NPO法人 ホスピタル・プレイ協会 -すべての子どもの遊びと支援を考える会-

本ブログは、チャイルド・フレンドリーな医療と環境の実現のためホスピタル・プレイに関する情報を発信しています。

静岡で遊育支援ワークショップ開催します

2016年02月05日 | 日記
来る2月23日(火)に静岡県立南部特別支援学校で遊育支援ワークショップを開催します。

ご案内チラシはこちらをご覧ください。

病気や障害があっても、子どもも大人もみんな遊びでつながろう!をテーマに、
ホスピタル・プレイによる遊びのワークショップです。

みなさまのご参加、お待ちしております。


*ピーナッツアレルギーの子どもが参加しますので、当日の朝はピーナッツを召し上がらずにご参加ください。




第8回国際シンポジウム&スキルアップ講座にご参加くださった皆様へ

2016年02月01日 | 日記
実り多かったシンポジウム、そしてスキルアップセミナー、ありがとうございました。


1月23日、そして24日と両日合わせて256名の方が、静岡県立大学短期大学部集まってくださいました。

皆さん、病児や障害のあるお子さんへの遊びを用いた支援に関心を持っている方々だと思います。
HPSと看護師や臨床心理士、特別支援学校の先生方やCLSの皆さんが交わりともに学ぶ場が提供できたことを
うれしく思っています。

専門多職種連携と叫ばれて久しいですが、実際のところ日本では、Professional Jealousyが
連携そのものを阻んでいる状況があるように感じています。
このProfessional Jealousy を克服するためには、だれのために何の理由で活動を行っているのかという
目的の明確化、分かち合う精神に基づく相互交流と理解を深めることが、必要不可欠でしょう。
専門職のための専門職ではなく、子どものWell-Beingための専門職であるということを思い出すときが
必要だと私自身も感じています。
小さな点のようだった活動が少しずつ広まり、1つの面になりつつあることを感じています。
皆さんとともに、面を広げ、深みを作り、そして立体化していけるように、これからも努力していきたいと感じた2日間でした。

寒波が到来した厳しい天気の中、本当に集まっていただきありがとうございました!






エマ先生の講義が終了しました。

スキルアップセミナーの講師も務めてくれたエマ先生は、その後1月25日から第11期の養成講座の講師も
担当してくださいました。
5日間続いた講義は多くの実践的な内容で構成されており、多くの受講生の笑顔を生んでくれました。
同時にHPSという役割の厳しさも学ぶことができたと思います。
エマ先生、ありがとうございました。


松平千佳

1月24日(日)第4回スキルアップ講座を開催いたしました

2016年02月01日 | 日記

1月24日(日)静岡県立大学短期大学部にて、第4回スキルアップ講座を開催いたしましたので、ご報告させて
いただきます。
当日は、全国から112名のご参加がありました。
多くの皆様にご来場いただき、本当にありがとうございました。


 

今回の講座のテーマは、「バームンガムこども病院のホスピタル・プレイから学ぶ 医療的ケアを受けながら
生活する子どもも いのちの終わりを迎える子どもも すべて遊びで支えよう」でした。

講師は、イギリスのバーミンガムにあるバーミンガムこども病院から来日した上級HPS Emma Eardley(エマ)です。

エマは、HPSとして小児がん、幹細胞移植、血液腫瘍、網膜芽細胞腫、泌尿器術、リハビリテーション、頭蓋顔面外科手術、
一般病棟と多岐にわたる経験を積んできました。

当日は、バーミンガム子ども病院におけるHospital Playの支援方法、いのちの終わりに直面した子どもへの
遊びを使った社会的心理支援、きょうだいとの協力の大切さ、悲しみに対処する方法などを
エクササイズを交えながら教えて頂きました。



参加者の皆様からは、
・エマ先生の子どもへの温かさ、揺るがなさがとても伝わってきました。
・HPSの支援方法をたくさん知ることができて良かったです。具体的な遊びの方法も勉強になりました。
・日頃の活動に戻ったら即実践できる、新しいツールや技術、知識を習得できました。
・レジリエンスの形成を支援する役割やビリーブメントケアの役割を学ぶことができ、今後の実践につなげていけると感じました。


などの感想を頂きました。

また、「"いのちの終わり"の時期のかかわり方をもっと学ぶ機会が欲しい」「静岡以外でもこういう講座が開催されると良い」
といったスキルアップ講座の開催回数の増加を求める声もありました。

死に直面する子どもに対する支援、グリーフケアを一日で学ぶことはできず、
どうしても理論や倫理的問題を取り上げる必要があります。
本法人としてもこのテーマをもっと深く学び、皆さんに提供できるよう、準備して参りますので、
次の機会を待っていてください。