアや介護に加え、子どもの遊ぶ権利を保障し、家族の負担感を減らし、
子どもと家族の関係性をよりよくするための専門的遊び支援(ホスピタル・プレイ)による
在宅支援システムを構築することを目的としています。

今回の事業に賛同し協力してくれて、HPSの在宅支援を受けている子どもときょうだい、家族を招いて
4月1日(土)に静岡県立大学短期大学部 音楽・ダンス室で
わたしたちHPSと出会い、つながってくれた子どもたちへのかんしゃのつどいを開催しました。

大阪とはスカイプでつながったり、
退院当日に小牧から参加してくれたうたちゃんときょうだい、ご家族のみなさま、
入院中だったために、きょうだいとお母さんが代表で参加してくださったり、
1月21日のシンポジウムで登壇してくれたご家族、
また地域の療育施設やデイサービスのスタッフの方など、
15名のみなさまにご参加いただきました。

  

参加してくださった方から
・とても感慨深かったです。
 こどもたちの成長を支え、共に喜んでくれるHPSの存在に改めて希望を感じました。
 この取り組みが全国に広がることを、こころから期待いたします。

・HPSの在宅のときに、子どもの反応がいいことを家族に伝えても、
 話を盛っていると言われて、悔しい思いをしていました。
 だから今日は家族で参加したかったんです。
 HPSが話しかけてくれたときの反応を見て、家族が驚いたいたのがうれしかったです。
という感想がありました。

つどいのなかでは、在宅支援を受けている子どもと家族が
他の子どもや家族とつながるきっかけも作ることができました。

ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました。

【報告】ホスピタル・プレイによる在宅支援システムの構築 第5回委員会開催

2017年04月25日 | 日記
すでにブログ内でもお知らせしていますが、
当法人ではタケダ・ウェルビーイング・プログラム2015
【長期療養の子どもたちに”生きる力”を】の助成を受けて
ホスピタル・プレイによる在宅支援システムの構築に取り組んでいます。

高度な医療的ケアを必要とする子どもたちが、入院から在宅へと移行されている中で
医療的ケアや介護に加え、子どもの遊ぶ権利を保障し、家族の負担感を減らし、
子どもと家族の関係性をよりよくするための専門的遊び支援(ホスピタル・プレイ)による
在宅支援システムを構築することを目的としています。

ご報告が遅くなりましたが、ワーキングメンバーによる第5回委員会を3月10日(金)に開催しました。

第5回委員会では、1月21日(土)開催の第9回HPSシンポジウム&ワークショップの開催報告、
在宅支援の途中報告と報告書の取りまとめについてのお知らせ、
聞き取り項目の再確認、4月1日(土)のであいにかんしゃするつどいの開催概要確認、
今後のスケジュール等について活発な話し合いが行なわれました。


当日の資料はこちらからご覧いただけます。

■ 議題

□ 今後のスケジュール

■ 議事録


また今回の助成事業が次年度も継続することが決定しました。
1年目は医療的ケアが必要な子どもの年齢、発達、ニーズに見合った
遊び支援の内容を系統的に整理していきます。
その成果を踏まえ、2年目は小児専門病院、療育通園施設などとの連携を深め、
在宅支援のあり方をチャート化していきたいと考えています。

【報告】関東ブロック4月定例会

2017年04月25日 | 日記
4月8日(土)、都立小児総合医療センターで関東ブロックの定例会が行われました。
参加者は、17名。

今回は、関東ブロックの年間計画を皆で立てていきました。
5・6月は、講師を招いての勉強会。
9月はメンバー各自の活動報告会、12月はHPS国際シンポジウムの準備、
3月は、病児の遊びとおもちゃケアへの参加。
また、10・11月あたりはワークショップへの参加も意識して、と。
全てに全員が参加するのは、難しいですが、職場での休み希望を出す上でも、
年間の見通しを持っておくことは大切です。

その後は時間の限り、各自の現場の近況報告・話したいこと・聞いて欲しいことなど伝え合いました。
例えば
▶障がいをもつ子どもの母親が第2子を妊娠。
HPSに対して親族から、この親子に第2子に関わるような接し方は控えて欲しいとの依頼があった。
HPSとして何か出来ることは?と考えた結果、親族からの依頼も含め、
今のタイミングでは控えておこうと判断したが、皆だったら、どうしたか?意見を聞かせて。

▶この4月から異動となり、仕事の内容がガラリと変わった。
関わる子ども・家族の状況が以前の職場と全く違うので、
職場環境に慣れるのはもちろん、HPSの視点で何が出来るか?を考えていきたい。

▶新たな職場に就職したが、思い描いていた職場の雰囲気と違う面や、
周りのスタッフとの温度差を感じ戸惑っている。頑張りたい気持ちはあるが、何から始めれば良いか…
などなど。

新たな環境に踏み出した時の思いや感じ方は、人それぞれ。
悩んでいる時は、考えれば考えるほど焦ってしまい、心も体も身動きが取れなくなってしまうことが。
アドバイスが責められていると感じてしまう時も。私にはありました。
各自の経験や悩みを伝え合い共有することで、ひとり一人の気持ちがちょっと軽くなったり、
励みになったりする場にもなる。
私は関東ブロック定例会の良さだと思います。


関東ブロック ブログ担当くっちー